ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

宮台真司コミュの本音と建前?

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
本音と建前の区分けが、その使い分けをする者達にとって、
有効に機能するためには本音を知らないナイーブな者達が
存在しなければならない。もしナイーブな者がいなければ
本音と建前の区分けは何の意味もなさず、全く機能しない。
本音と建前を区別する者達は、区別を知らないナイーブな
者達を騙すことで、そこから利益を得ようとするのであり
それに対してナイーブな者達が取り得る戦略は、論理的な
帰結として、次の二つがある。

1.本音と建前の区別を知り、その区別に騙されない
  ようにする。つまり、ナイーブでなくなること。

2.本音と建前の区分けを廃棄すること、廃棄させる
  こと。

そこで分からないことがある。宮台氏は

「1の戦略はOKだが、2の戦略は駄目である」

と発言しているように見える。私は「1と2の戦略を平行
して行うことが望ましい」と考えるが、宮台氏はそうでは
ない。氏の発言は、

 ナイーブな者達は、ナイーブであることを止めて
 自らもナイーブな者達を騙す側に回れ!

ということを結果的に意味することになるが、彼はそれに
ついて自覚的なのだろうか


http://d2.hatena.ne.jp/real-intention/
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=4266903
http://www.miyadai.com/index.php?itemid=349
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=534428

コメント(44)

天皇と変形家族

http://www.miyadai.com/index.php?itemid=84
>■要は、近代の機能主義がもたらす入替え可能性に抗するための
>「文化概念としての天皇」自体の機能主義的な入替え可能性と
>いう矛盾。しかし多くの論者 と違い、ここに私は三島の無分別で
>なく、むしろ分別を見出します。彼の趣味 に還元できない本質的
>問題を見出す。
確かに論理的には矛盾だけど、実際にはこの矛盾ほ問題には
ならない。

家族のような「そこそこ」流動性の低い場も必要ではある。
それは認めたとしましょう。ここでポイントは「そこそこ」
ということです。「絶対に流動しない場」が必要な訳じゃ
全然ない。「そこそこ」という、もともとソリッドな概念
でないものを扱っているのだから、形式論理的な矛盾は、
何の問題でもない。

で、そもそも(変形)家族はいろいろな形が選択可能で、
すなわち入れ替え可能です。でも、それでいいじゃない
ですか。まあ、「あんまり」短期的に入れ替わる訳では
ないけど、長期的には入れ替わっていくもの(すなわち
選択可能で流動的なもの)。それが家族です。で、どの
程度のスパンで入れ替えたり、入れ替えなかったりする
か、国家=エリート官僚が口出しすんなよ。どのくらい
の流動性を好むか、だって、その人の状況によっていろ
いろ変わるんだよ。

国家=エリート官僚どもが今やってることは、そそのか
して流動させた奴から奪って、流動しなかった自分達の
ご褒美にするということです。ふざけんじゃねえーぞ!
リベラリズムは騙しだった。その正体は、リバタリアン???

http://www.miyadai.com/index.php?itemid=77
>動員率を上げるには「騙し」もありうる。動員もまた
>事実性に過ぎないからね。すると、それが今度は「金
>剛密教」に道を開く。端的な事実性という臨界を見極
>める動員者は、実は“脱社会的存在”と遜色なくなる。

リベラリズムを標榜して他人を騙して、自分に都合がい
いように動員しようってこと?正体、見たり!

でも、あなたの都合の良さは特殊ですよ、超越系だから。
パンピーの大半は僕のような内在系。この内在系が大半、
という事実性は変えられない

官僚さんも内在系、パンピーも内在系。社会は、という
より、政治は内在系同士の財の分捕り合戦である外ない
のです。諦めましょう

その中で、超越系がキャスティング・ボードを握る形で
分捕り合戦に参加するということもあるかな?
sikoさま


>官僚さんも内在系、パンピーも内在系。社会は、という
>より、政治は内在系同士の財の分捕り合戦である外ない
>のです。諦めましょう

このあたりが宮台氏の嘆く「田子作」政治なんでしょうね。
「愛国心」を憲法に記載したい人たちと方向性こそ違いますが同じ動機なんじゃないですかねえ。国民に政治参加してほしいんだと思います。

>その中で、超越系がキャスティング・ボードを握る形で
>分捕り合戦に参加するということもあるかな?

