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日記ロワイアルコミュの優しい旦那の育て方。【18禁】

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今日は高校の同窓会。

旦那に帰りが遅くなることは伝えたし、息子は母に預けた。

高校を卒業して早くも10年立ち、10年ぶりに旧友たちに会うことが、いい気分転換になるといいなと思う。

高校を卒業して、すぐに子どもができ旦那と籍を入れたので結婚して10年になり、息子は9歳になる。

小学校3年になる息子は男として自覚を悪いほうに持ち始めて、いたずらや喧嘩も絶えないし、旦那はプロポーズの際に言った「お前を一生大切にする。」という約束も忘れているのか、最近は夜の関係どころか、ろくに会話もなくなってきている。

どこで間違えたのか。

考えてはいけないと思いつつももしも結婚していなかったら、もしもあのとき子どもができていなければ、今の私とは違う私があったのではないかと考えてしまう。

いけない。

こんなことを考えてはいけない。

目的のお店につき、中に入るとすでに酒盛りは始まっていた。

周りを見ると懐かしい顔ぶれが並んでいて、女性は女の顔を持つグループと母の顔を持つグループに分かれていた。

自分なりにおしゃれをしてきたつもりだったが、女の顔を持つグループにはとても敵わないと自覚し、母グループの近くの空いた席に座った。

女であることを忘れないように意識してきたつもりではあったが、母親と女という二束のわらじは私には到底無理だったようだ。

「よっ、久しぶり。」

声をかけてきた彼は隣に座った。

「結婚したんだって?最近どう?」

私は学生時代、彼があまり好きではなかった。

彼は学生時代からひょうひょうとしており、常にへらへらしていた。

彼は学生時代不良という感じではないが、辞めたという噂が流れるほど、学校をさぼり悪いことも相当していたという噂もあったが、学校に来ているときはおとなしく、愛想は良かったがなんに関しても、我関せずという感じでマイペースに過ごしていた。

見た目は地味にも関らずなぜか男子、女子ともに誰とでもほどほどに仲良く、それなりに彼の周りにはいろんな人が集まっていた。

留年は確定と噂されていたが、なぜか卒業しちゃっかり卒業式の打ち上げの幹事までしていた。

それまで別の人間が幹事をしていて、初めての幹事のはずなのに100名近く集まった打ち上げを彼はうまく切り盛りしていた。

なんにしてもやる気はなさそうだが、やるとなったらそれなりにこなす。

そんな要領のよさが妙に鼻についていたが、今になってわかった。

私は彼がうらやましかったのだ。

「ねぇ?あのさ・・・・」

気づけば彼に今の家庭の愚痴をぶちまけていた。

子どものこと、旦那のこと、夜の関係がないことまで酒の勢いで喋ってしまった。

彼はおー!とかそれで?とか大げさにリアクションを取りながらも聞いてくれ、最後にこう言った。

「ちなみにそれって聞いてもられえば満足?それとも本気で解決したい?」
「どういうこと?」

あまり唐突だったので、すっとんきょうな顔をして聞き返してしまった。

「話しを聞く限り、別れたいわけじゃないでしょ?」

そんなこと考えたこともなかった。

「つまり彼と子どもに変わってほしいわけだ?」
「・・・うん。」

私は正直にうなづいた。

「俺と一回寝れば、説明できると思う。」
「ばっかじゃないの?」

あまりにもくだらなすぎて笑ってしまった。

なにをバカなことを言っているのだろう。

「まぁ、そんなことできるくらいなら、旦那も子どももそんな風になってないわな、ごめんよ。」
「あんたになにがわかるの?」

かちんときた。

「お前、俺のことあんまり好きじゃないだろ?自分には理解できないとか思ってさ。」

突然確信を突かれ反論できなかった。

「他人なんて理解できないのが当たり前だけど、理解しようしなければそこで終了。じゃあ、旦那のことは理解したから結婚したのか?そうじゃないだろ?ある程度理解して、それでももっと理解したいと思ったから、結婚したんだろ?」

私は無言だったが、彼はかまわず続ける。

「大事なのは他人は絶対に100%理解することは不可能。それをわかった上で理解しようとする気持ちが大事。理解した気になるのは、理解しようとしてないのと一緒だ。相手のことをわかろうとしないで、相手にだけわかってくれなんて虫がよすぎる。」

