[729]
昨日の日記と話が前後するが、今週火曜日27日は、クルマでオホーツク・知床出張に出発し、最初の訪問先の津別町を目指す途中の阿寒湖畔温泉街でお昼を食べることにした。
阿寒湖で食事するなら、阿寒湖畔温泉街のそば屋「奈辺久」の「わかさぎ天丼(730円)」を気に入っている。
わかさぎなんて、そこそこは旨いとは思うが、格別に旨い魚だとは思わない方も多いだろう。
ボクも、初めて「奈辺久」の「わかさぎ天丼」を食べるまではそう思っていた。
ところが、阿寒湖のわかさぎは、餌の少ない湖で頑張って生きているからなのか、サイズは小さいが、全然泥臭くなくて身が締まっており、「これがわかさぎなのか」とびっくりするほどおいしい。
わかさぎを見直した。
「奈辺久」はそば屋だから、もちろん「わかさぎ天そば」もあるのだが、断然ご飯との方が相性がよく、ボクは天丼の方が好きだ。
しかも、写真の通り、惜し気もなくこんもり盛られている。
見た目はすごいが、ご飯は普通盛りだから激盛り系ではない。
ひと口のご飯をちょっとずつ食べないと、毎度ご飯が足りなくなりそうになるくらいわかさぎが盛られている。
できれば、ご飯を大盛りにしてもらいたいくらいだが、親父さんは大盛りを受け付けてくれない。
頑固一徹だが、めちゃめちゃ旨いから、こちらが「恐れ入ります」と引き下がるほかない。
小さいわかさぎが、この日は17匹乗っていた。
カリッと揚がっており、ほろ苦さとほっくりした身の少し青くさい味に甘いタレがからんで、そこに揚げ油のごま油の香ばしい風味が醸し出すおいしさは感動的だ。
たかがわかさぎ、されどわかさぎなのである。
おいしかったな。
ログインしてコメントを確認・投稿する