シェルターの#5000を入手しました。
昨年#9000とHARMONYを導入したので一段落、のはずでした。
でも持っていないものはだんだん気になります。
5000てどんな音がするんだろう、生産中止から3年以上経っていて、どこも在庫なく取扱い打ち切りだな…と思っていたところ、●品館のサイトで見つけてビックリ、約4割OFF、ということで後悔先に立たず、即決です。
早速使用開始です。
シェルはマイソニック、リード線はモスビンさんによるPC-TripleCの撚り線/EVO�兇任后�
巻き線は#7000,9000のPC-OCCと違い、OFCです。5000番の取説には「聴き疲れの少ない」とありますから、シャープに切れ込むリード線との相性は良さそうです。
で、聴きます。
非常にスムース。高・中・低域、全域のバランスがいいです。とても自然な音の出方をします。
もう、以上終了といいたくなりますが、少し分析してみます。
4ケタシリーズ3兄弟の末弟ですが、小澤氏が書いておられるように上位2機種の系譜というより、901のバリエーションということらしい。
http://www.shelter-audio.co.jp/products.html
私は901系は使ったことがないので何とも言えないが、7000のような切れ、9000のような密度感、底力まではない。
似ているというなら7000と9000の二つはかなり似ている。
では#5000がつまらなかったり、聴き劣るかというと、そうではないから不思議でおもしろい。
上位機は定価ベースで各々20万、30万なわけで、それに見合う「何か」を聴かせなければならないし、購入者も相応の期待をする。
「普通」の音を聴かせたら納得しないユーザーもいるだろう。
三番手である#5000に過剰な期待は寄せない、少なくとも私は。
そんなリラックス感が音にも漂っていて、聴いていて楽だ。
盤面に刻まれた音を100%掘り起こそうという思想、設計の機種があって、それはそれで私も好きだ。
ただ、本機はその方向を狙っていないので、全体の雰囲気に余裕が感じられる。
あまり「音」のことを意識しないで済む、「音楽」に耳が向かうタイプの機種だ。
本機を素晴らしいと思うのは、よくある「音楽性」という言葉で妙な色付け・味付けはされてはいないこと。
脚色されてるなぁ、と思う局面がまだほとんどない。
もちろん、ストレートで明快、上ずることがなくしっかりした音の出方はいつものシェルターらしい。
フェーズテックP-3Gあたりと比べて、価格対性能が良心的である。高い方ではほぼ互角だが、このクラスでは圧倒的な差。
そのフェーズテックだって30万クラスではマイソニックよりはるかにマシなのだが。
話が逸れた。
今のリード線でこれだけニュートラルだと感じられるということは、本機の本質はややマイルドなのかもしれない。
でも、そういう小難しいことはしばらく先でいいように思う。
系統としては33PTG�供�33Sa、R100YATRA�兇覆匹鯀杁�させる。
聴き比べはいずれ。
機種を二つか三つでアナログをするのが理想の最終形かな…実現できる自信はないけど。
このクラスで満足できちゃうと、今までの自分を反省したりして…柄にもないけど。
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