Man the Hunter・・・Woman the Gatherer(ちょっと気を遣ってみました)。人類は生まれてこの方、数千年前に農耕と牧畜を発明するまで人皆全て狩猟採集漁労民だった・・・。
後期近代と言われ、世界資本主義システムと言われ、都市人口が増えれば増えるほど、自然を求めるのもまた一つの人の理。
こういう話をすると、よく「人は自然に還れない」と言う社会科学系の先生方もいらっしゃいますが、自然に還る/還らないは、狩猟採集民を巡る言説の一トピックでしかありません(もちろんそうした話も大歓迎)。
他方で思想・哲学系の先生方からは、ノマディズムについて語られる方もいらっしゃいますが、それも一つのトピック。
気がつけば都市内でも野宿者という資料採集民が登場し、あるいはデイトレーダーという情報狩猟民が登場する今日も、狩猟採集民は私たちに大きな存在論的問題を伴って表象されてきているように思われます。
何を間違えたかこの「反時代的」コミュニティ。さぁこい、狩猟採集に憬れる者たち、そして我こそは狩猟採集民という者、その研究者たちよ。
関連トピック
民族:ピグミー(*蔑称の含意あり:アカ・バカ)、ブッシュマン(*蔑称の含意あり:グイ・コイ・サン)、コルカ、アボリジニ(*一部で問題化:アランタ・ワルピリ・ルリチャ・ピントゥピ・ヨロングetc)、トレスストレイト諸島民、エスキモー(呼称については賛否両論あり)、ネイティヴ・アメリカン(アサバス、アルゴンキン、アパッチ、セリ、農耕民も多いのですが)、グラン・チャコ、オナ、フエゴ、ヴァギリ、ムラブリetc(適宜更新します)
研究領域:環境、生態、経済、社会、宗教、都市、観光、芸術、スポーツ、身体、アフォーダンス、土地、国家、市場、民族誌、民族誌の政治性etc
研究者:Hubert&Mauss、Spencer &Gillen、Turnbull、Deleuze、伊谷純一郎、原子令三(ここも適宜更新しますが、とりあえずは話題にし易い故人に絞っています)
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