変革期に登場するのは超越系じゃないですかね?ただし超越系が内在系に支持されての話だと思いますがね。
ミカエルさま

僕は動物であることに困難を感じるタイプではないので
つまり内在系、田吾作です。

もうこれは僕の問題ではないのですが、宮台氏にとって
困難なのは、必ずしも田吾作はバカばかりではない、と
いうことかなと思います。

動物的な社会に耐え切れずおかしくなっちゃう人って、
周りを見てあんまりいないし。「こんな社会には人間は
耐えらません」ってそりゃ、あんた(宮台氏)の周りの
特殊な話だろって。本当に耐えられないんなら、社会の
方がそうじゃないように変わるだけで。事実は、「ある
確率で耐えられない人も存在します」ということでしか
ない。

最大の矛盾が明確に現れるのは、「こんな社会は長くは
続きません」という謂いです。続かないんなら、変わる
ってことでしょ。なら別にいいじゃん。そうじゃなくて
彼の本当の危機意識は「動物的な社会は持続性がある。
でも僕はこんな社会は嫌だ」と。
sikoさま

東浩樹「波状言論S改」に宮台氏が登場しますが、このあたりの議論なんじゃないかなって思っています。

超越系が良しという分けではなく、日常に耐えられずに困った振る舞いをすることもあります。この様な人達も存在するので、なんとか社会システムに取り込めないだろうか?また社会自体をより良きものに出来ないだろうか?っていうのが原点に有るように思います。
田子作政治と動物化は別のくくりだと思います。田子作政治はハーバマス型のコーポラティズムに外部の市民理性がないもので、あるのはムラの掟なんですよね。それ故コラプトしやすいと、、、。
動物化は都市流動層がモデルだと思いますよ。いわば進化した方々。

盾前と本音に関する言説は田子作政治に対応するための方策だと思います。宮台氏は郵政民営化以降さかんにコーポラティズムを推奨されている様に聞こえます。社会不安に対する処方箋なんじゃないでしょうかねえ。

世相の文脈に照会すると、宮台氏の言説は面白いですよ。

ミカエルさま。

流動性によって動物化すると、村の掟は働かなくなりますね。
その一方で、動物化しても政治の場面では「財の取り合い」に
なりますから、そこんとこは田吾作と変わらない。取り合いの
やり方はかなり違ってくるんでしょうけど。個人が勝手にバラ
バラで「談合無し」の取り合い

普通の内在系の人にとっては流動性そのものは不安ではない。
流動することによって不利になる社会制度が温存されたまま
だから、流動性を不安に感じるだけなのです。宮台氏の処方
箋は超越系には有効と思いますが、内在系に対しては、逆に
働くので社会不安を高めてしまう。宮台氏は自分と同じ超越
系を基準に考えたためにミスを犯しているのでは、と思って
ます

具体的にどういうことかというと、日本では今のところ流動
すると不利になる制度は、温存されたままになっています。
その一方で、「エリート層」は流動性を「下の階層」に押し
付けた訳です。その下の階層が不安になるのは、当然です。
というより、怒って当然なのですが、下の階層は今のところ
この制度の問題に気が付いていないために、ただ不安がって
いる。これが現状でしょう。しかし「ニートって言うな」の
著者らが最近、この辺りの制度問題を取り上げたようですが
sikoさま
動物化と内在、超越、田子作、エリートの概念はフレームが違うので、ご一緒に語られると、論点が曖昧になり、議論のまとを絞りづらくなります。

