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2015年11月05日18:26

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愛される価値

本日、森嶋家両親が腎臓移植に適合するかのドナー検査に病院へ訪れた。
担当医が言うにはドナー検査は一人しか出来ないと言うので「俺が!私が!」と父も母も一歩も引かない。
まるでオイルショックのトイレットペーパーの取り合いのようだ。
結局、話が進まないので先生の話をじっくり聞いた上でどちらが相応しいか決めようという事に落ち着いた。
先生の「年齢が父親より若く血液が一緒の母親がよりいいでしょう」と言う鶴の一声で母親に検査が決まった。
初回の検査は採血、採尿、心電図、レントゲンの4種類だった。
流れ作業で検査を終了し一段落。
あとは3週間後の検査結果を待つだけとなった。
「適合すると良いね」とワクテカの母親。
受験生みたいな顔して言うのやめろ。(´;ω;` )ブワッ
正直、親の体にメスを入れるという事に未だに抵抗がある自分は、適合すると決まっても気が乗らなければやっぱやめたと断る気でいたのだが、ここまでくるとやっぱやめたなんて気軽に言えない気がしてきた。
今更ながらで申し訳ないが、ここで自分も本気で移植を決意する。
今日、何気ない親父の言葉に痺れた一言。
「今回はお母さんに譲ったが、何があっても命を賭けて守り抜く」

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やべえ・・・オヤジのくせにかっこええ・・・
人として男として感謝と尊敬の念が出た。
出来の悪い子ほどかわいいとよく聞くが・・・
今日はそれを本当に実感した。
緊急入院した翌日、両親が呼び出され担当医と面談。
その時から「私の腎臓を〜」と言っていた事を思い出す。
涙を隠すので精一杯だった。
有難い、本当に有難い。
ここまで愛される価値が俺なんかにあるの・・・?(´;ω;` )ブワッ
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