なぜここまで言われなければならないのだろうと思った。

「だから、希望があれば俺のわかる範囲なら教えてやる。俺は結婚も子育てもしたことがない。でも、男を28年もやってるんだ。お前より旦那と息子の気持ちはわかる。」

彼の言ってることは正論だが、認めるのはくやしかった。

「はい、これ俺のケータイの番号。もし俺の話しに少しでも興味があれば連絡して、じゃあな。」

彼はまた別のグループの話しに加わり盛り上がっていた。

私はそんな気分になれず、少ししてから帰ることにした。

数日間、彼の話しを反芻しながら過ごし、ある日意を決し電話をかけた。

旦那には遅くなることを伝え、子どもはまた母に預けた。

待ち合わせ場所につくと、彼はすでに着いていた。

「よっ。」

私は彼の言葉になんと答えていいかわからず、下を向いた。

これから私は旦那を裏切るのだ。

「ねぇ、この間の話しってさ?」
「この間の話し?あぁ、あれね?」

意を決して話しかけると彼はこともなげに答えた。

「聞くだけじゃわからないの?」
「聞くだけでわかるなら、この間の話しで十分なはずだろ?それに旦那との関係はもっと良好なはずさ。変わってないから連絡してきたんだろ?」

その通りなので反論できなかった。

「じゃあ、行くなら行くぞ?それにやめるなら、いまだぞ?はっきり言うけど、リスクを負うのはお前だけだ。」
「い、行く。」

思わず答えてしまった。

彼は車のエンジンをかけ、慣れた手つきで近場のホテルに入った。

「シャワーあびるか?」

無言でうなづいた。

シャワーを浴びている最中もこれでいいのか?と自問自答を繰り返した。

私は今まで浮気どころか旦那や彼氏以外の異性と2人で食事すらしたことがなかった。

「終わった?お前、浮気どころか付き合ってない人とセックスすんのも初めてだろ?」

こいつは心が読めるのか?と疑った。

彼が続いてシャワーを浴び、戻ってきた。

「じゃあ、始めますか?こっち来て。」

まるで掃除でも始めるかのような口ぶりで、私は誘われた。

すると彼は私に優しく口付けをした。

そして彼は宝物でも扱うように、私を愛した。

旦那とはぜんぜん違う、今まで付き合った誰よりも優しく愛された。

愛などないはずなのに、彼はまるで本当に私を愛してくれているかのように愛してくれた。

普段なら絶対に自分からしないフェラも自分からしたし、上にもなった。

旦那はフェラをさせるくせにフェラしたあとのキスを拒む、彼はフェラのあともなにもなかったかのように優しいキスをしてくれた。

行為が終わったあとは彼は言った。

「わかった?」
「さっぱり。」

正直に答えた。

「こういうことは、聞くべきじゃないんだけど、どうでした?旦那や今までの彼氏と比べて、良かった?悪かった?」
「・・・よかった、すごく。」

これも恥ずかしかったが、いまさらなので正直に答えた。

「そういうこと。」
「ちっともわかんないんですけど。」

彼はゆっくりとため息をついた。

「もう色恋モード終了ね、こっからお勉強。その前にたばこ吸ってもいい?」
「いいよ。」

彼はセブンスターを火をつけながら、話し始めた。

「じゃあ、なんで良かったと思う?」
「・・・う、うまいから?」

彼はまたゆっくりとため息をついた。

「じゃあ、うまいってのはなにを基準に言うの?」
「お、女の子に慣れてて、女の子をわかってるから?」

そう答えると、彼は少し笑いながら答えた。

「俺らの年で女の子はないだろ?まぁいいや。女の子はたくさんいるよね?」
「うん。」
「でも、君はこの世にひとりしか居ないよね?」
「うん。」
「君は女の子だけど、ほかの女の子とは違うよね?これもわかる?」
「うん。」

なにを当たり前のことをと思った。

「つまり俺は女の子をある程度理解しても、君がどんな女の子かはほとんど理解していないわけだよね?」
「うん。」
「だから、俺はセックス中に調べた。」
「はぁ!?」

意味がわからなかった。

「例えば女の子の中でも、クリトリスが感じる子もいれば、膣が一番の子もいる。やさしめがいい子もいれば、激しいのを好む子もいる。くんにが好きな子もいれば、嫌いな子もいる。」
「うんうん。」
「だから、俺はさっきのセックスでお前の反応を見ながら、どこが一番感じるかを調べてた。だから、前戯長かったでしょ?」
「あっ。」

