午後2時半。私は、キャラバン・サライの屋根からボスポラス海峡と、無数のモスクを見下ろしていた。あちこちのモスクの塔に立ったムアッジンが、町のイスラム教徒たちに祈りをよびかける声が、町中に響き始める。キャラバン・サライの屋根に立っていると、3
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おせち料理やお雑煮とは無縁な私は、正月にイスタンブールの路地を歩き回っていた。写真は、350年前に建設されたキャラバン・サライ(隊商や行商人が泊まった宿)。現在では家内工業の職人らが工房を持っている。イスタンブールには、このようなキャラバン
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