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ニュルブルクリンク 南&北

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詳細 2020年4月27日 02:01更新

ニュルブルクリンク(ドイツ語:Nürburgring)はドイツ北西部、ケルンの南方ニュルブルクにあるサーキット。北コースと南コースがある。

1995年以降毎年、F1グランプリが行われている。(1997年、1998年はルクセンブルクGP、それ以外はヨーロッパGPとして開催。) 1995年から1997年にかけてはWGPも開催された。なお、ここで開催された1964年のF1ドイツグランプリでホンダが日本車として初めてF1に出走した(当時は北コース)。

モータースポーツの他にも、マラソン大会、自転車レース、ロックイベントなどが行われている。



・歴史
第一次世界大戦に敗れたドイツで、当時の政府が失業者に職を与えるために建設した。1927年の開設当初は全長が22.8kmの巨大な北コース(ドイツ語:Nordschleife)と全長7.7kmの南コース(ドイツ語:Südschleife)の2つに分かれており、現在は北コースが20.8km、南コースが5.1kmとなっている。名称はNürburg-Ringだったが、1933年、ナチスが政権につくと国力高揚のためにアドルフ・ヒトラーはモータースポーツに資金援助をおこなった。ニュルブルクリンクもその一環で改良され、また名称もこのときハイフンが取られ、Nürburgringとなった。第二次世界大戦前まで、ドイツ、フランス、イタリアなどの欧州諸国はレーシングカーの開発に力を入れメルセデス・ベンツ、アウトウニオン、ブガッティ、アルファ・ロメオなどが争ったグランプリが行われたが、ナチスの強力な資金援助のためにドイツ勢が優勢となっていった。戦後は、1951年から76年の大事故(レースの項参照)までF1GPが開催された。


・世界一過酷な北コース


豊かな森の中にある古城ニュルブルク城を囲む北コースは、高低差300メートルで坂の連続、カーブ(コーナー)の数は超高速から超低速まで172(うちコンクリート舗装のバンクがついたカーブが2ヶ所ある)もあり、その多くはブラインドコーナーとなっていて、カーブがどのくらい回り込んでいるか見えない。それでいて、コース全体の平均スピードが高く、波打ち蛇行し、路面は埃っぽく滑る。加えて、コース幅は一般のサーキットより狭く、エスケープゾーン(安全地帯)も無きに等しい位狭く、コース両脇が壁になっているところもある。言わば舗装された山道をレーシングスピードで走り抜ける様な状況である。又、一番長い直線は約2100メートルあり(途中ゆるいカーブがある)、富士スピードウェイよりも長い。そこではレーシングカーなどでは最高時速300kmを超える。 以上の事から、車の各パーツ等への負担が大きく、又、何よりドライバーに多大な負担がかかる。狭く荒れた道を高速で長時間車を走らせるには、相当の腕前と経験、集中力さらには勇気と体力も必要とされる。まず、コースを覚える事自体大変である。またその過酷さから、車両の総合的な性能が求められ、走行する車両のボディーが良くないと良いタイムが出ない事から、スポーツカー等自動車開発時にテストサーキットとしてよく利用されている。日本車ではホンダ・NSX、日産・スカイラインGT-R、スバル・インプレッサWRX、三菱・ランサーエボリューションなどの開発テストコースに用いられたことで知られる。世界の自動車メーカーのほとんどはここでテスト走行を行ったことがあるが、フェラーリはニュルブルクリンクでロードカーのテスト走行を行ったことはない。

北コースのラップタイムは、300馬力程度のスポーツカーで8分前後、それ以上、またはレーシングカーでは約7分程度である。コースレコードは、F1マシンでは1975年のドイツGPでニキ・ラウダの記録した6分58秒6(改修前の南コースを含むためL=22.835km)、スポーツカーでは南コース改修中の1983〜1984年暫定コース(L=20.832km)で行われた1983年の1000km耐久レース予選時、ステファン・ベロフがワークスのポルシェ956で記録した6分11秒13である。因みに市販車のコースレコードはマイケル・バーガーの走らせるラディカル・SR8により記録され、6分56秒である。最近ではパガーニ ゾンダFが7分28秒で走った。

なお、北コースは法的には一般有料道路に位置づけられており、貸し切り日以外は一般の人も料金(1周19€/2007年11月現在)を支払えば自分の愛車でサーキットを走行することが可能だが、北コースで起きた事故に関しては自動車保険が適用されない。

またコースのアスファルト上に、テストを行ったメーカーやドライバーなどがチョークで書いた、自動車会社のエンブレムなどの落書きがいたる所に見られる。


・レース
ニュルブルクリンクでF1が行われ始めたころは北コースを使用していたが、上記にもある通り起伏が激しく車がジャンプする地点があるなど、車の性能が上がるにしたがって危険になっていった。そして1976年のドイツGPとして行われるレースをもって北コースでのF1開催を終了することが決まった。そのレース中にフェラーリのニキ・ラウダが大事故を起こし、北コースの危険性を改めて浮き彫りにした。その後ドイツGPは、近代的なホッケンハイムで行われる事になった。そして1984年に全長4.5kmの新たな南コースが建設され、翌1985年のドイツGPはこの南コースで開催された。1986年以降のドイツGPはホッケンハイムに戻るが、1995年にニュルブルクリンクでのF1グランプリが復活した。ビートルシケインの形状が小変更された後、2002年に1コーナーが大きく改修されたため、南コースの全長は5.1kmとなった。現在のF1ではこの南コースを使用しており、北コースは現在でもニュルブルクリンク24時間レース等で使用されている。(ほぼDTM仕様と言って差し支えない車両からアマチュア所有のオペルマンタやディーゼルエンジンのベンツ190Eなどありとあらゆる車両が1分程度の時差でスタートし狭いコースを混走する様はまさに圧巻)。又、24時間レースでは、北・南両コースをつなげて使用され、スタート・ゴール、ピットは南コースが使用される。他に、カミオン(トラック)レースも行われている。

なお、北コースにおける現役F1マシンの走行は長らく行われていなかったが、2007年4月28日に開催されたイベントのデモンストレーションにおいて、BMWザウバーのニック・ハイドフェルドが、31年ぶりに北コースを走行した(使用したのは2006年仕様のマシン、F1.06)。過酷な北コースの路面を近代F1マシンで走行するのはいささか無謀ではあるが、車高を最大に上げ、タイヤもバースト回避のため非常にハードなものを使用することでマシンを適応させ、コースを3周した。デモのための安全重視の走行で、ギア比もショートレシオに設定していたため、ファステスト・ラップは8分34秒、トップスピードは275km/hにとどまっている。

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2008年3月21日

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カテゴリ
車、バイク
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