評価が嬉しい

新築マンション　

仕事場の近くに１０階建の
新築マンションが出来た。

もともとの地形は急坂だったが
坂の下の土地を手放す人があって、

マンションは、後楽園駅と同じ高さの部分を玄関にして
エレベータで上がって横移動すれば
坂道を上がる必要は無い

坂の上の広い部分は長い間　広い駐車場だったから、
なるほど〜
うまく作ったなあ・・・と感心していたら

松ちゃん「あのマンション取り壊しになるよ」

私　「え〜っ　なんで？」

松　「違法建築らしいよ」

私　「そんな・・・でかいマンションだから　工事期間も結構長い事かかっていたんだよ。一方通行の狭い道しかないから、　許可取って春日通りからダンプを逆行させてガードマンがたくさん誘導についてたし・・・」

松　「うん　でも元々近所から反対されていたしな。もう頭金を払いこんだ人もいて大変らしいよ」

私　「だって　建築許可がでたから工事にはいったんじゃないの？　その時　違法だってわからなかったの？　反対してる人が　あれこれ調べて　欠点を見つけたのかなあ」

まあマンションって　地元での評判は悪いからねえ・・・

すぐそばに、見ず知らずの、あまりフレンドリーでもない人が
何十世帯も同時に住み始める・・というのは。

それにしてもなあ・・
欠陥住宅でもないものを・・
ああ、もったいない！！

喜ぶのは　取り壊し業者と建築業者か・・・


　　　栽培　

室内の窓際で育ててきたイチゴの苗が大きな実をつけた
でも　なぜか葉がベトベトしてきて
虫かなあ　なんだろう　消毒が必要？

お店で相談したら　あっさり
　
「ああ、外に出せばすぐ治るよ」

まだちょっと　寒いけど
先月、思い切って屋上にあげた
　
こんな寒くて大丈夫かなあ
今まで大切にしすぎたかなあ・・・
（まるで可愛い子には　旅をさせろ　の心境）

にみり　が喜ぶだろうと思ったが
自分でハサミで切り取るのは楽しかったらしいが
なんだかイマイチの反応

私が期待した反応は　母から来た

母　「よくここまで育てたねえ。」

そうなのよ！

店で売ってる　１パックの大きさの揃ったイチゴとは
ワケが違う

昨年の親イチゴのランナーの先にポツンと付いた
小さな緑色の新しい芽を大事に大事に育てて

暑い日差しから守って夏を越し、
水の大好きな苗の為に　水やりを欠かさず
秋に白い花が咲いて
暮れから　実を収できた

しかし、やはり季節というのは凄い
これだけイチゴが立派に大きく赤くなるには　
季節がちゃんと巡る事が必須条件だった

もう気が済んだから　今年の冬の室内でイチゴの栽培はしない

路地もの（屋上で冬を越した本来の育ち方のイチゴ達）
は、今やっと白い花をつけ始めたところ。

何日かに一度　数個ずつ収穫するイチゴが、
母のデザートにちょうどいい

「甘い　おいしい」と言いながら
母の口の中に消えて行くイチゴが
一番　見ていて嬉しい

それが　にみり　では無かったのが自分でも意外だった。

母の専門はミカンだが
何かを育てた経験のある人にこそ
値打ちがわかってもらえるもんだなあと思った。