東氏の動物化の論旨は快適な社会環境システムによって自由の剥奪感を剥奪された人の状態、スノッブ論の延長です。

宮台氏のいう田子作政治は構造的に国益計算まで到達出来ない政治、官僚の体制を耶愉する言葉で、それに対してエリート、、学級委員長が必要だって話です。

内在系、超越系は、政治、社会的に古典的な自由が達成されてみんな幸福に暮らせるはずが、実は結構な割合で生きづらい人が存在するのはなぜか?っていう問いの答えです。オウム事件やブルセラ問題が背景にあります。

内在系で動物化は分かります。社会環境システムの整った都会で、まったり暮らしてぇーって思っている方なんだなと想像します。
内在系田子作はあると思いますが、動物化田子作はちょっと想像しにくいですね。

「ニートって呼ぶな!」拝読しております。
企業体が舞台になるエリート論は宮台氏が語るものではないと思いますよ。あくまで「国家とわっっ!」ってあえて熱く語られています。


ミカエル様

>内在系で動物化は分かります。社会環境システムの整った
>都会で、まったり暮らしてぇーって思っている方なんだな
>と想像します。
>内在系田子作はあると思いますが、動物化田子作はちょっ
>と想像しにくいですね。
必ずしも都会ではなくてもいいのですが、「まったり暮らし
てぇー」ってタイプではありますね、はい。で、それを阻害
する要因があれば、それに対しては反対したい、というのが
僕の政治的動機です。ま、田舎と言っても、あえて作られた
田舎になるんでしょうね、僕の場合は。本当に過酷な自然は
嫌ですね。あえてする過酷な自然だったら、よかったりして。
アウトドアですね

ま、田吾作という言葉で何を指すか、ということですけど。
国益計算できない、というのはただ単にバカということです
よね。本当にできないのか、自分の利益優先で無視している
だけなのかという話もあって。『国益計算に興味がない』と
いうのが真相のような気がしますけど

>「ニートって呼ぶな!」拝読しております。
>企業体が舞台になるエリート論は宮台氏が語るものでは
>ないと思いますよ。あくまで「国家とわっっ!」って
>あえて熱く語られています。
ですが、日本の企業体は日本の国家制度の中で動いている
わけです。その中で日本の企業体の特殊性も出てきます。
そこんとこを抜かしてしまうと政策提言も何もないわけで、
「ニートって呼ぶな」には書いてないのかも知れませんが
(読んでいませんから)、ネット上ではそのような議論も、
国の制度上の問題のことですが、本田氏はしていましたね。
典型労働と非典型労働の間を人が行き来できるようにする。
そこには年金問題も入ってくる云々です。僕の、ここ2、
3年の政治的関心は、このようなことに集中しています。
というより、それまでは政治に関心がなかった。当然です
が、典型家族と変形家族の問題も、それぞれ、典型労働と
非典型労働と読み替えれば、そこに同質な問題があります。
今までの日本がやってきたことは、典型を制度的に優遇し、
後押しすることです。
MUGEN様

この例では、浮気は本命の「入れ替え可能性」を前提にして
います。
>「別の異性と比較してくれ。それで揺らがぬ愛でなくして
>何が愛か」と悠然と(?)構える

>しかもアメリカはむしろ流動性の高い国ですよね。
ここが、キーポイントのような気がします。流動容易性と
実際の流動度の関係。流動の容易性以上に実際の流動度が
高いと不安になる。流動性が高いといった場合、そのどち
らが高いのか?、ということが非常に大切になります。流
動するのは容易なんだけれども実際の流動度は高くない。
これが不安を解消する。逆の場合には、 不安が募る。相対
的な問題がキーになる。 ただし、このロジックは内在系に
対し当て嵌まるものです。超越系の場合は異なるでしょう。

