P-3Gも復活し、怖いものがない状態で向かう次のターゲットは、久々シェルターのMODEL 7000。
音は結構気に入っているが、トレースの粗さが気になって第2グループに甘んじている。
リード線の交換とトレース能力に関係はないけれど、歪み感のなさは新たな面を引き出してくれないかしら。
従来の評価としては、低域のぜい肉のないソリッドなゴリッとした感触に特筆すべきものがあり、中域から上は独特のモノクローム感が渋い、というもので、トレースの問題と相まってジャズ専用という位置付けに固まりつつありました。
昨夜は従来からの8N銅単線のまま聴きました。
7000の前はP-3Gだったので、耳は自然とそれとの比較に傾きます。
P-3Gのやや弾力的で重心が低く骨太な感触からすると、ずいぶん鮮烈に聴こえます。
やはり以前は聴くことがなかった鮮烈さはラインとSPのケーブルの影響に違いありません。
野武士的武骨さが良さだと思っていましたが、無精髭を剃って風呂から上がって見違えたかのようです。
歪み感が非常に少なくなって響きがきれいです。盤によってはボーカルのサ行が強く出たりはしますが、やはり本機のトレースの問題なのか、盤の荒れをそのまま出してしまっているのかについてはあらためて慎重に判断したいところです。
特色は打楽器のトランジェントが際立っています。設計者が昔ジャズバンドをしていてドラムにこだわりがある、というコメントがうなずけます。
全域での緩みのなさ、いい意味での硬質さが気持ちがいいです。
こうなればPC-tripleCでも聴いてみずにはおれないのはいつものこと。
DL-302で鮮明になれどうるさくなどならないことは証明されているので、安心して交換して聴き始めたところです。
続きはまた…
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