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自分と向き合うコミュの物語「ほしのなかま」

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これは、ひとつの、ものがたり。



ほしのなかまが、あいにきてくれた。


ずっとくらした、その星では、

ぼくがみんなを好きで、

みんながぼくを好き。

それは、くうきみたいに、あたりまえのこと。


いつも、「好きだよ」って気持ちを飛ばして、

いつも、「好きだよ」って気持ちが帰ってきてた。



その星からね、見える、ある星は、

けどね、そうじゃなかったの。


みんなが、「好きになってほしい」。

けど、「好きになってあげない」の。


どうしてかな?

ふしぎだな?

かんたんなのにな?



そう思って、その、「ある星」へ、生まれてみることにした。



そこでは、

「好きだよ」って気持ちを飛ばすと、

「変なの」って帰ってきたり、

「好きだよ」って気持ちを飛ばすと、

「じゃあ、あれして、これして」って、「証拠」を見せてといわれちゃう。

「よ〜し☆」って、がんばっても、「まだまだ」って、次々要求がきちゃう。へとへとだ。

穴があいている、バケツに、お水を入れるみたいだ。

ふたがしまってる、おなべに、お水を入れるみたいだった。

「好きだよ」って気持ちを飛ばすと、

「好きじゃないよ」って気持ちが帰ってきて、

そうして、ぼくが傷ついて、パワーが落ちちゃうのを、

楽しむ人もいた。(そのパワーを吸い取っちゃうんだ。)



さいしょ「好きだよ」って、あたりまえのように、
気持ちを飛ばしていたのが、


気持ちを飛ばすのが、恐くなったんだ。


いつのまにか。



そうして、ぼくも、「好きになってあげない」人に、なっていた。

とっても疲れてた。弱くなっていた。恐がりになっていた。

でも、そのことに、きがつかなかった。

だけど、こころは、いつも、「好き」がほしかった。

こころの中から、でてくる「好き」も、

こころの外から、はいってくる「好き」も、


なのに、「ほしい、ほしい」ばっかりに、なっちゃっていたんだ。

「ほしい」も「したい」も、おんなじ、ことなのにね。




ひさしぶりに、ほしのなかま、が、ほしから会いにきてくれて、

それを、思い出したんだ。気が付いたんだ。忘れていたけれど。



「好きになってあげない」気持ちが、どうしてなのかわかったよ。

とおくから、みているだけだと、「ふしぎだな?」って思ったことが、

とっても、とっても、わかったよ。




だから、ぼくは、好きになる。

ほしのなかまも、みていてくれる。いつもとなりで。




そうして、気が付いたら、この星のひとたちは、

みんな、ほしのなかまだったんだ。



ぼくとおなじで、忘れていただけだったんだ。




さあ、みんなで、いっしょに、思い出す、旅をしようよ。



◆ 2008年07月19日 初出
著 ささはらみどり

いつか絵本にしたいと思っている物語です。

コメント(1)

そうですね

心の奥の奥の正体は、

実はみんな同じように清らかで優しい愛に満ちた存在なのかもしれませんね

みんな、そこへ帰ってゆく旅が必要なのでしょう

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