mixiユーザー(id:809122)

2011年10月14日23:24

11 view

色覚異常

以前書いたと思うのだが、僕は緑赤色覚異常、いわゆる色盲(色弱)なのだが、実際その異質さを実感したことはあまりない。信号も判別できるし緑と赤の色を自在に使って絵を描くこともできる。おそらく普通の人より巧妙に。

しかしそう思っていたのだが、この記事でちょっと、いや、大いに不安に陥った。いやいや不安どころではない、全くコペルニクス的転回だ。僕の認識は誤りだったと思い知った。

http://goo.gl/fl5GC

告白すると、僕にはこの画像の違いが分からない。全く同じものに見える。
でも、それでは記事の意図しているものと合わないことがわかるので、ああ、違うものなのだと理解するのだ。
この並んだ2枚の絵の違いを誰かに説明してもらいたいものだ。どう違って見えるのか。どっちだったらどう興が削がれるの、あるいは効果的なのと。(おそらく理解出来ないだろうけど)

このサイトで言う、ゴッホが見ていただろうオリジナルの絵を、すごかったとか圧巻だったとか言う物言いに、全く理解ができない。
それはその違いが見えないからというのもあるが、それ以前に、見ていたもが違うのにそれに共感して「すごい」と、どの口で言えるのかと思うからだ。お前がすごいと思っているものをゴッホはすごいとはしていなかったかもしれないじゃないか。

僕は明らかにゴッホの目で見ている。同じ色覚だから。でもお前たちは違うだろ。このくらい違うんですよ、と言うサンプルを示した所で、それでゴッホの視覚に辿りつけると思ったら大間違いだ。そうなりたいんだったらお前も色盲になれ。
そう言いたくなる。

この全くの断絶。これが「クオリア」という奴なのだろう。


そしてそのクオリアを認めた上で成り立つアートなど、存在するのだろうかというのが目下の疑問なのだ。 
1 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する