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2015年12月15日17:13

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昭和な「自販機」を観賞する その2

前回の続き。

昭和な自販機の「天ぷらそば」を味わったまでは良かったのだが、Partner からの「まさか…?」な話に激しい敗北感で奮起してしまった。
話はその翌日の 12/13(日)のこと。
まだ再会を果たしていない、あの「昭和な自販機」を求め、我が家を出発する。
 

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その「昭和な自販機」の前に、先ずは松井田の図書館へ…。
この日は古本を希望者に無料配布の日だったので立ち寄ってみた次第だ。
9:00 からのソレに 15分前で到着したのだが、もう結構に大勢の方々が並んでおられた。
私もその列に並んでみる。
 

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順番に進み、漸く「会場」へと足を踏み入れる。
Rule は「ひとり5冊まで…」なんだそうな。
 

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おぉ! 
お目当ての「鉄道ジャーナル」がごっそりと有るではないか! 
よしよし…。
ざざ〜っと Check して、この5冊を「いただきま〜す」に決定! 

ところが「同じ雑誌は1冊のみとさせていただいております〜」という Rule も存在するんだとな…。
おのれ〜。
苦渋の判断で「鉄道ジャーナル」は1冊に絞り込む羽目に…。
 

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…で、今回はコレらをいただいて帰る事にした。
Newton の「重力とは いったい何なのか」で、もう一度「私の頭の中の物理学」を整理しておこうと思う。
21世紀になった今でも、何故に重力が発生しているのかが解明されていない「現代物理学の闇の世界」は本当に不思議だ。
おそらく、私が生きている間に解明される事は無いと思われるが、あの「超ひも理論」がさらに正常発展し、行く行くは私が最も尊敬する博士(Albert Einstein)が唱えられた理論が「やっぱり正しかった!」という未来が必ずやって来る! …と、私は強く願っている。
21世紀の物理学の進歩に期待しよう。
一方、選びに選んだ「鉄道ジャーナル」は「485系」の特集だ。
私がガキんちょの頃、日本の全国に特急電車を普及させた旧国鉄の傑作車両だよ。
この「485系」は正に「昭和」の輝かしい Sumbol のひとつだったと私は思う。
群馬を走り抜けた「いなほ」や「白山」に「はくたか」といった、昭和な「485系の特急電車」を思い浮かべながら、次は「昭和な自販機」を探しに行ってみようぞ。
 

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本日の最初の目的地に到着する。
 

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ココは藤岡市上落合のドライブイン七輿(ななこし)さんだ。
ん〜、それにしても妙に細長ぁ〜い建物だなぁ〜。
 

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では、早速にお邪魔します。
 

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おっとっと…。
いや〜、この「窶れ感」でいきなりの先制攻撃…! 
たまらんな〜。
では、いざいざ…。
 

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おぉ〜! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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あぁ〜! 
こういうのも有ったなぁ〜。
ひゃ〜、懐かしい〜。
 

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定番の CUP NOODLE も健在だ。
 

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おぉ! 
コレも鋭利な給湯口が降りて来て上蓋に穴を開けちゃう Type だネ。
 

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うわっ… !? 
出たぁーっ !! 
きゃ〜、懐かしい〜ぞもう…。
あの「Hamburger の自販機」だよ。
くぁ〜、もう泣けてくるぜ。
 

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商品の Sample(の箱)は、経年劣化で印刷は消え去るほどの状態…。
ソレは、あの「昭和」から過ぎ去った今日までの長い年月を物語っているかのようだった。
21世紀の今になっても、この自販機が稼働し続けているというのが不思議というより「奇跡」と言っても過言ではない。
そんな Sample(の箱)には、Sign Pen で「商品名」と「Switch No.」が後から加えている。
この User Friendly なところがもう「泣かせてくれる」ではないか…。
 

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あぁ〜、やっぱり「昭和」だわ。
私がガキんちょの頃は「500円玉」じゃ〜なくて「500円札」だったもんね〜。
正常に流通している今の通貨が使えない…。

驚きはソレだけで済まされない。
この Coin の投入口には、かつて「ガムテープ」を貼って金銭の投入を禁止していた形跡が伺える。
その経年劣化した「ガムテープの糊」なソレは、長きに渡ってこの自販機が「故障で稼働不可能」だった証しだ。
ソレがどうだ !? 
今では立派に稼働しているではないか! 
いや〜、素晴らしい。
 

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おぉ! 
ココにも有ったぞ! 
 

