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意味がわかると怖い話。コミュの愛情・黒腹の庭のアリス(自作、長文・シリーズ)

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(^▽^)
さて、俺です。

普通、普通、夢オチ(連続作品)、アレンジ(駄作)、陳、と作成させて頂きました。

そして………

今回は、例の女性の作品を書かせて頂きます。
約一ヶ月ぶりの登場です。過去作知っていれば、意味怖が分かる作品です。

それでは、本日も彼女による狂騒曲をご堪能下さい。m(__)m

怖く書ける自信無し!



★★★★★★★★★★★★★★★



真由美『すごく楽しかったね。』

俺『そうだね、真由と一緒だったから、かな。』

真由美『え……。』



社会人になり、仕事一筋だった俺にも、ようやく彼女が出来た。
相手の女性は同じ職場で働く同僚の女性。

今日は彼女と遊園地に行ってきた。
久しぶりのデートで少し緊張していたこともあり、一日があっという間に過ぎていった。


普段は車を使用するのだが、今日は、敢えて電車で行くことにした。
彼女と歩くこともデートの内だから。

駅までの道を歩いていると、街灯の無い道へと来てしまった。

行きは明るく、木々の緑が太陽の光に反射して眩しい程だったが、この時間になると雰囲気は一変し、薄気味悪さしか感じない。

彼女が無意識の内に俺の手を強く握って来る。
俺も明るく振る舞いながら、彼女の手を握る。

トンネルの明かりが見えた。

薄暗い道を歩くよりは、明るいトンネル内を歩いた方がいいと考えた俺は、トンネルの方へと彼女を誘導した。


……この判断が間違っていたんだ………。


長いトンネルに入ると、二人の声も反響し、彼女もいつもの明るさを取り戻した。

トンネルの中程に、白のワンボックスが停まっていたが、話に夢中だった俺と彼女は特に気にも止めていなかった。

ワンボックスの脇を通り過ぎようとした時だった。

俺達二人の背後から、人が近付いてくる気配を感じた時には、既に俺と彼女の顔には布が押し当てられていた。

ラベンダーに似た香りと、薄れゆく意識の中で俺が聞いたのは、彼女のもがく声と、背後からの笑い声だった。



『ふふふふ。』






俺は目を覚ました。

辺りを見回す。


…手術室だろうか。
薬品の匂いとベッドが置かれているのが分かる。
ベッドの両脇には医療器具が置かれている台があった。

そうだ、彼女は……?

薄暗い部屋の中、彼女の姿を捜す……。

いた。
俺の真向かいの壁に、彼女が居た。
……鎖で両手を上げた状態のまま固定された彼女は、うなだれたままだ。


俺『真由っ!』


俺の呼び掛けで、意識を取り戻した彼女はうなだれていた顔を上げた。


真由美『純くん…、あれ、これ、…何……、何!?』


真由美も、俺の状態と自分の状態を確認し、訳も分からない現状を取り敢えずは把握したようだ。

一体、これは…何だ…?


