おととしのトーキングブルースで何と言ったか。
「言えるときに、考えるられるときに、
死んでいった人の魂のことを思い、
残された近しい人たちの気持ちを察して、よし、
整理したひとことを、ぶつけられるというときは、その一言を発することができるようになりたいと、
真剣に今、決意したところだ。
おれが生きている限り、それが出来なかったら、俺が生きている意味が無い、
それが俺の役目だって悟ったんだよ。
みんないいか、よーく俺を見ててくれ、
俺がそのことができるようになるのが先か、
俺の賞味期限が切れて、切れちゃうのが先か、どっちか、よーく見ててくれ。
だからまた、あさって、月曜日9時54分から俺を見ててくれ。」
「いいんだ別にそれで。いいときだけのテレビ局ってのは、フリーになって30年だから、よく
分かってるから俺の商品価値が落ちると判断するところまでギリギリまで頑張るしかないんだ。」
古館キャスター最後の報ステ「言うべきことは言う」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=3925307
もちろん、辞めるのは、テレビ朝日にとって、古舘伊知郎の商品価値、賞味期限が(報道に関しては、テレビ朝日の作りたい報道としては)落ちたから、
「いいときだけのテレビ局」ですから。
昔のトーキングブルースでは、「テレビ局というお座敷に呼ばれる電波芸者です」とも言ってましたし、
テレビ局にとっての商品価値、が、切れてしまったから辞めるのでしょう。
早河会長は、「お互い納得して決定した」と言っていますが、その通りでしょう。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=3921424&media_id=8
ここで揉めてテレビ朝日出入り禁止になっては、
今後のお仕事に支障が出ますから。
報道を降りる代わりに、揉めずに、報道以外のお仕事をテレビ朝日でできる状態で辞めるのは、
誰も文句ないところでしょう。
「12年間やらしていただいて、私の中でも育ってきた報道ステーション魂というものを、
後任の方々にも是非引き継いでいただいて、言うべき事は言う、多少厳しい発言でも、言っておけば、間違いは謝る。
その激しい発言というものが、実は後年に経って、あれがきっかけに議論になって、良い方向に向いたじゃないかと、そういう事柄もあるはずだと信じてます。」
これは、相当に、勇気が要ることばだと思います。
まさに、高市早苗も見ている報道ステーションで、電波停止を盾にされた状態で、
言うべきことを言うことは、勇気だと思うんです。勇気をもって発言をすることは、トーキング・ブルースではなく、トーキング・ブレイブ、勇敢な話と言っていいと思うんです。
「政権からの圧力」というキーワードは、まさに古舘さんと古賀さんの激しく厳しい発言が
きっかけになって議論になって、
高市早苗と川崎二郎が悪い方に向いてます。議論にはなりましたが、、、
そういう事柄もありますね。
自民党情報通信戦略調査会の圧力で、古舘伊知郎は降板されました、とは言いません。
”情報通信戦略調査会の厳重注意、電波停止を盾にした古舘降板は、いわゆる事実上の政府からの圧力とみられています”と言わないと、
自民党情報通信戦略調査会の議員の経歴が傷ついちゃうから、二重三重の言葉の損害保険をかけなければ報道できないんですね。
私も報道のはしくれですから、二重三重の言葉の損害保険をかけます。
なぜ、古舘伊知郎は圧力はないと最後のコメントで言ったか分かりますか?
AERAのインタビューで、古舘伊知郎はおととし、こうも言ってました。
「基本的に本当のことを言うと世の中、糾弾されるじゃないですか。ガリレオ・ガリレイ以降。」
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