>>・アメリカは、流動性に対する『内発的不安』
>>・日本は、『自発的不安』

>と書かれていますが、リンク先を読めば、アメリカは
>「不安>&不信ベース」ですから内発的ではありません。
>アメリカは「不安&不信ベース」ですから内発的では
>ありません。
この点に関しては勇み足でした。
まず、「リンク先で描かれたアメリカ」と「実際のアメリカ」
を一旦、区別する必要があります。「実際のアメリカ」がどう
だか?、という点に関しては実はよくわからない。リンク先の
アメリカは「入れ替え可能性に脅える人達」と描かれています。
もしもこの怯えが外部要因から来るのであれば自発的であり、
本源的であれば内発的です。自発的なら、外部要因を変えれば
「入れ替え可能性はある、流動性はあるけれども、それにお脅
えない」に変わる。内発的なら、何をしようが「流動性に怯え
ます」。で、実際の話に戻って、「不信ベース」なら、それは
内発的ではなく自発的なのではないか、と思います。つまり、
外部要因を変えれば変えられる。だから、ここは僕の間違いで
した。もしも実際のアメリカの話をするなら、もっと詰めなけ
ればいけないところだと思います。
ただ、アメリカと欧州を比べると欧州の方が婚外出産が多いと
いうことが重要ではないかと思います。欧州は変形家族OKと
いうのがキーであるような気がします。

>宮台氏の読者の多くが誤解をし『流動性を沈めなければなら
>ない。だから、正規雇用や結婚を優遇する政策が必要だ』と
>勘違いすることを、私は危惧します。
これは、補足した方がいいですね。宮台氏ではなくても「流動
性を制限する政策」が必要だという論は強い。さらに宮台氏と
違って、そこから後半に結びつく。意図せずして、後半の道を
後押しすることにならないか、危惧するということです。

変形家族(家族ゲーム)だから本命(パートナー)を取り替える
ことはいつでも簡単にできる。でも実際にはあまり取り替えない。
ここが、キーではないでしょうか。
MUGEN様

>>15
そこは宮台氏の解釈ですね。僕は彼に異を唱えている所が
ある訳ですから、彼とは解釈の異なるところがある。

>「別の異性と比較してくれ。それで揺らがぬ愛でなくして
>何が愛か」と悠然と(?)構える
比較して揺らいでしまえば本命が変わる、本命をを変える
ことができる。つまり、流動容易性は高い。でも実際には
揺るがない。実際の流動性が容易性に比較して低いこと。
ここが、僕はポイントだと思っています。宮台氏の解釈は
そうではないんでしょうけども。

この解釈の違いは、宮台氏が超越系のロジックであるのに
対して、僕は内在系のロジックを取った。その違いだ、と
思いますけども。
至極単純に言えば『内在系』は

難しいこと、大変なこと、辛いことを
外部要因からやらざるを得なくなると、
あるいは、せざるを得なくなるのでは
ないかと思うと、端的に不安になる。
流動容易性が低いとは流動することが
大変だということです


それに対して『超越系』は

流動すると自分の立脚点が分からなく
なり、虚無に襲われる
>>18
MUGENさん。

あ、すみません。僕が投稿を少し修正して
再投稿をしたため、番号が変わってしまい
ました。僕のせいですね。
あ、何度もすみません。

自己レスです。>>19

少なくとも小泉ポピュリズムの分析に関しては
>>19では前者の解釈の方が妥当性が高いのでは
ないかと思っています。超越系のような高尚な
要因はそんなには高くはないのではないかと…
sikoさま
うーん、やはり田吾作政治は誤解されていると思います。田舎に住むことではないですよ。

国会で、地方議会で行われている政治が田吾作政治、、我田引水、積極的に政治参加されてます。動物化した人間って政治システムが出来上がって自分が参加しなくとも世界はまわります。なにか問題でも?って感じなので、政治の世界とは縁遠いものの様な気がします。

政治に関心を持たれた時点で脱動物化していると思いますがいかが?
小泉ポピュリズムの駆動因である流動性不安が、
立脚点を持てないことから来る虚無にある訳で
なく、もっと即物的な経済的理由であることは
明らかでしょう。

宮台氏自身が「流動性不安」と「立脚点を持て
ない虚無」とを結びつけていたと思いますが、
これは私の勘違いでしょうか。それならそれで
いいのですが…。流動性不安は経済問題なのに、
文化を守れ、っていうのはおかしい。それとは
無関係に「俺は文化を守りたい」というのは、
それはそれでいいと思うんですが…