それまで暗かった室内に電気が点く。

…いつからそこに居たのか、部屋の奥にある椅子の背に両腕を置き、こちらを見ている黒のパーカーを着た人間が座っていた。


『ふふふ。お・は・よう。』


声からして、女であることが分かる。
フードを目深に被っている為、顔が分からない。


俺『…誰だ、お前!お前の仕業なのか?』


俺は、椅子の背に両腕を置いて座る女に問い掛けた。


女『ふふふ。デートは楽しかった?斎藤純一くん、中山真由美ちゃん。』

俺『なっ……、何で俺達の名前知ってんだよ?』

女『ふふふ。』


女が椅子から立ち上がり、被っていたフードをまくりあげた。

年齢は同じくらい…か?
フードをまくった女は、正直、真由美よりも綺麗な顔立ちをしていた。


真由美『あなた…誰?』


真由美の問い掛けに、パーカーを着た女が答える。


女『アリス。私は、アリス。』

俺『…は?…そんなことより、……この鎖、これは何の真似だ。』

アリス『ふふふ。アリスの質問に答えたら、あなた達をここから解放してあげる。』


そう言うと、アリスと名乗る女はこちらに近付き、ベッドの上に腰掛けた。

すらっとしたジーンズの良く似合う長い足を組み、手を弄りながらアリスは話始めた。


アリス『ねぇ、愛って、何なのかな。』


俺達の顔を見ようとはせず、ただ手を弄りながら、アリスは話だした。


アリス『純くんは、愛って何だと思う?』


アリスが俺に問い掛ける。


俺『は?……その人の為なら、何だって出来ると思う感情じゃないのか?』


俺は思ったことを言った。


アリス『ふぅん、じゃあ真由美ちゃんは?』


今度は真由美にアリスは問い掛けた。


真由美『…純くんと同じよ……。』

アリス『へぇ。じゃあさ、愛してる人の為に、自分の命を捨てること、出来る?』


こいつは、何を言っているんだ………。


俺『ああ。その人が助かるんなら、命なんていらない。』

アリス『真由美ちゃんは?』

真由美『……私は…、どれだけ愛していても、最終的には自分の命が一番だと思う……。私は、自分の命を捨てること、出来ない………。』

アリス『ふふふ。だって、純くん。』

俺『………。』


確かに、真由美の言っていることも間違いでは無い。


俺『……、だから、何だよ、それがどうした。』

アリス『アリスが、真由美ちゃんを殺そうとしたら、純くん、どうする?』


アリスは先程から自分の手を弄りながら、顔を合わそうとせずにさらりと怖いことを言った。


俺『……真由に指一本触れてみろ、ただじゃおかない。』

アリス『両手、両足、固定されてるよ?』

俺『鎖ごとひきちぎる!』

アリス『無理だよ。へぇ、そんな感情、あったんだね。』


ようやくアリスが自分の手から俺にと顔を向けた。
その顔には、どことなく見覚えがあるような、無いような……。

それまでベッドに腰掛けていたアリスが立ち上がり、医療器具の置かれている台の前で立ち止まった。

アリスがカチャカチャと音を立てながら、一本のメスを手に取る。


俺『おい、何してるんだ?』

アリス『んー?ちょっと、ね。これでいいかな?』



アリスはメスを自分の左手の甲に当てると、躊躇(ためら)いもなくメスを手前に引いた……。

そして、手の甲から流れている血を俺達に見せてきた。


アリス『ほら、見て。血が出てる。ふふふ、キレイでしょ?』

俺『狂ってる…。』

アリス『え?なーに?』

俺『…いや、何でもない……。』

アリス『真由美ちゃんにも近くで見せてあげるね。』


そう言うと、メスを持ったアリスは真由美へと近付いた。


俺『おいっ、真由に変なことするんじゃねぇぞっ!』

アリス『変なことって、例えば、こんなこと?』


アリスはメスを振り上げ、両手が上がったままの真由美の右腕へと振り下ろした。


真由美『いやぁあぁーーっ!』

俺『真由ーーーっ!!』


真由美の腕から血が流れる……。

アリス『ねぇ、キレイでしょ?血の色って凄くキレイだよね。』

真由美『い、痛い、痛い……。』

アリス『痛いんだ。じゃあ、純くんにも見せてあげようね。』


そう言うと、アリスは俺の方へと近付いてきた。


アリス『純くんの血の色は、どんな色なんだろう。真由美ちゃんも見たいよねー?』

真由美『嫌っ、見たくないっ!!』

アリス『ふふふ。アリスが見たいの。』


アリスが俺に近付く…。


俺『おい、やめろ、やめろっ!!』

アリス『じっとしないと、目、刺すよ。』


こいつには感情が無いのか……、無表情のまま、アリスはメスを俺の目の前に掲げた。


俺『やめろ…。』

アリス『ふふふ、やめない。』


アリスが俺の左腕にメスを当てる。

そこで一旦アリスの動きが止まった。


アリス『手首の方がいいかな?』

俺『っ!!ば、馬鹿言ってんじゃねぇっ!そんなことしたら、死んじまうだろ!!』

アリス『じゃあ、真由美ちゃんの手首にしようか?』

真由美『…えっ………。』

俺『……なっ…。』

アリス『愛してる人の為なら命なんていらないんだよね?純くん。』


……言った、たしかに、さっき俺はそう言った…
でも……


俺『死にたくない…。』

アリス『あれぇ?言ってること違うよ。じゃあ真由美ちゃんにする?』

俺『真由に手を出すな…。』

アリス『それ、矛盾って言うんだよ。真由美ちゃんは、どうする?純くんか自分、どちらを切って欲しーい?』


アリスが向かいの真由美に問い掛ける。


真由美『……私は、死にたくない……、切られたくない……。』


……真由美は言った。


アリス『だって、純くん。じゃあ、切るね。』

俺『ま、待てっ、やめ』


アリスはメスを俺の左手首に当てると、躊躇(ためら)いも無くそのメスの刃を手前へと引いた………。


動脈が切れたのが分かった


俺『あぁあああぁーーーっ!!!!』

真由美『じゅ、純くーーーんっ!!!!』

アリス『ふふふふっ。キレイ……。』


俺の左手首から吹き出す血が、アリスの色白の顔を染め上げる……


俺『……真由………』

真由美『純くん、嫌っ………』


真由美が俺を見て涙を流しているのが見えた

……そして……俺の意識……は………無く…な………………





アリス『純くん、動かなくなっちゃったね。』


アリスが私に近付く…。


私『嫌っ!!来ないでっ!!』

アリス『ふふふ。あなたは昔から変わってない。自分さえ良ければそれでいいって。自分は殺されないとでも思ってた?中山………たしか前は、谷沢、だっけ?谷沢真由美ちゃん。』

