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クルマでオホーツク出張に出発した1月27日月曜日は、美幌峠に向かう途中の弟子屈で昼飯を食べることにして、割った豚骨のみでスープをとっためちゃめちゃとんこつ臭いギトギトのラーメンを出す「いぶき」に寄った。
「いぶき」で「塩」と頼むとあっさりラーメンが出てきてしまい、ギトギトとんこつの「元祖いぶきのラーメン」は醤油なのだが、今回はおかみさんに「塩ラーメン(700円)」をこってりスープで作ってもらえないかお願いした。
自分はもう何度も来店しており常連扱いしてくれるようになっていることもあり、おかみさんは快諾してくれた。
相変わらず豚骨から出た脂が5mmくらいの層になって表面を覆い尽くしており湯気も立たない。
かきまぜてれんげにスープをひと口取ってもこの脂である。
うん、これだ。
強烈なとんこつスープは塩でも旨いな。
麺を全部食べ終わってもお麸はずっと脂に浮いたままでスープが染みない。
この貴重な豚骨スープを残すのはもったいないから、小ライス(150円)を注文し、残ったスープに投入。
そしてかきまぜる。
おじや風にして食べる残り汁も旨い。
きれいに完食。
おかみさんと話もしたが、最近はお昼は来店客ゼロの日も多く、夜遅くまで営業しても15杯も出ず、売り上げが1万円に満たない日も多くて大変だそうだ。
そんな状況で継いでくれる人など現れず、1代でおしまいになりそうだと言う。
もうしばらく頑張ると言ってくれているが、骨割りができなくなってきたら辞めるつもりだそうだ。
寂しい話を聞いてしまったが、オホーツク出張に向かわねばならず、会計して1000円札を出したら釣り銭がなく800円になった。
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