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2009年05月16日15:38

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内田樹『下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち』

職場の尊敬する先輩から貸していただいた。その先輩は本当に凄い人で、「こんな人が普通のサラリー・マンなんて」って不思議に思えるくらい多彩な才能の持ち主なのです。知識も技術力も指導力も超一流です。読書量も半端ではない。それほどの知識と情報を一体どうやって維持し続けられるのだろう。凄いなぁ。おまけに音楽(楽器演奏、バンド活動、声楽など)も絵画も一流。そして絶対に偉ぶったりしない、穏やかな男。そんな人に会ったことありますか?

俺よりも一つ年上で、俺よりも一年ほど早く今の職場で働いている。大勢の後輩からとても頼りにされている。この人に聞けば、しっかりと方向(direction)を示してくれると皆知っているのだ。

「○○さんならどう考えるだろうか」とか「○○さんはこう言っていた」とか頼りにしっ放しの俺だけど、「凄い人」とわかっているから、俺にとっての“師”なのだろうか?そんなこと考えてみたことがなかったけど、もしかしたらそうなのかもしれない。

前置きが長くなったけど、そんな「先生(師)と弟子」の話も出てくる本です。とてもいい本だった。

現代の子供たちは「労働(家庭でのお手伝いなど)主体」としてではなく、「消費主体」として自己を確立してしまっているという話は目から鱗が落ちた。学級崩壊や学力低下の原因がわかった気がした。

そして労働の意義を気づかせてくれた。我々日本国民には勤労の義務があるのです。働いたら働いた分だけ、稼げるわけではないのだ。子供の頃は大人の世話になり、年老いたら若者の世話になるのだから。

ニートの話も出てくるが、引用は省略。

携帯電話紛失[2008年02月24日]
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=725305802&owner_id=7106525
このときに携帯をなくして以来、俺は旧友と会わなくなった。実際のところ、連絡先が不明となってしまったので仕方がないが、「一人気ままで自由でいいや」なんて思っていたのも事実だ。働いているけど、ちょっとニートな志向だ。“友達付き合い”というコミュニティから逃げ出していたのだから。

けど今日、一人の旧友と会う予定。わざわざ俺の自宅の郵便受けに置き手紙を届けてくれた奴だ。久し振りなのでやや気が重いが、まあ酒でも飲めば昔通りの関係に戻ると思うんだけどね。

追伸:この日記を会う前に書きたかったので、時間を使ってしまった。やるつもりだったことはやっていない。あーあ。。。


「内田樹 下流思考」でぐぐれ
http://www.google.co.jp/search?q=%E5%86%85%E7%94%B0%E6%A8%B9+%E4%B8%8B%E6%B5%81%E6%80%9D%E8%80%83&lr=lang_ja

Amazon.co.jp: 下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち: 内田 樹: 本
http://www.amazon.co.jp/dp/4062138271
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