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先週金曜日、10日は日帰りで根室出張だったので、お昼は根室に着いてから食べた。
根室と言えば、エスカロップに代表されるご当地洋食屋メニューが何種類もある。
この日は、バターライス系を食べたい体調じゃなかったので、白いご飯系の「スタミナライス」を食べることに決めた。
仕事先の商工会館1階のレストラン「ニューかおり」にはエスカロップはないが、代わりに「スタミナライス(700円)」というメニューがある。
「スタミナライス」はこの店が発祥らしいが、根室のほかの店でも「スタミナライス」を置いている店があり、これも根室で一般的に広まったメニューだ。
「スタミナライス」が運ばれてきたが、白いご飯の上に甘いタレに漬けたとんかつが乗り、その上に甘い味付けの野菜炒めが被せてあり、さらに目玉焼き(片目)が乗っている。
「生で!」とお願いすれば、卵は生卵にしてもらうこともできるが、今回はノーマルの目玉焼きバージョンにした。
半熟の黄身をつぶして、醤油を垂らすのが通なんだそうで、そうして食べる。
全体的に甘い味のスタミナライスが醤油で引き締まる。
目玉焼きは、黄身は半熟だが、下の部分は少し焦げるくらいの焼き加減で、プリッとした白身の感触とも相まっておいしい。
しかし、これをフォーク1本で食べさせるから、目玉焼きはなかなか切れないし、ひと口分バランスよくフォークにご飯とカツと野菜に卵まで乗せることなど不可能に近く、たいへん食べづらい。
この食べにくさもB級グルメ感を倍増させている。
悪戦苦闘しながらフォーク1本で平らげ、満足できるスタミナライスなのであった。
根室の洋食屋は面白い。
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