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もうもう、この手書きの Pop もイイ味を出しているよね〜。
しかもお値段は、私がガキんちょだった「昭和なあの頃」のまんまではないか !? 
もう、ココは「昭和だったあの頃」で時計が止まっている…。
この「異空間」な感じが、素晴らしい。
 

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猛烈に「あっちっち…」で出てくるソレに、こんな優しい配慮も…。
ん〜、なんて素晴らしい気配りなんだろうか。

その当初から Junkie だった昭和な自販機だけのお店が故に、21世紀となった今では古くて汚い Image はどうしても拭いきれない。
無造作に古い自販機だけが並んでいる、冷たい雰囲気が漂う空間…。
…と思いきや、この何とも「人の温かみ」を感じさせてくれる「このお店の優しい雰囲気」に私は驚きの連続なのであった。

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おぉ! 
やっぱりコレも有ったぞ! 
イイねえ〜。
 

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おやおや…。
コレは「うどん」のみの自販機のようだ。
その「きつね」と「天ぷら」とを「押し間違えない」ようにと、わざわざこのように掲示している「気遣い」も素晴らしいではないか。
しかもだ、コレもお値段は「あの昭和の頃」のまんまだったよ…。
ん〜、素晴らしい。
 

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な、何ですとーっ !? 
天ぷらうどんのソレは「海老天」だ…? 

ソレは「Junkie」で「どうでもイイ」ような「かき揚げ」が天ぷらだぁ〜と思いきや、恐れ多くも「海老天」様だぞ… !? 
正直「信じられん」とこの時は思った。
ん〜、ココの経営者は「ただ者ではないぞ!」と直感する。
 

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うわっ! 
出たぁーっ !! 
遂に再会…。
そうそう、コレなんだよコレ、私が求めていたのは…。
くぁ〜、もう痺れるぜ〜。
コレこそ、あの「拉麺の自販機」だわさ! 
その「生存」を Partner から聞き、もう何がなんでもコレに出会したかった「念願」が遂に叶った。
もう感激の再会に痺れまくり〜。
 

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おぉ〜おぉ〜! 
イイね、イイねぇ〜! 
拉麺は ¥300、そして叉焼拉麺は ¥350 と来た。
しかも、ちゃ〜んと「押し間違えないように…」という優しい配慮の張り紙が素晴らしいではないか…。
 

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ほほぉ〜。
そんじゃまぁ〜「騙された」と思って、この「叉焼」を選んでみましょうかネ。
 

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早速に、Coin を投入する。
ん…? 
500円玉も使える…? 
昭和なこの Machine に平成な Update が施されているという事なのか…? 
その真相が気になる…。
 

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では、その「特製チャーシュー」が気になる「左」の Switch をポチっとな…。
 

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おぉ! 
くぁ〜、たまらんなぁ〜。
この色、この明るさ加減、そしてこの Response の悪さ…。
昭和な放電管の輝きで Count Down が始まった。
25秒から Start し、秒刻みでその数値が減って行くのを眺めながら「ものが出て来るのを待つ」というドキドキ感が、大人になった今でも楽しませてくれるではないか。
憎いぞ、オマエ…! 
 

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はい! 
Time Up しました〜。
 

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どれどれ…? 
 

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おぉ! 
 

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この「本当に出て来るのかな?」の不安とドキドキワクワクの後に、コレを見て「ホっ…」とさせてくれるところが昭和な自販機の醍醐味! 
イイね、イイねぇ〜。
この昭和な Gimmick がたまらんわ〜。
 

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早速に Table へと移動する。
 

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先ずは胡椒をちょいとな…。
 

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麺の下に隠れていた具材を「こっちへおいで〜」でこんな感じに…。
ん〜、どうだよ、コレ… !? 
¥350 で「出来たてぇ〜」の拉麺だぞ。
しかも、自販機という Machine が「たったの25秒」で作っちゃったんだから…。
昭和な自販機が作った拉麺だけれども、結構にいっぱし(?)な感じで期待は高まる。
 

