多くの人は開花のときにうれしさを感じると思うけれども感じやすいきみは...その瞬間に散りゆくときも見つめているのかもしれない...でもねもう少しだけ目を凝らしてみると...落ちた花弁の後に残る結ばれた実や種を見つけられるその先そこからまた新たな芽が
ふっ と生まれてすっ と消えてゆく淡雪手のひらで捕まえようとしてもぼくの熱ですぐに消えてしまうこの世に生まれてきた証は何か残せたのかい大丈夫見つけたぼくの瞳にはしっかりと映りその奥の記憶にもくっきりと刻まれ冷たかった手のひらの感覚はずっと 残
今夜も素敵なおぼろ月夜昨日よりも一段とやわらかにやさしく駅からの帰り道真っ暗な道を選んだ今宵いとしく想いを込めて...