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2011年03月27日11:36

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惜別、釧路・帯広間の都市間バス「特急すずらん号」乗り納めのため帯広へ

[1648]
釧路と帯広の間をくしろバスと十勝バスが共同運行している都市間バス「特急すずらん号」は、3月末までの運行をもって廃止が決まった。

生活路線に指定されておらず補助金給付対象路線でないこともあり、利用客の低迷により赤字が続き、回復も見込めず燃料高騰も重なって運行を継続できないとの判断から廃止するのだという。

ピーク時は6往復も走っていたらしいが、段々運行本数が減らされ、ボクが釧路に赴任してきた頃ですでに1日3往復、その後さらに減便され2往復しかなく不便で利用しづらく、運賃も片道2240円とJR普通運賃より180円安いだけで、途中休憩もなく到着するまでたばこも吸えずあまり快適でもないこともありめったに乗らず、釧路に赴任してから4〜5回利用しただけである。

だいたい、満席になることなどまずないのに、乗るには事前予約が必要で、連絡せずに途中の停留所で待っていても乗せてもらえない上、ネット予約も不可で本社または駅前の窓口に来るか電話しなければならず、車内はともかく窓口で乗車券を買う場合もクレジットカードも使えず、不便この上ない路線だ。

それでも、釧路・帯広間の移動手段の選択肢が減る、というのは寂しい。

「特急すずらん号」がなくなると、釧路・帯広間を移動する際の公共交通機関はJRだけになってしまうわけで、JR不通時はクルマかタクシーでしか移動できなくなることを意味し、釧路市民としてはやっぱり寂しい。

1日2往復だから、行程は「朝の便で行って夕方の便で帰ってくる」場合に限定されるが、日帰りの場合のみ使える「土日・祝日限定往復セット券(3000円)」というのがあり、到着地の路線バスが指定範囲内1回100円で乗れる券もセットになっている。
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これなら安いから、日曜日の今日は「特急すずらん号」乗り納めをしておこうと帯広へやってきた。

帰りは帯広駅前16時発で帰るしかなく、それまで帯広で時間をつぶさねばならない。

今日はばんえい競馬開催日だから、昼飯を食べた後はバスの時間までばんえい競馬観戦して時間をつぶそうと思う。

ただ、帰りの便は競馬場前15:41発だから17:15発走のメインレースまで帯広競馬場にいるわけにもいかず、「特急すずらん号」はばんえい競馬観戦にも使えない不便なダイヤである。

くしろバス本社8:10発
↓都市間バス「特急すずらん号」(十勝バス本社行き)
競馬場前(帯広)11:15着/15:41発…昼食→ばんえい競馬観戦
↓都市間バス「特急すずらん号」(くしろバス本社行き)
くしろバス本社18:45着

普段は釧路駅前バスターミナルで乗降するが、今日は始発のくしろバス本社までクルマで行って無料のパーク&ライドを利用してみた。

「特急」と行っても高速道路を走るわけでもなく全区間一般道を走り、途中で乗降できる停留所もたくさんあり、予約していた人を拾いながら走る。

途中の浦幌や豊頃、幕別では予約があれば国道38号線からいったん離れて市街地まで入るから全然「特急」でなく、まるで「予約は必要だが普通の路線バス」状態で遅い。

車両は、通路をはさんで2人掛けのリクライニングはするが間に肘掛けのない座席でシートピッチは狭く足は伸ばせない観光バスタイプだが、車内にトイレは設置されている。
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往路の乗客はくしろバス本社から自分を含めて2人、釧路駅前バスターミナルから7人、星が浦大通1丁目から3人、白糠から2人、浦幌ハローパークから1人乗ってきた。

乗るときに整理券を取る後払いではなく、乗車時に乗車券を運転手に渡すシステムで、出入口に自動券売機が設置されている。
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今回はおトクな往復券利用だったから運転手から直接買った。

降りたのは、帯広協会病院前で1人、帯広駅前バスターミナルで13人、競馬場前でボクが降りたら乗客ゼロになった。

【写真追加】
帰りの競馬場前停留所の掲示
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