私『っ!!…あなた』


アリスの持つメスが、私の右手首に当てられた。


私『いやぁあぁあーーーーっ!!!!』




アリス『ふふふふ。』

コメント(26)

アリスシリーズ久し振りですね(*´艸`*)嬉しいです♪
今回も怖かったです((((;゜Д゜)))

やっぱり、二人とも
死んでしまったのでしょうか(´・ω・`)?
もし答えが違っていたら助かった(・・?
>>[001]

(^^)
長文お読み頂きありがとうございます。
二人は解放されましたよ………。
詳しくは、解説にて。
それまでお待ち下さい。
今日は無理かもしれませんが。
(笑)
>>[002]

(^^)
お読み頂きありがとうございます。
そう言って頂けると書いた甲斐があります。
朝からえげつなくてすみません。
m(__)m
>>[003]

(^^)
楽しみにして頂き、ありがとうございます。
二人ではなく、一人だけアリスと接点あります。
これまでの話の流れで、考えてみて下さい。
m(__)m
>>[004]

(^^)
お読み頂きありがとうございます。
その見捨てた誰かとは、
誰なのでしょうか?
(笑)
いい線ついて来てますね。
メスを手前に引く表現は敢えてそうしました。
その方が、より残酷になるかなと思ったからです。
>>[008]

死体となって…とかですか(・・?

はぁい(。・∪・。)ノ
解説楽しみにしています!!
>>[005]

(;^^)
朝から怖い想いをさせてしまいましたね。
…それが狙いでもあるのですが……。
(笑)
リスカ表現、すみませんでした。
m(__)m
>>[006]

(^^)
お読み頂きありがとうございます。
睡眠はしっかり取って下さいね
(笑)
>>[007]

(^^)
アリスの性格をよくご存知ですね。
その可能性は大、ですね
(笑)
映画ににてる
ちなみに答えわかりません
アリスさん、相変わらずのようで(笑)
陳さんとは仲良くねっ!
>>[016]

(;^^)
その映画は見たことないですね。
基本洋画しか見ないので。
解説載せます。
お読み頂きありがとうございます。
>>[017]

(^^)
相変わらずのキャラ継続です。
……、それは陳とアリスのコラボ第二弾を書け、という意味でしょうか…?
気が向いたら作成します。(笑)
お読み頂きありがとうございます。
解説。

お読み頂いた皆様、ありがとうございました。
m(__)m

まず、『アリス』というキャラについてです。
『アリス』は、過去作の
【過去編】において、イジメを苦に人格が崩壊した哀しき殺人鬼です。
今回のお話のターゲットは、真由美です。純一とは無縁です。
純一の台詞で、見たことあるような無いような、というシーンがありますが、綺麗な女性であったが故に、テレビや雑誌などで見たことがあるような気になっていただけです。
直接的な関連性はありません。
何故、真由美がターゲットにされたのか。

真由美がターゲットにされた理由は、『アリス』がイジメられていた幼少期、真由美は自分もイジメられたくないということで、
見て見ぬ振りをしていたからです。
『アリス』にとってイジメの加害者は、直接手を出さない『傍観者』も含まれていたのです。

最終的には、純一も真由美も解放されます……。
『人』という『容器』から『魂』という内容物が……。

というお話でした。

教訓として、イジメは見てるだけの者もイジメの加害者になるのだよ、ということです。(笑)

以上。
待ちに待ったアリス!
怖面白かったです(≧∀≦)

となると…アリスの復讐対象者はまだまだ居そうですね(;´∩`)


アリスと陳のコラボ楽しみにしてます(*´艸`*)
>>[024]

(^^)
お読み頂き、ありがとうございます。

こちらです。
http://m.mixi.jp/view_bbs.pl?id=71047515&comm_id=6037562&guid=ON

ちなみに、『黒腹の庭のアリス』はシリーズ物故、一部の作品を除き、繋がりがありますので、気が向いたらお読み下さい。
(^^)

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