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2009年06月02日12:46

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才能

脳手術後ミケランジェロに?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=854857&media_id=4


この記事でわかることは、彼アランさんのリハビリが順調で、正しくセールスマンに復帰したということだ。
透明なガラスから透明なアートに、売り物を変えただけなのだろう。

http://www.dailymail.co.uk/news/article-1190002/Masterstroke-Man-draw-stickmen-wakes-life-saving-brain-surgery--artist.html

脳機能の回復を図るために患者に絵を描かせるのは、世界中で行われているだろう。
そのどこでも看護師は「へたくそね」とは言わず「お上手」と褒め称えているだろう。

そして実際描かれた絵も、普通に素人の描いたものの域を越えてはいない事は現在の絵を見れば明らかだ。(大学で専門教育を受けた後でこれなのだから、どちらかといえば才能に欠けるというべきかもしれない)

つまり、何でもないどこにでもある話が、こうしてニュース記事になっていることがこの記事の不思議であり、そこにこそアランさんの才能が発揮されているのだ。


脳に爆弾を抱え、妻とも別れ、おそらくは子供の養育費も捻出しなければならない失業中の中年男が見いだした職業として、絵描きというのは最善の選択とは思えないが、セールスマンとしての演出力は長けているようなので、売り物の利益率の高さを優先させたのだとしたらわからないでもない。

売り込むためには「お話」を作らなければならない。
「ミケランジェロの生まれ変わり」は、惹句としてはちと陳腐だが、「トゥイマンスのエピゴーネン」じゃ売れないだろうから致し方なしか。


しかし、その口車に乗せられて実際に記事にしてしまうデーリー・テレグラフ記者の、ジャーナリストとしての資質は低いと言わざるを得ないな。


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【ロンドン1日時事】脳の動脈瘤(りゅう)の発作に襲われた英国人男性(49)が手術を受けた後、全く才能のなかったアートに目覚め、ギャラリーをオープン−。自身も「ミケランジェロに生まれ変わったか」とびっくりしていると1日付のデーリー・テレグラフなどが報じた。



 この男性はイングランド南西部モールバンに住むアラン・ブラウン氏。二重ガラスのセールスマンだったが、6年前に倒れ、16時間に及ぶ手術で生死の境をさまよった後、生還した。



 その後、集中治療室で2カ月間過ごしていた際に絵を描くことを勧められ、犬の写真を模写したところ、今までは全く不得手だった絵がすらすらと描けた。出来栄えも、看護師が「画家か」と驚いて尋ねたほど。退院後、大学で美術を本格的に学び、地元モールバンにギャラリーを開いた。



 脳損傷者団体関係者は「脳の損傷の後遺症は大半が機能マヒ。まれに新たな技術や才能が発見されることがあるが、どういった経緯で起こるのか、完全には解明されていない」と述べている。 


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