［趣味］SKET DANCE

勝手に週刊連載TL「俺の本棚」、第10回。
今回はこちら。

堅いのばっかり書いてると肩が凝るから、時々は漫画も挟んでいく感じで。


篠原健太作「SKET DANCE」。
学園生活支援部、通称「スケット団」の活躍を描いた学園モノです。
「銀魂」の空知さんの弟子だけあって、シリアスとギャグのバランスが絶妙。
とことん笑わせて、とことん泣かせに来ます。
スケット団の3人、ボッスン、スイッチ、ヒメコ。
それぞれなかなかにヘヴィな過去を背負っています。
特にスイッチは、ある事件をきっかけに自らの声で喋ることを止め、パソコンの合成音声ソフトを使って日常会話をするキャラクター。
総じて見れば、この全32巻の物語の一番の主人公はスイッチであり、彼の再生譚だと言っても過言ではないでしょう。
事件を境に自らの「スイッチをオフ」した彼が、再び「スイッチ・オン」になる最終回前のエピソードは、ファンの間では伝説になっています。

惜しむらくは、「デビュー作がヒットしてしまうと自作で苦しむ」というジンクスに、思い切りハマってしまっていることでしょうか。
才能がある漫画家さんだと思うので、いつかまた作品を読めるのを待って居るのですが…。