そういえばとても長かった、いろんな箇所を触られた。

今まで触られたことのないような場所まで触られて、だんだんピンポイントに近づいて最後は、と思い出した瞬間また恥ずかしくなってきた。

「お前普段フェラなんて自分からしないだろ?」
「え?な、なんでわかるの?」
「フェラが好きな人の動きじゃなかった。」

この男は何者だろうと思った。

「それなのに、お前は俺にフェラをした、しかも自分からね。」
「う、うん、ってかさっきからフェラフェラ連呼するのやめてよ。」
「やめてよ。じゃなくて、なんで普段自分からしようとしないお前がなぜ今日に限って、フェラしようと思ったかを考えてくれよ、じゃないと意味ないだろ?俺はお前にただ単に不倫させるためにセックスしたんじゃないんだぞ?」

あまりの気持ちよさに忘れていたが、そういう主旨だったことを今更になって思い出した。

「つまり恥ずかしい表現を使わせてもらえば、お前は俺の思いやりを感じた。そうだろ?」
「・・・う、うん。」

わかやすい表現だった、愛というよりも思いやりを感じたから普段なら絶対しないようなことも自分からした。

「逆に考えれば、お前の思いやりが旦那や子どもに伝われば、旦那も子どもも変わるってことだ。今お前が家庭でしているのは、思いやりではなく我慢だ。」

雷に打たれたような気分になった、たしかに私は我慢ばかりしていた気がする。

「いい家庭を築くにはお前は今後二つ努力をしなくちゃならない。」
「なに?」
「一つは我慢をするんじゃなくて思いやりを持つこと、もう一つは思いやりを持つために相手を理解しようとすること。」
「どういう風に?」

もう彼を疑う必要はなくなったので、素直に尋ねた。

「例えば彼の性癖を知ること。」
「はぁ?」

わけがわからない。

「彼がお前に求めなくなったのは刺激がなくなったからだ。ようするにお前がまぐろだから飽きた。だから、お前は彼の性癖を知り、それを実践で答えてやれ、旦那がコスプレ好きならコスプレくらいしてやれ、旦那が早く息子を寝かしつけて、お前を抱きたくなるようにしむけろ。待ってるだけでなんもしないから、抱いてももらえないんだ、自分からフェラするくらい勢いを持て。ただし!!」
「た、ただし?」
「彼がロリコンの場合は諦めろ。それだけはどうにもならん。」

たしかに。

「そして子どもが着替えを脱ぎ散らかすなら、洗濯するな。」
「なんで?」
「脱ぎ散らかしても洗濯してもらえると思ってるから、子どもは甘える。なにかをしてもらうためにはなにかをしなきゃならない。無償の愛情なんて聞こえはいいが、それじゃ単なる過保護だ。子どもを将来立派な人間に育てたいなら、世の中はギブ&テイクだということを理解させろ。」
「ギブ&テイクなんて子どもに?」
「ギブ&テイクは悪い言葉じゃない。思いやりだってギブ&テイクだ。子どもは一生子どもじゃないんだ。母であるお前が教えず誰が教えるんだ?ただし!!」
「ただし?」
「一生結婚もできず、定職にもつかず、マザコンニートにしたいなら無償の愛情とやらをあたえてやれ。そうすればすべて誰かがやってくれることが当たり前に思う、見事になんもしないだめ人間がめでたく誕生だ。」

それは困る。

「ゴミはゴミ箱にって教えるだろ?」
「うん。」
「それと一緒さ、洗濯物は洗濯機へってね。」
「なるほど。」

妙に納得した。

「お前は嫁であり、母親だ。家政婦じゃない。そうだろ?」
「も、もちろん。」

正直、それに近い扱いを感じる。

「なら、ルールを作れ。もちろん洗濯しないなんて一方的なものじゃなくて、洗濯機に入ってるものは洗うけど、それ以外は洗わない。」
「もしそれでも入れてくれなかったら?」
「捨てれば?それぐらいしないとわからないと思うよ?」
「もしそれでもやらなかったり、怒り出したら?」
「それはもう完全な失敗作だから、施設にでも入れとけ。ついでにそんな遺伝子を持つ、お前と旦那も失敗作だ。」

むかつくけど、わかりやすい。

「ちなみに旦那の教育は子どもの教育と同じだ。社会のルールが守れても、家庭のルールを守れない奴は死ぬほど多いのはなぜだと思う?」
「さぁ?」

首をひねった。

「社会のルールを破ると罰則があるが、家庭のルールを破っても罰則がないからだよ。」
「あっ。」
「極論で言えば他人と過去は変えられない、変えられるのは自分と未来だけなんだ。」

すごくわかりやすくて納得できた部分も多かったが納得できないこともあったので聞いてみることにした。

「言ってることはすごいわかるけど、人妻と平気で寝る奴が言うのはどうかと思う。」
「だから俺は家庭を持たない、ルールを守れないからな。」

コメント(256)

タイムリーで考えさせられました。
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