>田舎に住むことではないですよ。
それは分かっています
>政治に関心を持たれた時点で脱動物化していると
>思いますがいかが?
それはどうでしょう。単なる動物的エゴの追及手段
としての「政治化=非動物化」であれば、あんまり
非動物化してないんじゃないかと。どっちが手段で
どっちが目的かって言うことですが。まあ、完全に
動物でいるよりもそうでない方が、自己の動物性に
利することもあると思います
「人々の流動性不安」と「固有の文化を守れ」というのは
結びつかないので、別々に議論すべきでしょう。

というのがまさに僕の言いたかったことかと…。たぶん、
これが主の結論です、はい。
sikoさま

議論できる環境うれしく思います。

で、東浩樹氏の動物化するポストモダンのモデルは「マクド〇ルド」のお客さんの回転効率を挙げるシステムのなかでの人間の振る舞いをモデルにしたものです。

快適なお店のなかで自由に振る舞っているつもりが実は長時間いると寒く感じる、長く座っていると堅さが不快になってくる椅子など環境テクノロジーの操作で自由な振る舞いをしているつもりのお客さんが実は環境テクノロジーによってお店の思惑通りに行動している、自由の剥奪感を剥奪された人間を「動物化する人間」とよんでいるのですね。
政治に関心が高くなるとき、これちょっとおかしいんじゃない?って動機が出てきた時点で、、、マクド〇ルドの環境システムに疑念が出てきた時点で、システムがオカシイと発言した時点で自由の剥奪感を剥奪された事を何とかしようとした時点で、動物化のひとくくりからは外れるんじゃないでしょうか?。北田暁大氏は環境システムに坑う為、お店に長時間居座って風邪をひき込んだという逸話があります。

、、あら、MUGENさん、いつのまにか解説していただいてるよ、すいません。議論って楽しいねえ♪

観察者にとっての分析枠組って混沌としたものを整理して考えるのに非常に便利なのですが、観察される側にとって誤解を与える事が多々あります。心理分析や東洋医学の分析も似たような現象がよくおきます。
結構慣れが必要になると思いますよ。観察するものは観察されるっていいますしね。結構身を切り刻む作業です。

sikoさま、観察するものと観察されるものの視点が混同されている様に思います。分析視点はあくまで観察者の視点です。
内在系、動物化、田吾作、それぞれ枠組がちがうのですが、いわんとするところは何と無く理解できそうな気がします。宮台単語を使わずに一度お話してみませんか?
MUGENさま

>>28: ミカエルさん
>>で、東浩樹氏の動物化するポストモダンのモデルは「マク
>ド〇ルド」のお客さんの回転効率を挙げるシステムのなかで
>の人間の振る舞いをモデルにしたものです。

ご指摘ありがとうございます。えらい誤記ですね。謹んでお詫び申し上げます。出展はなにかの雑誌での東&北田両氏の対談ものだったと思います。。。環境監視型社会と動物化の話をミックスしているんだなぁ。。。私は。一番初めの着想を参考にしなければなりませんね。


sikoさま
>>政治に関心を持たれた時点で脱動物化していると
>>思いますがいかが?
>それはどうでしょう。単なる動物的エゴの追及手段
>としての「政治化=非動物化」であれば、あんまり
>非動物化してないんじゃないかと。どっちが手段で
>どっちが目的かって言うことですが。まあ、完全に
>動物でいるよりもそうでない方が、自己の動物性に
>することもあると思います

「田吾作政治と動物化」再考。。。

政治オタクもありですね。環境管理型社会=現時点での政治ではないですからね。混同しておりました。申し訳ありません。
ミカエルさま、MUGENさま

特殊な用語を使うと、用語の意味の拡大使用などで問題が
ありますので、一応、封印してみたいと思います。

小泉ポピュリズムについては、経済不安が背景だと、僕は
思います。

不安→支持→改革→不安→支持→…

という増幅過程は宮台氏の指摘どおりではないかと、思い
ます。

まず第一に「不安の内実」の問題ですが、「単に流動する
ことの不安」というのではなく、「外部要因によってやむ
なく流動させられて、中流から下層に押し出されるという
不安」だと思います。

