世の中を渡っていくのに一歩を譲る気持ちが大切である。一歩退くのは、のちのち一歩を進める伏線となる。人を待遇するのに少し寛大にする心がけが望ましい。他人に利を与えるのは、実は将来自分を利するための土台になる。 (前集17)中国の「老子」は、天地
食べ物に飢えているときには人にまつわりつき、満腹になると離れてしまう。こちらが裕福である時はやってきて、貧乏になると見捨てて去ってしまう。これは人情の通弊である。このような世俗に対して、君子たるものは、冷静なる目を更にぬぐい清めて直視せよ。
逆境や困窮の労苦こそ、ひとかどの人物を焼き鍛えるための溶鉱炉のようなものである。その鍛錬をよく受けることができれば、心身ともに強健になる。受けなければろくな人間には育たない。 横逆困窮は、是れ豪傑を鍛煉するの一副(いっぷく)の鑢錘(ろすい)
先程の日記「「朝、目がひらくという奇跡」でジュール・ルナールの言葉を載せました。ジュール・ルナール(1864年〜1910年)は、フランスの小説家、詩人として有名で、主な作品『にんじん』『博物誌』『ブドウ畑のブドウ作り』などあります。名言として素晴ら
以下、ひすいこたろう「朝にキク言葉」(サンマーク出版)より。この宇宙における究極の奇跡、それは朝、目が覚めるということです。この広大な宇宙の中で、生命が確認されているのは地球だけです。つまり、宇宙というのは、本来、死の空間なんです。死が普通