骨ある限り - 吉田嘉七 一切合切あらひざらひネオンから壁から看板から硝子戸からエレベーターから天井からとことんもぎとられても草茫々の原の中激しい夏の太陽の下骨ある限りビルディングは立ってゐる。「復員第一詩集 やけあと」 吉田嘉七 虎座社昭
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死臭の道 敗残の兵 - 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之 敗残の兵奪ひたる「ダ」といふ土民の刀もて枝払ひつつ密林をゆくガジュマルの樹より落ちくる山蛭が腕に首筋につきて血を吸ふ<死臭の道 一兵卒の緬甸鎮魂歌 藤吉淳之 全125頁 41頁より>
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