次に、この中流とか、下層とか言う感覚は、即物的な消費
行動の選択肢の問題が主である、ということです。過疎化
の背景はこれでしょう。共同性や安定性よりも、即物的な
消費行動を重視した結果です。逆に、もっと豊かな消費が
できるならば、田舎へ行ってもいいと言う人も、たくさん
いる、と思います。共同体は、人々の価値観の中で大きな
位置を占めていないのです。我々の多くは、豊かな消費が
可能かどうかが価値観の主要な部分を占めています。その
価値観から見て、自分が恵まれない状況に置かれるんでは
ないかと不安に感じるのです。

単に共同体を構築してもその中で豊かな消費ができないと
思えば不安になります。実際にそうやって過疎化が進んで
いるのです。ですから、共同体の構築という「だけ」では、
人々の不安は納まりません。彼らにとって大事なのは側物
的消費なのですから。豊かな即物的消費ができることが、
不安を解消します。それが、共同体の中でであろうと外で
であろうと、あまり関係ないのです。

第三に、小泉政治は中流から下層に追い出される人々を、
増やすものだったのではないか、と僕は思います。これに
よって

改革→不安

という回路ができあがります。そしてここが問題なのです


不安→支持

という回路は、官僚やマスコミによって作られたものでは
ないか、と思っています。それは

小泉による改革→不安解消

という期待が何らかの形で形成されていたということです。
この期待は現実に起っていたこと(改革→不安)と真逆で
した。現実に

「改革→不安」と「不安→支持」

という回路があれば、これを「支持→改革」でつないで、
全体を回すのはとても簡単なことです。そこで重要なのは

「改革→不安」(改革によって、下層に押し出される人が
増えること)という回路



「小泉による改革→不安解消」という期待を作る機構

をともに白日の元に晒すことだったはず、と思うのです。
もちろん、官僚とマスコミが期待を作る役目を担っていた
以上、それは非常に難しく、困難だったと思います。この
辺は宮台氏も同じように考えているのではないでしょうか。
一方、「人々が感じる不安の内実」が何であるのか?、に
ついては上に書いたように宮台氏と私は意見が全く異なり
ます。そこで不安の解消は大事なのですが、不安の中身が
異なるので、

宮台氏:共同体の再生

私:人々ができるだけ豊かに消費できて、
  できるだけ納得できる経済制度の整備

というように、互いに、かなりあっちの方に向いた結論に
なるんだ、と思います。
宮台氏の場合は、人々の価値観そのものを

 即物的消費から共同性へのつながりへ

と変える、というモチーフなのかもしれま
せんけど。もしもそうだとすると、これは
下手にレトリックなどは使わずに、簡明に
言わないと誤解しますね

大抵の提言は、現在の価値観から判断して
良い結果をもたらすものなのか、そうでは
ないのか、と天秤に掛けられるものです。
「そもそも、価値観そのものを変える」と
いう提言は普通のものではありませんので、
はっきり言わないと大概は誤解される、と
思います
すみません、追加です。

仮に宮台氏が上のようなモチーフで
共同性の再生を言っているとしても、
小泉ポピュリズムの分析(つまり、
これからどうするかではなく、現に
起っていることの分析)に関しては、
現在の価値観に合わせて分析をする
必要があります。現在の人々の行動、
考えは、現在の価値観の中で動いて
いるものです。未来の価値観で分析
したら間違います。その分析の上で、
今後は価値観そのものを変えていく
べきだ、という提言はありでしょう。
sikoさま MUGENさま

読みやすいです♪

じっくり拝読
MUGENさん。

> ここで言われている外部要因というのは、
> 例えばどんなものでしょうか?
外部要因にも「二つのレベル」があると思っています。
簡単な例ですけれど。
1:リストラされる。個別企業や個人の話
2:転職(リストラ後の再就職を含む)が不利になる
  社会制度。

