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古典ギリシャ語コミュのギリシャ語スクール&テキスト

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こんにちは。
もうすぐ4月ですね。
自分の経験上、一人でギリシャ語学習を続けるのが難しいとわかっているので、東京でどこかのスクールか勉強会に参加したいと思っています。アテネ・フランセや大学書林の名前は聞いたことがあるのですが、どなたかお勧めのところや経験談を聞かせてもらえるとありがたいです。

また、イギリスでは、Athenaze Book1 (Maurice Balme & Gilbert Lawall), Oxfordをテキストに使っていたのですが、

http://www.amazon.com/gp/product/0195149564/103-3344534-5783033?v=glance&n=283155

使っているときに、名詞の変化表の順番が、上から
Nom(主格)
Voc(呼格)
Acc(対格)
Gen(属格)
Dat(与格)

となっていて、日本の教科書の
主格(Nom)
属格(Gen)
与格(Dat)
対格(Acc)
呼格(Voc)

の順番の違いに戸惑いました。確かに変化表は欧米式の方が共通の変化同士が並ぶのでわかりやすいのですが、なぜ日本のものと欧米のもので順番が違うのかわからないので、その理由を教えてください(ラテン語の日本の教科書も日本のギリシャ語変化順と同じだった→ドイツ語の1〜4の格変化も似てるような…)。

その上で、もしお勧めのテキストがあったら教えてください<(_ _)>

コメント(18)

 アテネ・フランセではフランスの中学校の古典ギリシア語のテキストを使用しているので、フランス語ができることが前提になっています。そして一回の授業で必ず一課を消化するのでペースはかなり速いです。

 各変化表の順序ですが、アテネのテキストも
 
 N・V・A・G・D

 です。

 N・G・D・A・V

 はドイツ式で、神学・聖書学関係の学者はたいていドイツ語経由でギリシア語を学んでいるので、その筋の人が書いたテキストはドイツ式のものが多いようです。大学書林のギリシャ語辞典はアテネと同じ(アテネではフランス式と呼んでいた)です。
Blues Zさん

早速ありがとうございます!
なるほど、フランス式とドイツ式の違いが理由なのですね。
日本語の本はドイツ式がほとんどのように思いますが、白水社から出ているギリシャ語文法(仏版の翻訳)はフランス式でした。

アテネ・フランセはフランス語を勉強している人がさらに学習するという仕組みなのですね。フランス語ができないと難しそうですね。

大学書林の方も辞典がフランス式ということは、アテネ・フランセのように教えているのでしょうか。
こんにちは、はじめまして。
古典ギリシャ語スクールとしてhttp://homepage3.nifty.com/mukyokai/index.htmlは如何でしょうか。無教会とはキリスト教の一派なのですが(内村鑑三をルーツとしています)、信徒以外にも門徒を開いていますし(そもそもクリスチャンではない先生も居る)、無理やりな勧誘もありませんのでその点は安心です。月2回で年間26,000円。一応、一年間でギリシャ語の基礎文法全てを学びます。
>大学書林の方も辞典がフランス式ということは、アテネ・フランセのように教えているのでしょうか。

 すいません。大学書林の語学講座のことはわかりません。
今、気がついたのですが。
私の「おすすめレヴュー」では、ギリシャ語を学びたい方が参考になる本を紹介していますが(ギリシャ語及び聖書学を学ばれたい方、参考にしてください)、そこで挙げているSmythのGreek Grammarはアメリカのものですが、格はNGDAVの順番になっていますよ。りゅうしさんはアメリカに居られたそうですから、Smythの本は良いかと思います。
皆さん、書き込みありがとうございます。
是非参考にさせていただきます。

>シノブさん
無教会のスクールのご紹介ありがとうございました。
アメリカのテキストはあとで見てみようと思います。

>感情7号線さん
授業で古典ギリシャ語を習われたのですか。
岩波書店の本もやはりドイツ式なのでしょうかね。

>Blues Zさん
大学書林は調べてみるとラテン語は開講していますが、古典ギリシャ語は開講していないようですね。
なかなかやっているところが少ないですね。
良書だと評判の、高津春繁先生の「ギリシア文法」が復刊されるみたいですね!
古い文法書が復刊されるとか、昔の文法書が話題になっていますが、過去において名著であっても、古典ギリシャ語の研究は随分イロイロと進んでおりまして、一概に昔有名だったモノが現在通用するとは限らないので、注意が必要です。
とりわけ、時制は過去・現在・未来etcを示す、なんてあっさりと書いている教科書はちょっと問題があります。
>シノブさん

これは 8: チョコレートロマンスさんの発言を受けての書き込みだと思うんですが、私も高津先生の『ギリシア語文法』は名著だと聞いています。
なにか問題があるなら、具体的に指摘していただいた方がコミュのためにも有益かと思うんですが……。

そして、
>昔有名だったモノが現在通用するとは限らない
これはとても興味深いご発言です。
例えばSmythの文法書にも補遺が必要な事態になっているんでしょうか??
時制のことだけでなく、どの文法書のどの部分が怪しいのか、詳しくご教示いただけると嬉しいです。

