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2016年05月10日19:17

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スポーツによる膝の痛み/内側のコックン音/棚障害/横浜市鶴見区

棚障害〔タナショウガイ〕 

http://aozora-youtsu.com/2009/08/post-e978.html

棚障害の症状

棚障害はスポーツ障害としてよく見受けられます。

スポーツ時などに、膝の皿の内側に痛みやひっかかり感がある
→膝を曲げると痛みが強くなる
膝の屈伸(くっしん)運動をした時や、椅子から立ち上がる時などに膝に何か挟まるような感じがする
→その際に膝の内側が「コキッ」「コツッ」といった音がすることもある
膝の皿のあたりに違和感や重苦しさを感じる
患者は10〜20歳代の若い人に多く、男性よりも女性の割合が高いです。

<発症しやすいスポーツ>

バスケットボール、バレーボール、水泳、ハンドボール、野球、陸上競技など
この場合での発症形態の典型は下腿長軸から急激な外的ストレスが瞬間的にかかった時です。例えば、水泳でターンをするときに距離感を間違い、壁を強く蹴り過ぎた時や、バスケットボールやバレーボール、ハンドボールなどのジャンプした後の着地での下からの衝撃です。

棚とは、

内側翼状滑膜ヒダが人間の進化の過程で後天的に硬化したもので(二本あしで立ち易いように)、正式には、膝蓋内側滑膜ヒダのことですが、一般名称として棚(タナ)と呼ばれています。

この棚の大きな特徴は、膝蓋靭帯の代償組織であると言う点です。

例えば、膝蓋靭帯に物理的な危機が迫ると膝蓋靭帯を守る為にこの棚が自らを損傷し、ダメージを自分のところで食い止めようとします。

更に、この棚は半月版と膝蓋軟骨を守る役目も合わせ持っています。どうやって守るかと言うと、これらの組織に急性、慢性を問わず強いストレスがかかると自分の閾値を下げ、下腿の支持力を低下させます。

この急性のストレスとは瞬間的な外力のことであり、他方慢性的なストレスでは関節変形などがこれに相当します。

この特性はこの棚がもともとは関節内の滑膜ヒダであったことに由来しています。


棚障害 発症の背景

棚障害はスポーツ障害としてよく見受けられます。この場合での発症形態の典型は下腿長軸から急激な外的ストレスが瞬間的にかかった時です。

他方、変形性膝関節症が初期段階から本格的化し始める時にも多発します。

これは変形性膝関節症の特徴である局所的骨代謝異常を少しでも緩和しようとする為や、膝を守ろうとして筋肉への負担を軽減するために動きの制限をかけるからです。

いずれにしても棚障害は、下腿長軸からの負荷が直接、膝関節にかかった時に発症リスクが高まり、それが限界を超えた時に発症します。

ちょっとした負荷で棚障害は発症します。

しかし、そのおかげで重大な疾患を避けられている訳です。

膝蓋靭帯の断裂をめったに見ないし聞かないのは、この棚のおかげです。

棚障害 施術のポイント

棚障害の施術は膝を屈曲位にする手法はなく、それは禁忌です。

棚障害の施術の鍵は第一が腓骨筋群へのアプローチです。

次が他の下腿筋群のアプローチです。

下肢筋群の等尺性へのフィードバックは腓骨筋群がかけます。

下腿筋群の他の筋群への手技アプローチはそれを円滑に行うためのものです。


http://aozora.jisseki.net
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