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Leif Segerstam

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詳細 2017年10月28日 19:49更新

Leif Segerstam レイフ・セーゲルスタム(1944.3.4〜)
フィンランドの指揮者、作曲家

 シベリウス・アカデミーでヴァイオリン、ピアノ、指揮、作曲を学ぶ。早くからヘルシンキ・フィルのエキストラ・ヴァイオリン奏者を務め、またシベリウスを得意としていた名指揮者タウノ・ハンニカイネンが創設指導していたユース・オーケストラのコンサートマスター、指揮者を務めた。ジュリアード音楽学校に留学し、ジャン・モレル教授の指揮クラスでレヴァイン、スラトキンと机を並べる。オーケストラの授業では、パールマン、ズッカーマン、ズーコフスキー、後にフェルメール・カルテットを結成するピエール・メナール、コントラバスのゲリー・カーと一緒だったという。
 帰国後、フィンランド国立歌劇場と契約。オーストリア放送響(75-82)、フィンランド放送響(77-87)、ドイツのラインラント・プファルツ州立フィル(83-89)、デンマーク国立放送響(88-95)、ヘルシンキ・フィル(95-01)のそれぞれの首席指揮者を歴任。2001年からフィンランド国立歌劇場の首席指揮者である。
 75年、メトロポリタン歌劇場の日本公演で「ボエーム」を担当、96年と2000年にはヘルシンキ・フィルと日本を訪れシベリウス・プロで好評を博した。98年12月と2001年2、3月と2006年1月には読売日響でマーラーの交響曲第5番、第1番、第9番、第2番、ドヴォルザーク「新世界より」、ムソルグスキー「展覧会の絵」なども有名曲の他、得意のシベリウス、また、指揮者無しで演奏される自作の曲なども取り上げ高く評価された。
 作曲家としても精力的で交響曲だけで100曲を越え、5月のヘルシンキ・フィルとの演奏会では第131番を初演する事になっている。他にも協奏曲、弦楽四重奏曲なども数多く書いており、まだ増え続けている模様。ちなみに93年以降のオーケストラ曲は全て指揮者無しで演奏されるように書かれている。
 録音も日本の国内盤としては僅かしかないが、輸入盤はおびただしい数がリリースされている。先ずは今年になって2度目の交響曲全集が発売された、得意のシベリウス。一度目はデンマーク国立放送響と録音し、これはこれで高い評価を得ていたが、2度目はヘルシンキ・フィルと行い、より充実したシベリウスを完成させた。次にデンマーク国立放送響と録音したマーラー交響曲全集。色々なCDを聴いてきたマーラー通も唸らせる個性的な演奏で人気がある。ブラームスも交響曲全集録音している。これはラインラント・プファルツ州立フィルと行ったもので、録音のレベルのせいもあるのか、シベリウスやマーラーほどのインパクトのある内容ではないが、決して悪い演奏ではない。更にスクリャービン交響曲も全て録音しており、これはこの指揮者の音楽的指向に合っているのか、高い評価を得ている。マーラーの学友であった夭折の天才ハンス・ロットもいち早く録音し、マーラーの起源の一端を担ったと思われるユニークな交響曲を聴かせた。更にシュニトケ、レーガー、ラウタヴァーラ、ペッタション−ベリエルなどそして自作の交響曲、管弦楽曲に至るまで数々の録音をこなしてきている。
 コンサートにオペラに録音に作曲に大変エネルギッシュな音楽活動で多忙を極めると思われるが、来日するたびに巨大化している(ように見える)。体型はまさに力士である。白く長くボサボサな髪、その髪との境がわからないボウボウの顎髭。横からのシルエットは、あのブラームスの影絵に似ているが、実際間近で見ると北極熊か怪人である。あれ以上太ると移動も大変だし、指揮台も特注が必要かも知れないし、何より健康を害しそうな気がするので、今後来日の際には必ず聴いて観ておきたい指揮者の一人である。

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カテゴリ
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