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日記一覧

死臭の道 敗残の兵 - 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之    敗残の兵奪ひたる「ダ」といふ土民の刀もて枝払ひつつ密林をゆくガジュマルの樹より落ちくる山蛭が腕に首筋につきて血を吸ふ蚋、蚊、虻、蠅、虱、熱帯の虫なべてわが血をば吸ふはやぶと、か、あぶ

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雲 - 吉田嘉七ちぎれ飛ぶ砲煙のやうな雲だ―――― 書き割りみたいなお堂の上を死んだ鳩の羽のやうな雲だ―――― 見せもの小屋のテントの上を踏まれた花のやうな雲だ―――― 踊り子の居ない劇場の上をああ、浅草田んぼは草ばかり   <つづく>「復

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エー、今朝0947に呟いたつぶやきがワケワカメだという指摘がありました。なので、これを、一緒に解読できるかどうか試みることにします。日記だと投稿の制限が緩く、字数も気にすることがありませんので、そのつぶやきの全部をこちらにコピペします。 どなた

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源となったつぶやき <【あー、なるほど】「ネットの中では男も女も、大人も子供もないんじゃないかな」(11月15日)>はこちら ⇒ http://mixi.jp/list_voice.pl?direction=next&owner_id=34658408&base_post_time=20171118073538で、これは、スケというア

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ミクとは何か、について、面白い談笑があったつぶやきがあったので、全てを写し、日記にします。偽キラーカーンこと偽キラに対する対応を巡る談笑です。偽キラーカーン:http://mixi.jp/show_friend.pl?id=66160234&pt=1513726301&sig=a39ef81d3e09d665027099

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死臭の道 敗残の兵 - 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之    敗残の兵奪ひたる「ダ」といふ土民の刀もて枝払ひつつ密林をゆくガジュマルの樹より落ちくる山蛭が腕に首筋につきて血を吸ふ蚋、蚊、虻、蠅、虱、熱帯の虫なべてわが血をば吸ふはやぶと、か、あぶ

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雲 - 吉田嘉七ちぎれ飛ぶ砲煙のやうな雲だ―――― 書き割りみたいなお堂の上を死んだ鳩の羽のやうな雲だ―――― 見せもの小屋のテントの上を踏まれた花のやうな雲だ―――― 踊り子の居ない劇場の上を   <つづく>「復員第一詩集 やけあと」 吉

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雲 - 吉田嘉七ちぎれ飛ぶ砲煙のやうな雲だ―――― 書き割りみたいなお堂の上を死んだ鳩の羽のやうな雲だ―――― 見せもの小屋のテントの上を   <つづく>「復員第一詩集 やけあと」 吉田嘉七 虎座社昭和二十四年一月廿日 発行定價 六〇円

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死臭の道 敗残の兵 - 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之    敗残の兵奪ひたる「ダ」といふ土民の刀もて枝払ひつつ密林をゆくガジュマルの樹より落ちくる山蛭が腕に首筋につきて血を吸ふ蚋、蚊、虻、蠅、虱、熱帯の虫なべてわが血をば吸ふはやぶと、か、あぶ

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骨ある限り - 吉田嘉七 一切合切あらひざらひネオンから壁から看板から硝子戸からエレベーターから天井からとことんもぎとられても草茫々の原の中激しい夏の太陽の下骨ある限りビルディングは立ってゐる。「復員第一詩集 やけあと」 吉田嘉七 虎座社昭

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死臭の道 敗残の兵 - 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之    敗残の兵奪ひたる「ダ」といふ土民の刀もて枝払ひつつ密林をゆくガジュマルの樹より落ちくる山蛭が腕に首筋につきて血を吸ふ<死臭の道 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之 全125頁 41頁より>

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祖国の土 - 吉田嘉七何もない家(うち)のあとでもやつぱりここは家(うち)のあとだ。いちめんの畑となつた東京にも満ちているのは五月の光りだ。さわやかな初夏の風にゆれて愛する者と麦の穂と希望それだけがこの焼けあとにある。胸をはだければかがやく

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死臭の道  雨、雨、雨…… - 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之  雨期来る独逸軍降伏の噂さだまりてシャン高原は雨期に入りゆく軍票の価値なくなりて鶏一羽銃一丁と換ふる兵あり月越えて一日も雨の降りやまず傷病兵の列つづきゐて月越えて一日も雨の降りやま

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死臭の道 - 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之      雨、雨、雨……   雨期来る独逸軍降伏の噂さだまりてシャン高原は雨期に入りゆく軍票の価値なくなりて鶏一羽銃一丁と換ふる兵あり月越えて一日も雨の降りやまず傷病兵の列つづきゐて月越えて一日も

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祖国の土 - 吉田嘉七何もない家(うち)のあとでもやつぱりここは家(うち)のあとだ。いちめんの畑となつた東京にも満ちているのは五月の光りだ。さわやかな初夏の風にゆれて愛する者と麦の穂と希望それだけがこの焼けあとにある。   <つづく>「復員

