あびが、最近時々お友だちに学校で、「一本眉」と言われることがある、と言う。別にひどく傷ついているような言い方ではないので、その言われ方も悪意のないもののように思うのだけど、自分で「あびちゃんって一本眉かなあ?」と鏡を見ている。 日本人だと
うちで私といるときは、話すときは完全日本語のうちの二人。二人の間でもずっと日本語。ほぼ問題ない様子。 そして、ここ数ヶ月の変化は、ちょっとしたメモ、メッセージなど、書くときも日本語!すごい!まだひらがなだけど・・・ 私がそうしろといったわ
フランスのかぼちゃと言えば、POTIRONと言われるハロウィンでちょうちんを作るような大きなかぼちゃと、POTIMARONと呼ばれるオレンジ色の皮の小ぶりのかぼちゃが代表的だ。 大きなポチロンは日本のかぼちゃのように使おうと思うと失敗する。大味で繊維がぼ
寝る前に、藤吾さんが珍しく「湯たんぽを入れて」と言った。なにやら念入りに「お願い」と頼んだので、ちょっとめんどくさかったけど文句も言わずに入れてやった。藤吾さんだけ布団で寝ている(本人の希望。しかも布団を2枚並べて敷いていて、その両方を行
ひとつ前の日記に書いたとおり、私は新奇開拓型の人間のようだ。新しいアパート、新しい服、(自分にとって)新しい野菜、新しい習い事、新しいプロジェクト、新しい同僚・・・、そういうものにわくわくするポジティブな感情のほうが、未知への不安よりも大
日本語の読みたい本は、いつも日本でまとめ買いする。とはいえ、一年や二年に一回の帰国では、読みたい!と思う新しい本情報に出会ったときに、帰国予定がうんと先だと困ってしまう。 やっぱり知識はどんどん入れていきたいし、自分の興味をどんどん満たし
下の階に住むマチュウが、私たちが引っ越した日すぐに登ってきて、ここのアパートは床が薄いから、音がまるまる聞こえる、と言った。それはどうやら、居間の部分だけで、その部分だけ古いフローリングがはずされてビニールタイル敷きになっているせいではな
この間の日本語アトリエの先生のところで指摘されて初めて気づいた。うちのフランス育ちの二人、何か新しい言葉を日本語で言おうとするとき、分かりやすい「〜すること」とか話し言葉で使う言い方より、漢字熟語を使いたがるらしい。 たとえば(ほんとはな
今日は、ガニー市で毎年一回行われる「自転車市」へ行った。 パストゥール小学校の向かいにあるアレナ市立体育館で行われる、中古自転車の蚤の市のようなものだ。ガニー市やその近辺から、自転車を売りたい人が自転車を持ち寄る。 私たちは今年初めて参加
この夏、子供たちが日本の小学校に体験入学して、ちょっと逆カルチャーショックだったことがある。それは、給食に牛乳が出ること。牛乳という選択肢もあってもいいと思うけど、全員が牛乳を一定量飲まなくてはならない、というのは、なんだかおもしろい。し
睡眠の質に問題があることはうすうす気づいていたのだけど、原因は分からない。年齢だろう、とか思ってもいたのだけど、それでも仕事や生活に支障があるとまでは行かなくとも、朝がつらい、午後に疲労感がある、など、日によっては本当にしんどいときがある
藤吾さんが、「ジャッキー・チェン観たい」とDVDを持って居間に来た。ずいぶん長いこと子供たちには見向きもされなかったDVD『酔拳』。 実は、格闘技に興味を持った藤吾さんに、幼稚園から小学生になるころか、私がカンフーかっこいいよ、と吹き込も
あびが、学級代表委員になった。 日本だと、誰か立候補する人はいますか?と先生に言われても、いつも必ず誰もいなくて、では推薦してください、ということになって、推薦されたなかから投票があるのが常だったと思う。少なくとも、小中学校はそうだったと
