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文化の日の振替休日だった11月4日は、泊まっていた札幌から「一日散歩きっぷ(道央圏用)」で鵡川で昼飯を食べてから、十勝の新得には夜7時頃に着いた。
新得から釧路までは駅前無料駐車場に停めたクルマで帰るから、十勝で列車では行けない場所にある店で夕飯を食べて帰ることにした。
今回、夜9時まで営業している上士幌の和食レストラン「一善」に狙いを定めた。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1915330529&owner_id=18367645
自分は「卵でとじていないご当地カツ丼愛好家」を標榜しており、「一善」のソースカツ丼がただのソースカツ丼ではないらしく、気になっていたのだ。
夜8時に上士幌に着き、早速メニューを見ると、「ソースカツ丼(豚・鶏、850円)」というのがある。
これだな、値段が同じなら鶏より豚の方がいいな、豚で注文。
すると、厨房からは肉を叩く音が聞こえ、その後揚げる音が聞こえてきて期待に胸が膨らむ。
しばらくすると、ソースカツ丼と聞いてイメージするものとはちょっと違う感じの「ソースカツ丼」が運ばれてきた。
見た目でもソースの色がウスターソースとは違うし、ゴマが交ざっていること、そして何かが摺りおろされて入れられているソースであることが分かる。
出てくる前にそれが生姜であることは厨房ですりおろしたときから漂ってきた香りですでに分かっているが、こんな「ソースカツ丼」は初めてである。
食べてみると、変わったソース以前に厚み1cm以上の豚肉自体が臭みもなくジューシーでおいしい。
そして、生姜とゴマの効いた特製ソースのとんかつが非常に旨い。
ご飯ととんかつの間にはソースカツ丼にはよくある通りキャベツが敷いてあるが、特製ソースが染みたご飯を食べると何やらコクも増しており絶妙である。
よく見るとキャベツはマヨネーズで和えてあるようだ。
生姜とゴマの風味の独特なソースとキャベツにまぶされたマヨネーズのコク、そして何よりもジューシーでおいしい豚肉。
夢中で食べあっという間に完食。
ネーミングが「ソースカツ丼」だからさして期待していなかったが、いい意味で期待は裏切られ、非常においしい変わりカツ丼だった。
満足して釧路へ帰った。
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