学生時代から、旅行に出かけるひとに、「お土産何がいい?」とたずねられると、「石」と答えるようにしている。もちろん、頼めるのは、そういうことをおもしろがってくれる相手に限るわけだが。そんなわけで、そういうことを始めて二十数年経った現時点で、ぼ
いつのことだか思い出してごらん で始まる歌を、自分の幼稚園の卒園式で歌いながら泣いてしまった記憶がある。もう三十数年前の話だ。きっと、子供ながらにはじめて感じたのだろう。これからたくさんのひとたちと別れていかなきゃならないことを。 いまでも、
「俺には、『お前はずっとそうして一人で飛んでいろ』って言われた気がしたがね」「そんなはずはないわ!ポルコはいい人だもの」「いい奴は死んだ奴らさ」― 宮崎駿 『紅の豚』 より ―DATA:Rolleiflex 2.8 GX Planar 80/2.8 Fuji PN400H f2.8 1/30
俺の名前はいや、よそう。そういうのは、表の世界の流儀だろう。俺とは、縁のない世界の話だ。もう何人こいつで仕留めてきたんだろう。数えきれなくなっちまったが、最初の男は不思議と覚えている。俺と同年代のカメラマンだった。坊主頭で痩身の・・・たしか、
CP+2015のオリンパスブースにて。きらびやかな、最新のオリンパス製デモ機を使わずに、ぼろっちい古いカメラで自分の写真撮っててすいませんでした。来世は生まれ変わりますんで。 いやホントに。 DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Kodak Tri-X 400 f2.5 1/50