どうしてお金が汚いとおもってしまうのかな・・・ダメだぁ〜・・・

今のわたしは、お金の大切さを、ほんとうに良く分かっていると思います。

正直、大人になっても、親になっても、そんなには分かってなかった。
一人っ子のわたしは、ずっと両親に守られていましたからね・・・精神的にはもちろん、金銭的にも。

我が家は、田舎の兼業農家で、ぜんぜんお金持ちではなかったけれど
両親が、とにかく働き者で・・・
二人とも、複数の仕事を掛け持ちして、寝ているところを見たことがないくらい働いていました。
父は農業以外にもタクシーの運転手をして稼ぎ・・・
母は農業に加え、ハンダ工場で働いたり、ゴルフ場のレストランの厨房で下働きをしたり、ミシンの内職をしたり・・・

でも、だからこそなのか・・・わが子には特別な教育を受けさせたいと思ったみたいで
無理をして中学から不相応な私立の学校に通わせてくれました。
そして、わたしに家の手伝いだとか、学費や生計を助けるためのバイトだとかは一切させず
一貫して「好きなことをすればいい」と、甘やかせ続けてくれました。

けど、三十歳を目前にして、自分で小さいながらも組織を立ち上げ
サービスを提供することで対価を得るようになり
働いてくれる人たちにお給料を支払うようになって
つくづくお金の怖さを知りました・・・

ほんとうに、お金がないと何もできないよ・・・
稼げなきゃ、働いてくれる人に、お給料だって払えないんだから・・・

というのは、裏返せば、それだけお金には力があるわけで・・・
お金があるからこそ出来ること・・・というのも、たくさんあることも知りました。

特に感じたのは
人は、自分がお金を稼ぐことで、自分に自信を持つことができるということ。
もちろん、それだけではないのだけれど

お金を稼ぐこと＝自分は社会の役に立っている＝自分は社会にとって必要な人間なんだ

ちょっと大げさな表現だけれど
家にこもって精神的に煮詰まりかけていた専業主婦の人が自信を取り戻すためには
仕事をしてお金を稼ぐことが
意外に大きな効果を発揮するということも、この時期に教えられました。

けど・・・それは、自分以外の人に対して感じたことで・・・
わたし自身は・・・相変わらず・・・なんというか・・・お金を稼ぐという行為に・・・子供じみた嫌悪感を感じてしまう傾向が消えないんですよね・・・ふぅ〜・・・

実は、昨年末くらいから・・・
さすがに、引きこもっている今のわたしってどうなの、という気持ちが少しずつ芽生えてきて・・・
ちょっとは外に向かって頑張るべきなんじゃないのかと自分を叱る声も頭の隅から聞こえてくるし・・・
ちゃんと商業活動というか、経済活動というか、お金を稼ぐ仕事をしなくちゃ、我が家の家計のことだってあるんだしと、現実的な計算もしつつ・・・

でも、やっぱり自宅から外に出るのは極力避けたいなとか・・・
人と会う機会は、できるだけ少なくしたいよぉ〜とか・・・
そういう思いも、まだまだ強くて・・・

そういう意味では、在宅でのライティングのお仕事を増やすのが一番よいとは思うのだけれど
書くという行為は、わたしにとって一番大切な行為だから・・・
今更、自分の思いとは異なることを文章にしてお金を稼ぐというのもなぁ〜と、仕事を選り好みをしていたら、何にもなくて(爆)。

で、その選り好みの基準が・・・やっぱり、お金なんですよね。
商業ライティングというのは、クライアントに稼いでもらうための文章を書くわけですから、そこに引っかかっちゃったら、ライターとしてはどうしようもないわけです。

けど・・・ほんと、つくづく、なんか、儲けるってことに頑張ることが、すごく苦手ですし
ガンガン積極的に稼いでいる人に対しては、ついつい気持ちが引いちゃうんですよね・・・
これじゃあ、とても仕事になんかなりませんよっ!!
たいてい、クライアントって、ガンガン稼いでいる人や企業ですからね(爆)。

ちゃんと考えれば
お金を稼ぐことはとっても大切なことで・・・
たくさんお金を稼げるってことは、とっても素晴らしいことなんですよ。
もちろん、悪いことしちゃだめですよ。
人を騙したり他人に犠牲をしいて稼ぐのはだめですけど
まっとうに頑張って、より沢山の報酬を得ることは、素晴らしいことなんですよ。

分かっているんです・・・分かっているんですけど・・・なんか、居心地が悪いんですよね・・・お金を稼ぐ仕組みの中に、どっぷりと居ることが・・・ふむ・・・親に甘やかされすぎたせいかな(^^;。

ああ〜、まずは、そこから自己改革していかなきゃ、外には出ていけないかな・・・
いきなりは無理なので、ちょっとずつ頑張るかな・・・と、思っている次第です。