【介護】　新しいことも覚えてる。

今日は、ハハを心療内科の先生のところに連れて行く日である。
最近、ようやく病院名にも慣れて、通院を嫌がることもなくなったので助かる。

しくわし。

ここのセンセイは割りと「そんなこと、認知症本人に聞かんでも」ということを聞くので、そのたびに、ワタシは横でハラハラするのである。

待合室で待っている間、ハハが「今日は何日？」と何回も聞いてきたのだが、どうやら予習をしていたらしい（笑）。

「テレビをよく見てるんだったら、今台風が来てますけど、どのへんまで来てますか？」とか（ワタシも怪しい）、「携帯電話は使えますか？　メールは使えますか？」とか「洗濯機は使えますか？」とか。
・・・ちなみに全部使えません・・・がハハには「使えません」とはいえないプライドがまだ残っている（笑）。

「今日はお誕生日だったんですね。おめでとうございます。それでおいくつになられたんですか？」という質問に対しては「ナイショです」と返す（本当は８つくらい若く思っているらしい)。


いくつか質問をうけて、診察室を出て、待合室で待っているときにハハがボソっといった。

「あのセンセイ、イジワルなことばっかり聞くからキライや・・・」

この病院には３か月に１回くらいの割合で行っているから、普通なら、いちいちリセットかかってても不思議じゃないと思うんだけど。

・・・これは「最近の新しいことを覚えてる」ことになるよなぁ。
人間の頭って本当に不思議だ。