あと過疎化と消費ですけど。
表:「消費したいから、田舎から出て行く」=希望
裏:「このまま田舎にいると消費できない」=不安
同じことの裏表のように思ってます。地方でも消費が
できれば、過疎化しないように思っています。

あと動物化しても消費が重要になるので、より豊かな
消費生活の実現を求めて政治化=脱動物化するという
プロセス、可能性は考えられるんじゃないかなあ、と
思います。
sikoさま
>表:「消費したいから、田舎から出て行く」=希望
>裏:「このまま田舎にいると消費できない」=不安
>同じことの裏表のように思ってます。地方でも消費が
>できれば、過疎化しないように思っています。

共同体内部で経済が成り立たないことが問題になるので、
消費面のみで過疎化は解決しないと思います。

都市近郊の農村に住んでおりますが、最近、農業をしたいがために都市部から流入される方がでてきております。収入は都市部で、農業は趣味で。。。動機の根幹は「農作物萌え」「環境ふぇち」です。動物化した田吾作(宮台氏の言葉ではなく、ベタないみです。)かもしれませんね。

>宮台氏の場合は、人々の価値観そのものを

>即物的消費から共同性へのつながりへ

>と変える、というモチーフなのかもしれま
>せんけど。もしもそうだとすると、これは
>下手にレトリックなどは使わずに、簡明に
>言わないと誤解しますね

「農作物萌え」の方が農業地域共同体に参入して新しい価値観を提示し農業経済が活性化するするという形なら宮台氏の想定
する共同体の再生、政治化=脱動物化。。。再帰的農村になりますね。

はたして農作物萌えが、東氏のいう動物化した人間なのか?というのは疑問です、、。

sikoさまのおっしゃる豊かな消費のできる過疎化した地域で過ごされる動物化した人間のモチーフを教えていただけませんか?
はじめまして。金ちゃんという者です。まさか宮台真司のコミュまであるとは・・・
いきなりですが質問させてください。

宮台さんは学校化や共同性の瓦解によるアイデンテイテイの不安定さを、「世界」(社会の枠外にあるもの)でもって調和しようと考えてたみたいなんですが、いつから共同性の再生を唱えるようになったんだすか?あらだけ共同体の再生はあり得ないと言っていてのに。。小林よしのりにあれだけ批判していたのに。。

最近の宮台さんの本読んでないもので・・・
ミカエルさま

>sikoさまのおっしゃる豊かな消費のできる過疎化した
>地域で過ごされる動物化した人間のモチーフを教えて
>いただけませんか?
モチーフというほどのものはないのですが、ただ豊かな
消費が出来れば僕は(多分、多くの人も)別に田舎でも
全然OK、ということです。実際、ある種のリタイアを
したお金持ち(セミリタイアを含む)でそうしてる人は
多いんじゃないですかね。お金と時間に余裕がないと、
少なくとも今の日本では難しかったのかもしれません。
農作萌えの人たち、面白いですね。まだ、やはり収入は
都市で得る必要がある。ただ、自分から選択して農業を
やるって言うのがいいですね。農業って親がやっていた
から、その長男が仕方なくみたなイメージがあったので。
sikoさま

最近の沖縄移住なんかは、sikoさまの想定されているモチーフに近いかもしれませんね。豊かな消費を行えるインフラも整備されつつありますしね。

ただ、田舎で動物化したまま暮らすのはやはり想像しにくい。
消防団だの道作りだの、まだまだ快適な自己保存に到達するために、インフラを整える作業に参加しなくてはなりません。いわば社会的に生きることが前提になるのだと思います。

環境が動物化を許してくれないのです(笑)。
MUGENさん、「サイファ覚醒せよ」(宮台さんと速水さんの対談編集)で「世界」を利用したアイデンテイテイの構築の方法が書かれてますよ。 

とても興味深いです。まだ半分程度しか読んでませんが。。

ログインすると、残り15件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

宮台真司 更新情報

宮台真司のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。