【アニメ日記】
ラブライブ!10話〜13話
(第1期最終回)
これはすげぇ!
やっぱアニメって、繰り返し観る…というか、毎週一回じゃなく、続けて、一気に観ると、また違った楽しさがあるよな。
とにかく「ラブライブ!」を一気に見返した感想は。
これ音楽も、女の子が歌ったり踊ったりするCGや作画もすげぇけど、なんつぅか…「レベルの高いオンリーワン」だよね。
ゲスな言い方だけどさ。道具立てや設定は、手垢ついてんだよ。
廃校を回避するために、全国大会で優勝を目指す、弱小クラブの話。
女の子も、バカとか、ツンデレとか、語尾が「にゃー」とか、ありがちなキャラクター付けなのに。
なんか、動くと、ありがちじゃないんだよ!
なんだろう。
あと数回、通して見れば、何かわかるかもしんないけど。
今の段階で、なんとなくわかるのは、「押し出すのではなく、引くのが上手い」。
メインキャラが9人という大所帯だと、素人考えだと、一人一人を前に押し出した方が、いい様な気がするけど。
「ラブライブ!」だと、ここぞ!って時に、「あっ、そうか、お前がいたか。忘れてたよ!」みたいな動きをするんだよな。キャラクターが。
よく手品のコツは、右手にタネがある時は、左手に観客の注意を引きつける事だと言うけど。それに近いのかもしれない。
とにかく、キモになる事をしたり、言ったりするキャラクターを、いかに直前まで観客に忘れさせるか、みたいな。
あと面白かったのはさ。
「手段と目的を、逆転させてない」というか。
「廃校を避ける為に、アイドル甲子園に出場して勝ち進む」のが目的に見えるけど。
本当は、アイドルなんてものをするなら、それが目的じゃない訳ですよ!キャラクターも視聴者も!
キャラクターは、幸せに、歌って踊ってチヤホヤされたい訳で。
視聴者は、女の子たちがキャッキャウフフと歌って踊るのを見たい訳で。
ドラマの展開自体は、ベタなんだけど。
晴れ舞台の前に、メンバーが留学しちゃうとか、当日、バカが病気で倒れちゃうとか。
(また往年の大映ドラマばりに、わかりやすい伏線が押し出される。文化祭の前にクシュンクシュンくしゃみしてる穂乃果を見てるとドキドキしちゃうのに、こいつバカだから、更に雨の中ジョギングしたらする)
普通だとさ、この手の試練って、「いかに試合に勝つか」のスパイスなんだけど、ラブライブ!は違うんだよね。
すべては、女の子たちが、幸せに歌って踊るために!
その為なら、別に、タイトルロールの「ラブライブ」にさえ出場しなくていいという、これは凄い発想ですよ!
まあ、13話だけじゃやりようもないのだが、そこを逆手に取ったのは凄い。
とりあえず引き続き第二シーズンを見ますが、「ラブライブ!」は、あと何回か見て、研究したいところ…って何をだ。
あと、ラブライブ!は、原作者が、「シスター・プリンセス」の公野櫻子先生ですが。
企画の成り立ちからして、「ラブライブ!」は、「シスター・プリンセス」ほど、公野櫻子先生色が濃くないのですが。
それでも、メンバーが揃った後半は、要所要所で、すげぇシスター・プリンセスっぽさを感じたよ。
なんとなく「けいおん」みたいに始まり、「シスター・プリンセス」になった印象。
第二シーズンも楽しみに観るヨー。
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