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カプチーノの車検が昨日で切れた。
走行21万kmを超え、節目の20万kmをとうに超えちゃったし、タイミングベルトとウォーターポンプを交換しておくために9月9日にスズキに整備入庫させた。
製造後17年を経過し、ほかにもいろいろ直さなきゃならないところがあり、腐食して穴が開いたリアマフラーやピストンが固着して動かなくなったリアブレーキキャリパ、暗くなって規定の照度が出なくなったヘッドランプ、室内からの操作で開かなくなった給油口のフタのバネを交換するほか、この機会にラジエター液やエアクリーナー、スパークプラグとハイテンションコード、燃料フィルターも交換するという重整備を依頼した。
予定では、全ての作業を終えて10月30日に引き取り、車検満了日の昨日車検を受けに行くことにしていた。
ところが、10月29日にスズキで最後の作業として燃料フィルターの交換作業をしようと、カーリフトに載せて持ち上げたところで問題発生との連絡が入った。
燃料タンクが腐食して燃料漏れが発生している、燃料パイプもボロボロで交換を要する状態だと言う(写真1)。
交換するとなれば高い部品だから、確認しに来て欲しいとのことでスズキに見に行った。
こりゃだめだ。
買った沖縄では台風が来る度に潮まみれになったし、その後名古屋→東京勤務を経て新潟→釧路と臨海部で冬には融雪剤も散布する地域で乗っていたから、塩をかぶって腐食が進んで下回りはひどい状態だ。
燃料タンクは修復が利きそうな状態ではなく、交換しなけりゃだめみたいだ。
さすがに下回りにぶら下がっている燃料タンクは、解体部品では状態がいいものなど見つからないだろう。
燃料パイプも同様で、どちらも新品を取り寄せ交換するしかないだろう。
いくら掛かるんだろう、部品代はかなり高いだろうな。
まあ、部品は金さえ払えばどうにでもなるからまあいい、しょうがない。
ところが、話はそう簡単には済まない。
カプチーノの燃料タンクを交換するには、クロスメンバーとリアアクスルを外さないと交換できない場所に取り付けられている。
軽自動車だし、燃料タンクを交換することなど想定していないクルマなのだろう。
アクスルは手間が掛かるだけの話だが、厄介なのはクロスメンバーだ。
メインフレームにボルトで連結されているのだが、当然1度も外したことなどなく、錆びてメインフレームとクロスメンバーは完全に固着して一体化してしまっている。
外せるかどうかが問題なのだ。
スズキにはクロスメンバーを外せるかどうか、とにかくやってみてもらうよう依頼した。
これができなきゃ車検は通らないから廃車にするしかない可能性も出てきてしまった。
金が掛かるのはしかたないから、何とか直してまだ乗りたい。
クロスメンバーが外れたら、部品を注文して交換してもらうことにしたが、数日で終わるような作業じゃない。
車検満了までに間に合わなかった。
その後スズキからまだ連絡はなく、クロスメンバーが外せるか未だに不明だ。
時間が掛かるのはしょうがないから、どっちみち車検も切れちゃったからじっくりやってもらって、何とかメドを立ててもらえないか祈るのみである。
クロスメンバーが外せなかったり、メインフレームがいっちゃったら廃車せざるを得ないかも知れない。
復活できそうなメドが立ったら、それから車検はどうするか考えるしかない。
古いクルマを日常使用するのは何かと大変だなぁ。
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