インドネシア映画という事で、「ザ・レイド」ばりの期待が膨らむこの映画を見てきました。
http://sarah-movie.com/
シングルマザー・サラの娘を狙って、謎の組織と、仲間の力を借りて護送中に脱獄した女囚パキタ率いるアマゾネス軍団が襲ってくる。
サラが戦闘プロフェッショナルであり、部屋中に隠した部下や、隠れ家など、充実した装備で迎え撃つのと、襲ってくる勢力が二つで、それ同士で戦ったりする
のが面白かった。
アクションは一度始まると長く、特にカーチェイスは、高速道路を車が吹っ飛んだり、大型車両が突っ込んできたり、難易度はかなり高い。
しかし、いかんせん長い。
前述の通り、娘を狙う勢力が二つあるので、三つ巴の戦いになりがちで、アクションが冗長。
アクションの物量に関しては、かなり頑張っているのだが、長い上に物語とリンクしないので、見ているうちに飽きてくる。
ただ、アクションシーン自体は、かなりの量とクオリティなので、B級アクションとしてはかなり上。
ウリである格闘技シラットは、ほぼ終盤。
サラ、娘、女囚パキタの3人が、それぞれ別の敵と戦う。
シラットに関しては、残念ながら主役の女優陣より、敵の方が動ける。
この立ち回りで、カメラがグラグラ揺れるのがマイナスポイント。
この点が、ネットやツイッターでユ−ザーに叩かれているが、個人的には役者の
動き、カメラアングル共に、ギリギリ合格点。
女囚パキタと、彼女が率いるアマゾネス軍団が意外な活躍。
パキタは終盤、ほとんどヒロイン
総論としては、『ザ・レイド』や、メジャーの大作アクションと比べるとキツいが、B級アク
ションとしては、かなり上位。最近のセガールの映画なんかよりは、よっぽどアクションが充実。
ただし、本編の演出がガタガタで話が冗長。典型的なB級。
木曜洋画劇場や、昼のロードショーといったテレビ東京系で見ると、得をした気分になるタイプの映画でした。
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