最近、あびの身長問題のために、食事の質を上げようと努力中。 あびは、おいしくないご飯を食べるのがものすごく苦痛、という難しい子。昔からそうだった。おいしくなくても、おなか空いていれば食べる私と違い、おいしくないものを食べるのが拷問のように
あびは、ポップスが好きだ。クラシックも好きだけど、クラシックの中では王室音楽系(リュリーとか)が好きで、藤吾さんと私が夢中になるモーツアルトやショパンではない。 フランスの子どもたちに大人気の子どもシンガーグループの曲や、今の若者が聴くフ
日本の学校に体験入学中のことだ。 夏休み前の2週間だったから、水泳が毎日のようにあるのかと思っていたら違っていて、水泳はもう成績をつけたしまったとかで、体育は運動会へ向けてのリレー選手選びをやっていた。 そこで藤吾さんは、生まれて初めてタ
あびは何でも鵜呑みにする傾向がある。アスペ型の人に多いらしいが。 藤吾さんの言った冗談を鵜呑みにして、先週は私に話している途中で、「あ!藤吾さん、あんたのバツのこと・・・お母さんに」と言った。 藤吾さんが笑って、「うそだよ。冗談だよ、そん
私の最近の買い物リズムは、肉や魚は二週間に一回、大型スーパーで買いだめして冷凍、野菜と果物、チーズやパテなどはマルシェで毎週というもの。 スーパー買いだめ日、大体の献立のイメージを固めておいてから買い物に行く。二週間分だから、けっこうたく
これは私の個人的な発見で、あまり科学的根拠はないのだけど・・・ 子どもの食事に気を使い、全体的に体によいものを手作りで、などと考える親の子どもは、体が小さい、と思う。太っていないだけでなく、背が低い。私に分かるのは小学生中学年までのことだ
あびの日本で出来たお友だちで、あびにお別れのときに手紙をくれた子がいた。あびはそれを、自分の部屋の壁に貼っているので、洗濯した服など持って入ると、つい目に入る。 その内容がかわいいというか、おもしろい。 あびのことを、大好き、友だちだよ、
今朝、久しぶりに目玉焼きを作った。正確に言うと、うちはいつもベーコンエッグ。(子どもたちは、ベーコンなしのは偽物と思っているくらい。) あびが、白身のところを少し口に入れてすぐに、「日本の卵の味だ。」と言う。 実は、先週モノプリBIOのお
昨日、アマトリチアーナを作ろうと思って、トマト缶を買って帰った。うちにそのほかの材料はあるつもりだったのだけど、帰ってみたらベーコンはないし、チーズもない。 冷蔵庫を見回して、日本で買ったいかの塩辛が目に入った。 いかの塩辛って、すごく久
今回の日本行きで、4年ぶりの母の実家家族もさることながら、子どもたちにとって大きなインパクトがあったのは、小学校体験入学だったにちがいない。 4年前まで私も通った慈光幼稚園には毎年お邪魔し、いつもちょっとしかいないのに、まるで年中通っている
藤吾さんのことばかり書いている気がするが・・・ 日本の小学校へ行き始めてすぐ、気がついたこと。 藤吾さんが、こってりな宇部弁を話すようになったと同時に、肯定するときの返事が、なぜか、「ああ。」になったこと。 今までは、「うん。」とか「そう
去年の夏休み明けから、ガニー中央市場の私のお気に入りの果物スダンドがなくなった。ガニー市中央地区に導入された駐車場の有料化で、もともと客足の芳しくなかった中央市場から、「さらに客が減るに違いない」という懸念から、チーズ屋とその果物屋が撤退
私が、友達だけ作れればいいから、勉強は出来なくても関係ない、と日本の学校の体験入学を子どもたちの反対を押し切って、無理やり決定した。だいたい、いとこの大半と、母と姉がほとんど家にいない忙しい人たちになっているので、そんな家で、口を利かない
藤吾さんは、ずっと10歳になる今まで、日本語でしゃべるときには自分のことを「藤吾さん」と言っていた。日本語で話す相手があびと私で、どっちも藤吾さんのことを「藤吾さん、藤吾さん」言うのだし、あんまりほかの男の子が話をするのも聞かないんだから、