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あぁ〜、もう何十年ぶりなのだろうか…? 
あの昭和な自販機に再会できただけで終わらず、その自販機からの拉麺が目の前で湯気を上げている。
もうもう、色々な想いが複雑一体な状態だよ。
そんな再会を喜びながら、では、いただきます。

ん…? 
ほほぉ〜。
Straight で太麺なソレは、こういう販売・提供方式に沿った Best を狙ったものなのであろう。
おそらく、結構に「試行錯誤」を繰り返してコレに至ったものと想像する。
Soup は「鶏出汁」が Main の無難なソレで、意外に上品さもあるのには感心…。
自販機に Coin を投入し、たったの「25秒」でコレが出て来るとは、正直、驚いた。
 

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こういう具材もちゃ〜んと入っている。
 

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そして、あの「特製チャーシュー」とやらがコレ。
 

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うぉーっ !! 
その肉厚に驚く。
では、いただきます。

ん…? 
おぉ〜! 
おいおいおいっ…、何なんだよ、コレ…? 
凄いぞ! 
この肉厚から嫌でも楽しめる噛み応えと、コレが自販機から出て来たとは思えない、旨味が豊かな叉焼に驚かされた。
いや〜もう、素晴らしい。
昭和な自販機の拉麺なのに…。
ん〜、ソレが自販機での拉麺であろうとも、ココの経営者の拘りをビシバシと感じてしまう味わいに驚きまくる私なのであった。
 

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いや〜もう、素晴らしい「再会」だった。
幼い頃は「やんちゃ坊主」だったアイツが、大人になって再会したらば「結構に立派なヤツだった」な感じ…? 
21世紀の今でも正常に稼働し、Coin を入れれば「お約束の25秒」で拉麺が出て来るという昭和な自販機…。
その丼からは「懐かしさ」という香りとおつゆが溢れた一杯であった。
ん〜、素晴らしい。
ごちそうさまでした。
 

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容器(丼)は専用の返却口へ…。
 

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おっ !? 
瓶の自販機かぁ〜。
コレは比較的「新しい」感じで、あの昭和な匂いが感じられないのがちょいと残念…。
 

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細長ぁ〜い建物の南側へ行ってみると、過去には何かが有ったような雰囲気…。
 

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その Area の入口付近で、年配のご夫婦と思われるお二人が TV 番組を観ながら寛いでいらっしゃった。
お話しを伺えば、なんとココの経営者のご夫婦だった。
昭和な自販機を未だに維持管理され、私のような人間を喜ばせてくれた事にお礼を申し上げると、お二人からは「昭和の懐かしいアレコレ」や「このお店の拘り」といった興味深いお話しを聞かせていただいた。
以前はココで食堂も営んでいらっしゃったが、ご主人の体調不良を切っ掛けに閉鎖してしまったんだそうだ。
でも、自販機だけはしっかりと維持・管理され、今日に続いている。
そもそも食堂では拉麺をはじめ様々な Menu を揃えていたので、あの拉麺の叉焼も当然に「自家製」というのも納得する。
しかも、あの拉麺の自販機は、近年に「大修繕」されたものに入れ替えたんだそうだ。
なるほど、だから「500円玉も OK」だったのネ。
自販機だから無人営業の放置 Play …、にする事なく、毎日、こうしてお店に足を運ばれる。
そんなご夫婦あってこその「ドライブイン七輿」さんなんだなぁ〜と私は感銘した。
この自販機だけのお店なのに、あの「人の温かみ」を感じた理由が判ったよ…。
大変に気さくで、突然にお邪魔した私であろうとも快く接してくださったご夫婦に、いつまでも「お元気で…」と願って止まない私なのであった。
 

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ご主人も自販機も、昭和なソレが溢れる類い稀な空間だった。
ん〜、素晴らしい。
また遊びに来させていただきます。
 

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では、次へ行ってみよう。
 

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次は地元のソレを探してみよう。
よせばイイのに、もしかして「野生の Emu が居るんじゃね…?」な道を選んでは地元の安中市方面を目指すのだが…。

話は長くなるので次回に続く。
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