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2015年11月14日18:40

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東京工芸大学公開講座・世界から見た日本のアニメ

今日は土曜日なので東京工芸大学の公開講座の日であった。(先週は無し)
普段はリカンベントを漕いで行くのだが、今日は雨が降っているので迷った末に電車で行くことに。
電車の方が早いな。…とは言っても自転車で1時間、電車(一回乗り換え)+徒歩20分を合わせて55分くらいなので、そんなに大きな違いは無い。

都心部を自転車で走るというのは、特に山手線の内側あたりをあちこち行くことを考えると電車を使うよりかなり早い。JR,地下鉄を駆使して移動するのも結構回り道をしているというコトもあるんだろう。バスを使う場合ならほぼ自転車の方が早い。
実用的な意味でも都心の用事には、割といいのである。

さて、今回の講義は「世界から見た日本のアニメ」である。

まず、アニメとアニメーションの違いについて。
アニメはすでに固有名詞化しており、日本的なスタイルのアニメーション作品群をさす。
すでに文化として確立しており、同様の手法で作られた作品であれば日本製に限らない。
アニメーションは英語そのものの意味である。まあダンスとかもあるしな…

次に世界各地でのアニメの扱いについて。
ヨーロッパでは、アニメ作品はDVDなどで大量に販売されており、かなり大きなスペースが当てられている。
作品に対する思い入れはとても強く、吹き替え盤は(幼児向けをのぞき)皆無、日本語の音声のままで、字幕が入る。上に各国語の字幕が入り…下にはなんと日本語ローマナイズドが入るという。
日本語の響きがどう言ってるかを知りたいのだという。アニメで日本語覚える奴がいるというのもうなずける。

ペルーのリマにある、そういう関係のショップでは、MANDARAKE と言う店がある。
この映像を見たときワシはマンドレイク(Mandrake)と読んでしまった。w
怪しい感じのショップだったので…中野の「まんだらけ」とは資本関係はない。
日本へ働きに行ってた奴が帰ってきて作ったそうな。
ちなみに、ペルーで売ってる映像作品は海賊版のみだそうだ。海賊版製造会社が直販してるそうである。捕まえろよ(-_-)

フランスではマンガ文化は急速に進展し、かなりなマーケットとなっている。
ヨーロッパにおけるマンガ、アニメは若者文化としてある地位を占めていると言える。
コスプレなども体型がいいだけに決まるし。w

ジャパニメーションやクールジャパンと言う言葉は海外では全く使われていない。
そもそも、日本のアニメ文化というモノに対する評価はクールと言うトコロからはちょっとずれているようだ。
最初に日本のアニメがヨーロッパへ入ってきた時の扱いは放送枠を埋めるための安いコンテンツであった。日本で放映済みのアニメを捨て値で売り込んだのである。
ワシがそれを聞いて思ったのは、それって韓流ドラマと同じかな…あるいは、韓国人はそれを狙って作戦を立てたのかも。
日本のアニメはその後も、低価格路線から脱却できずにいろいろ翻訳とか、吹き替えとかが低クオリティーとなって、クールっつうよりかチープなカラーが強い。
そんで、そのチープを愛でている感覚がある。欧米人のチープな感覚好きは結構あって、日本人の感覚の方がまだましである。

そのチープの上に立って彼らはアニメ文化にずっぽりはまって楽しんでいるのである。
そういうワケで、フランスあたりでマンガ、アニメの展示会などが行われると会場でどら焼き(どらえもん)、たいやき、たこやき、大福、やきそば、ラーメンなどが販売され…いや、フィギュアやガチャポンもあるんだけど…人気を博している。
ちなみに、どらやき、たいやき、は3ユーロ、たこやき、大福、ガチャポンは2ユーロ(1ユーロ130円くらい)と結構高い。ほとんど冷凍だそうだ。
フランスではアングレーム国際漫画祭での慰安婦問題なんかもあったし、日本が愛されているわけでは無いことは留意すべきだ。

日本でアニメが始まった頃の最初期の作品としてサンプル上映されたのが、市川崑の「新説カチカチ山」同時期のディズニーアニメと比較した。このカチカチは市川崑が音楽以外のすべてを作ったという。クオリティーはディズニーと比較するまでも無いが、それでも最初にしちゃ上等だと思う。
(1936)そこから初めて、鉄腕アトムとかのテレビ紙芝居へと移行し、独自の世界を築いてゆくのである。とは言えずっとチープはついてまわるのである。
例えば「チャージマン研!」とかのクオリティーの作品だってそう珍しくは無かったのだ。

他にも言ってるコトはあったが…まあ、アニメ業界に身を置く人間からは精神性のことやら出てくるんだけど、納得できないので書かない。w


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