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祖国の土 - 吉田嘉七何もない家(うち)のあとでもやつぱりここは家(うち)のあとだ。いちめんの畑となつた東京にも満ちているのは五月の光りだ。   <つづく>「復員第一詩集 やけあと」 吉田嘉七 虎座社昭和二十四年一月廿日 発行定價 六〇円

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死臭の道  - 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之      雨、雨、雨……   雨期来る独逸軍降伏の噂さだまりてシャン高原は雨期に入りゆく軍票の価値なくなりて鶏一羽銃一丁と換ふる兵あり月越えて一日も雨の降りやまず傷病兵の列つづきゐて<死臭の道 一

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夕陽を受けて - 吉田嘉七家なりに仕切つた畠の中で子供らの頬が赤く、切れた電線の間で雲が赤く、はみ出た鉄管の上で太陽が赤く、つきつめた感情のむかふでわたしも燃えてゐる「復員第一詩集 やけあと」 吉田嘉七 虎座社昭和二十四年一月廿日 発行定價

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死臭の道  - 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之      戦場にて 闇の夜を渡河して間もなく急斜面駆けのぼり山上の部落占拠す  敵襲敵襲に銃把を握り伏せをれば草葉の露が頬濡らしくる銃弾が竹を貫き倒す音また匍匐す咽喉渇きつつ銃撃の音絶えしとき鮮血

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まぁ、何のために、ミクシィを楽しんでるのか、ミクってるのかっていうことに関しての話合いの一部らしいのですが、ちょっと、面白いで、仄聞できた限りを上げてみます。                  記まぁ言葉の威力っていうのは巨大ですよね。それ

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死臭の道  - 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之      戦場にて 闇の夜を渡河して間もなく急斜面駆けのぼり山上の部落占拠す  敵襲敵襲に銃把を握り伏せをれば草葉の露が頬濡らしくる銃弾が竹を貫き倒す音また匍匐す咽喉渇きつつ銃撃の音絶えしとき鮮血

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ラッシュアワー - 吉田嘉七私も行かう。行つて満員の電車に乗らう。肩をそばだて割込まう。窓から泥靴で押入らう。邪魔な硝子は割つて入らう。人の足は踏んでやらう。怒鳴つて先を争はう。群衆と共に共に押合はう。押して自分の席を奪はう。私も行かう。行

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死臭の道  - 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之      戦場にて 闇の夜を渡河して間もなく急斜面駆けのぼり山上の部落占拠す  敵襲敵襲に銃把を握り伏せをれば草葉の露が頬濡らしくる銃弾が竹を貫き倒す音また匍匐す咽喉渇きつつ銃撃の音絶えしとき鮮血

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ラッシュアワー - 吉田嘉七私も行かう。行つて満員の電車に乗らう。肩をそばだて割込まう。窓から泥靴で押入らう。邪魔な硝子は割つて入らう。人の足は踏んでやらう。怒鳴つて先を争はう。群衆と共に共に押合はう。押して自分の席を奪はう。   <つづく

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ラッシュアワー - 吉田嘉七私も行かう。行つて満員の電車に乗らう。肩をそばだて割込まう。窓から泥靴で押入らう。邪魔な硝子は割つて入らう。      <つづく>「復員第一詩集 やけあと」 吉田嘉七 虎座社昭和二十四年一月廿日 発行定價 六〇円

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死臭の道  - 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之      戦場にて 闇の夜を渡河して間もなく急斜面駆けのぼり山上の部落占拠す  敵襲敵襲に銃把を握り伏せをれば草葉の露が頬濡らしくる銃弾が竹を貫き倒す音また匍匐す咽喉渇きつつ銃撃の音絶えしとき鮮血

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紙幣(おさつ)の詩 - 吉田嘉七十六の菊の紋と議事堂の瑞祥の鳥をしるす薄つぺらな紙切れよお前はあの日を知つてゐるかその紋のためにその建物のためにその鳥をこの國に呼ぶためにわたしたちは皆死ねといはれ愛情を弾丸にかへ青春を食ひつぶして飢えをしの

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死臭の道  - 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之      戦場にて 闇の夜を渡河して間もなく急斜面駆けのぼり山上の部落占拠す  敵襲敵襲に銃把を握り伏せをれば草葉の露が頬濡らしくる銃弾が竹を貫き倒す音また匍匐す咽喉渇きつつ銃撃の音絶えしとき鮮血

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紙幣(おさつ)の詩 - 吉田嘉七十六の菊の紋と議事堂の瑞祥の鳥をしるす薄つぺらな紙切れよお前はあの日を知つてゐるかその紋のためにその建物のためにその鳥をこの國に呼ぶためにわたしたちは皆死ねといはれ愛情を弾丸にかへ青春を食ひつぶして飢えをしの

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死臭の道  - 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之      戦場にて 闇の夜を渡河して間もなく急斜面駆けのぼり山上の部落占拠す  敵襲敵襲に銃把を握り伏せをれば草葉の露が頬濡らしくる銃弾が竹を貫き倒す音また匍匐す咽喉渇きつつ銃撃の音絶えしとき鮮血

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