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2014年11月30日21:14

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今日の「軍師官兵衛」

秀吉によって一応は太平の世となったとはいえ、まだまだ実質上は戦国の世。
そんな中にあって情報戦というのはかなり重要視されていたはず。
情報操作が重要な戦略だったと思います。
それによって踊らされたり、謀略を見抜いたり、武将によっていろいろだったでしょう。

しかし彼らが情報操作で騙したのは敵将ばかりではありません。
彼らの思惑外でしょうが、あれから400年以上もたった現在の人々や、果ては歴史学研究者までもがいまだに欺かれたままという状況も少なくないのではないかという気もしました。
嘘もあれば本当もあるからややこしいのですね。

さて、黒田如水が天下を取るという野望があったというのは初耳です。
ま、このドラマの設定によるフィクションだと言ってしまえば身も蓋もありませんが、中津で軍勢を調えて、西軍の大友軍を迎え撃ったのは史実です。
その戦の本質をどう解釈するかってところでしょうね。
あまり史実通りでも面白くないし、また史実、史実といっても本当にそれが史実なのかどうかというのもまた保証できませんしね。
同時代を生きていた人たちの間でさえ情報が錯綜しているのに、ましてや400年もたった今では、何が真実かなどというのは藪の中でしょう。
その藪の中を手さぐりするのが歴史研究ですけれど、歴史学と歴史小説という二通りの探り方があって、面白いです。

前回、結構速いテンポで話が進んだのですけれど、今日は足踏みという感じでした。
もしかしたら関ヶ原で最終回ではなくて、関ヶ原の決着は来週ついてしまって、最終回は関ヶ原の合戦以降も続いた如水による九州大乱がしっかり描かれ、その後の余生をほんの少し描いて如水の死で終わりってところですかね?

最終回まで、あと2回。
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