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2015年02月14日20:32

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無言歌は続く

 空はからりと晴れて 空気がきれいで富士山もよう見えた がしかし 如何せん寒風強くホコリ舞い上がる しかし それでも農家は頑張って 柿の剪定した枝を集荷 が 母に云われて気づいたのだが 枝が少なひ ばっさばっさと切った枝が チェーンソーで切った太い枝がなひ きれいさっぱりなひ 然う謂えば 柿の選定中に近くの畠で野菜を作っている人が 枝をどうするか聞いたので 燃やす と云ったら 枝を貰っていいかと聞いたので いいよ と答えた 薪ストーブがあるようなことを云っていた 多分その人が持っていったのだろう 全体の1/3か1/4の太い枝を持っていったようだ 相当な量である まあ薪にするんだったら 生木を持っていけばすぐに割れるので好都合だろうが それにしてもよく持っていったもので こちらとしては後片付けがすごく楽になった こちらで要らなひものが 彼方では必要充分になる 捨てる神あれば拾う神ありか 仏教的に云ふと悉有仏性か

 さて寒風吹きまくる中の枝運び 流石に風にからだが持っていかれそうな風が吹いたんぢゃ そろそろ止めにしようと云ふ事で 十一時には終了 帰って昼飯だ うどん・ラーメン 餅焼き 結局スパゲティ カルボナーラ風な味に ちょっとアクセントを付ける意味で ニンニクふたかけに タマネギに人参を細切りにしてウインナーを一本ずつ加えて 程よく炒まった処にソースを入れ すこし煮て味をなじませ チーズをひとかけ加えて 茹で上がったパスタを投入 盛りつけにいっしょに茹でたブロッコリーを載せて出来上がり 春のカルボナーラ 

 午后もすこし頑張って草取りをする 強風で草が幾らか枯れるだろう 馴染みの珈琲店で豆を購入して帰宅 ちょうどTVで 北川景子と櫻井翔の推理ドラマがあったので お茶を飲みながら見た なかなか面白い 一時間ドラマでは時おり見ていたが 映画となると規模が大きく話の内容が広く複雑だ しかし面白し 林房雄の西郷さん第7巻目をとうとう読み始めた 

 畠の紅梅はほぼ満開 梅花綻び と云う状態を過ぎて満開だ そう謂えば光源氏の歌に

   植ゑて見し花のあるじもなき宿に不知顔にて来ゐるうぐいす  

 と云う痛ましい一首がある いちおう源氏物語も読んだので 気になった歌は抜いて書き留めてある この歌が何故記憶に残るかと謂えば 源氏の若かりしころの歌ではなひ と云うこと 光源氏が五十を過ぎてから 最愛の妻 紫の上に先立たれたおりの歌である 梅の中を歩いている年老いた男のすがたが目に浮かぶ 梅を愛したのは光源氏でなく紫の上である それを懐かしいで梅の中を歩く淋しさを感じる 愛する人が死んでも梅の花は咲き 知ってか知らずか 鶯の声も賑やかに鳴いている 詠嘆をしつつ徘徊するひとりの男ありける 源氏物語もよく読むと男の心理もよう書けている 源氏の悲しみが見える一首である

 今宵一枚目はブルックナー ハンス・クナツッパーツブッシュの指揮で 1949年から59年までの録音 全部ライブである 六枚組一枚目 交響曲第三番 クナのブルックナー 結構いい音で録音されている いまのいいCDで発売されると一段といい音で聴けるだろうに 惜しいことをした ちょっとまてばよかったか 待っているうちに手にはいらぬことが多いので まあいいか 今宵二枚目のブルックナー 交響曲第四番 これもいいなあ この辺からブルックナーって感じ

 日脚が伸びて来た 今日辺りから一日一分くらい日没が遅れて行く いままで南向きの部屋の奥まで 長々と差し込んでいた陽の光 だんだんと少なくなって もう部屋の半分くらいしか差さなくなっている 冬と春の交換が始まる二月中旬 しかし寒風強き今日であった
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