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2015年09月23日11:10

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徒然読書日記15-㊻《とっぴんぱらりの風太郎／万城目学》

<strong>《とっぴんぱらりの風太郎／万城目学》</strong>
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http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin

伊賀の里を追われた元忍者が主人公です。京の都の出て、なんとなくぶらぶら。たまに日雇いの力仕事をしたり、洛外で畑仕事を手伝ったりして日銭を稼ぎ、糊口を凌いでいます。いまふうに言うと、いわゆるニートな身分です。まさに名前が示すとおり〝プー太郎〟なんですネ。ところが、自分では伊賀を追い出されたと思っていたのに、それと気づかぬ間に陰謀に巻き込まれ、戦火の渦中に・・・。謎、裏切り、策略・・・誰が味方で、だれが敵かもわからない中で右往左往。
良い意味で期待を裏切る内容でした。タイトルからして、もっとくだけたお話かと思っていましたが、適度なシリアス感がないまぜになって、物語の世界へグイグイ惹きこまれてしまい、秋の夜長にイッキ読みしてしまいましたぁ。
身分はどうあれ、この世で人が生きていくっていうのは、と～ってもタイヘンなことなんですよネェ。

べそかきアルルカンの詩的日常
http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

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