なんかYou Tubeとかニコニコ動画で昔の時代劇とか見てる。
たぶんいまのTVじゃ自己規制の嵐なんだろうけど小気味いいよね。
アメリカみたいに規制なんか関係なしのオンラインドラマができちゃえばいいのにね。
祝日は三宅坂へ
やはり祝日のためなのかやけに異人さんのお客さんが多い。
歌舞伎座に比べるとリーズナブルな値段だし、
そこそこ実のある芝居見せてくれるしで外人さん位はもってこいかな?
梅雨小袖昔八丈 - 髪結新三 -
三人形 @ 国立劇場
黙阿弥の世話物である「髪結新三」、橋之助が演じるということで足を向けてみました。
「髪結新三」は亡くなった十八代勘三郎を最後に観た舞台のひとつで、あのいなせな姿がまだ印象に残っていたのでその後菊五郎、三津五郎が演じてもなんか足を向ける気がしなかったのですが、今回は勘三郎といっしょに芝居を作り上げてきた橋之助なら・・・と思い行きました。
橋之助、なかなかいなせでしたねぇ。
キリッとしているし、間の取り方なんか絶妙だったし勘三郎の新三のまんまでしたな。
この芝居、やっぱり見応えは二幕目で、弥太五郎源七とのやりとりのスリリングさもいいけど、やはり新三よりも一枚上手の大家さんとのやりとりがおもしろおかしくもあるし、トントンっと立て板の水のようにすすむ芝居運びも小気味良いです。
(そういえば勘三郎最後の舞台では橋之助はこの大家さん役でした)
大家さんがさらっと「鰹は半分もらったよ・・・」というところ、團蔵さんがいい味出していて決して憎めない大家さんっぷりでした。
(相手の女房役の萬次郎さんの強欲っぷりもいいでしたな)
あと弥太五郎源七の役の錦之助、むかしはなんかなよなよっとしたイメージしかなかったんですが、今回のこの役はちょっと腰が据わってきて叔父の萬屋錦之助に似てきましたな。
(なんか破れ傘刀舟とか似合いそうな雰囲気になってきた)
橋之助もこの数年の間に父(芝翫)と義兄(勘三郎)が亡くなり、兄(福助)も倒れ急に成駒屋を背負わなきゃならなくなり、今回息子は芝居がまだまだどんくさかったし、甥もまだ兄の若かった頃のような鮮烈さを持っていないだけに大変そうですが、中村屋同様に来月のがんばってもらいたいものです。
二代目松緑の新三
がんばれ、成駒屋
髪結新三 中 村 橋之助
弥太五郎源七 中 村 錦之助
白子屋手代忠七 市 川 門之助
加賀屋藤兵衛 中 村 松 江
白子屋娘お熊 中 村 児太郎
下剃勝奴 中 村 国 生
車力善八 坂 東 秀 調
家主女房お角 市 村 萬次郎
家主長兵衛 市 川 團 蔵
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