何と言うか、具体的な文法書の題名を挙げて話をしているところに、「古い文法書が復刊されるとか、昔の文法書が話題になっていますが……昔有名だったモノが現在通用するとは限らないので、注意が必要です。 」とだけ漠然と指摘されても何が何だかわかりませんし、いくらなんでも非礼ではないでしょうか?
ペリー来航さん>
確かに漠然としていて失礼だったかと思いますので、具体的に書き込もうと思いますが、残念ながら高津先生のギリシア語文法は持っていないので、ペリー来航さんが挙げたSmythで指摘してみたいと思います(これも名著と名高いし、基本的書物として挙げられることが多いので。因みに私が持っているのはRenewed 1984です)。因みに以下で例えばS1540とある場合、Smythの節番号を意味します。

古典ギリシャ語文法で多分20世紀を通して最も議論されたのは動詞の時制(Tense)の意味です。例えば20世紀初頭には時制は時間の局面を表す、と専ら主張されていましたが、その後Tenseは、動詞が表している行為がどのようであるかをも示すのだと認識されてきました。S1850で「時制によって意味されるのは」行為の時間と行為のステージとあるのがそれです(因みに後者はAktionsartとかアスペクトと言われます)。そしてこの議論は今尚ホットな話題なので、この点に注目してSmythの文法書の問題について述べてみます。

?時制は行為の時間を示すとしても、主要なものではなくて、副次的なものではないか(この点は既にA. T. Robertsonという学者が1930年代に主張しています)、従って、S1851のabsolutelyはrelativelyと書き換えられるべきではないか、という指摘がなされるでしょう。実際、現在形もアオリストも未完了過去も完了も現在、未来、過去、普遍的真理を表示することができますので。最近では、直説法でも時制は行為の時間を示さない、と主張する研究者もおります(S. E. Porter、R. J. Deckerなど)。
?S1850のThe Stage of an actionとは一体何なのか不明である、それは行為が「実際に」そうであることを示すのか、それとも話者/書き手にとって「そのように見える」のか、という批判がなされるでしょう。この点は、言語学の分野で行為の客観的なあり方をAktionsart、主観的なあり方をAspectと概念的に分割するようになって以来(C. Bacheがこの分野で有名です)、他の文法書に対しても問題となっています。この点が明確にされていないのは訂正すべきでしょう。
??と相俟って、Smythのthe stage of actionは寧ろAktionsart理論に従っているけれど、最近の研究者はAspect理論に従うべきではないか、と主張している点が挙げられます(つまり、PerfectiveとImperfective、又はInternalとExternal等々)。従って、Smythの文法を支持するならば、この点に関しての反論が必要となります。
?更に、S1860,1861で接続法と希求法は未来に言及するとありますが、これも問題でして、果たしてこれがこれらの法の持つ意味に基づいてのものなのか、それとも語用論的に(割合の問題で、とも言えましょう)そうなのかが不明だ、といったも批判が挙げられます。Smythも勿論指摘していますが(S1805-N)、接続法と希求法が現在や過去に言及する用例もありますので。
?更に、「未来形は、未来のある時点で生じるであろう行為を表示する」とのS1910も問題になります。何となれば、現在、未来形は?時間位置を示す、?法としても機能している、?様相を表す、?アスペクトを表す、の4つの立場があるからです。?から?の場合、時間を示すというのは副産物のようなものになります。S1915に「現在時のための未来形」とありますが、これをどのくらい重く見るかが一つのカギです。

以上、長々と書いてしまったのですが、古典ギリシャ語の文法説明は着々と変化している、ということが少しでも伝われば幸いです(勿論、Smythの文法説明が結局正しい、ということともありえます)。
最後に、漠然とした書き込みに不快感を覚えられた方、失礼しました。

尚、Smyth及び他の文法書はhttp://www.textkit.com/で無料でダウンロードできます(pdfです)。
何ヶ月とパソコンが壊れていたので久しぶりにミクシーに入ってみたら、いろいろと貴重な情報を教えていただいていて、ありがとうございます!

ばっちさん、私はAthenazeの第一巻を持っています。あまりやっていないのですが、ショートストーリーとギリシアの歴史の紹介とが交互にあります。最初の話の主人公は、ディカイオポリスでしたが。よく主人と奴隷のやりとりが最初のころはあります。
昨年4月から古典ギリシャ語を始めたのですが、一通り終わったのが「古典ギリシャ語入門」(池田黎太郎、白水社)です。練習問題には解答もついていますので、1回目にやる教科書としてよいと思います。

夏休みに、Athenaze I & II をやりましたが、この教科書もよくできていると思います(同じ著者の Oxford Latin Courseを勉強したことがあったので)。それから、この Athenaze は以下のところに練習問題が載っているので重宝しました。

  http://web.uvic.ca/hrd/greek/

単語の練習や名詞・動詞の活用練習として使えます。
http://www.bible.or.jp/purchase/newbible/greece.html


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