朝ドラ「マッサン」は時々観ている。
ウヰスキー会社の社長であるマッサンが
社員全員に集まってもらって
「どうかワシに皆さんの力を貸してつこうさい!」
と言って社員さんたちに向かって深々と頭を下げているシーンに時々であう・・・
もしこれが史実通りであったとするなら
マッサンは正直で誠実で謙虚さのあるリーダーだったんだろうなぁ〜と思う。
なかなかできることではないと思うし、
ワシは現実社会でこういうタイプのリーダーシップをとっている人をみたことはない。
今年の3・11が過ぎて様々な報道がなされていたが
巨大津波という自然災害は仕方がないとしても
原子炉をメルトダウンさせてしまった人災の方が被害の質をよりひどくしている。
被害額は莫大なもので
原子力は安価でクリーンなエネルギーなんて言ってられない。
ワシはこの大きな失敗から学ぶべきだと思っている。
この国はエネルギーの問題の転換期に来ているのだと思う・・・
人口も減少期にはいったし
今までのようにエネルギーをじゃぶじゃぶ使っていた時代は終えて
本格的な省エネルギーを目指したらよいのではないかと思う。
たとえばLEDという素晴らしい技術があるのだから
国策として国中の照明をLEDに変えていくだけで1〜2割の省エネは軽く達成していける。
これから作り出す家電製品も省エネを最重要視して開発するようにする。
冷蔵庫の電気消費量が1〜2割減ったらその効果は数年のうちに国中に及ぶだろう。
実際にエアコンはずいぶん省エネになっている。
住宅も高断熱・高気密にしていくとかなり違う。
他に蓄電の技術開発をしていって
夜間に発電している無駄な電力を蓄電して取って置けるようになったら
発電所の数は半分になるだろう。
スマホや携帯がコンパクトになったのは実際の蓄電技術(リチウムイオン電池の開発)によるところが大きいのだ。
国民がせっせと省エネに協力するためには
家庭用の電気代をもっと値上げしてもよいだろう。
ただし電気を膨大に使う産業では割引にしてもよいだろう。
専門家でもないワシが頭で考えただけでも
2〜3割の省エネが達成できそうじゃわい〜
この国には優秀な人がたくさんいるのだから
リーダーや政党はマッサンのように
「どうかワシに皆さんの力を貸してつこうさい!」
と言うたらええんじゃい!
実際は原子力はランニングコストが安いと思いこんでしまって
失敗からなんも学んでないのではないか?
原子力規制委員会を作って
規制を厳しくしたら国民が納得すると思いこんでいる。
ワシはこう思う。
原子力は人が制御できるものではない。
その実験をしていくにはリスクが高すぎる。
最終処分の問題に解決策もないのに
核のゴミを増やしていくのは
将来の人たちに大迷惑を及ぼすことになる。
自分たちが安楽な生活を享受するために
未来の人にえらい迷惑なものを残しているとするなら
ワシは恥ずかしくてたまらんばい!
事故後の東京電力の対応ぶりをみていたら
あんたたちに原子力を扱うのは無理!だと思った。
原子力規制委員会を作ってトップに原子力の専門家をつけたら
原子力発電をやめようとする思考にたどり着くわけがないだろう。
いまこそエネルギーについてみんなで話し合っていかなければならない時なんだ。
失敗から学ぶことがないと破滅の道を歩むしかなくなるんだゾ・・・
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