２００２年１月、新潟県競馬組合が競馬の開催を廃止したため地方競馬としての新潟競馬と三条競馬はなくなってしまった。
この競馬場には２回来ており、どちらも真夏の祭典で三条競馬で一番大きい三条記念を見に来たが、印象に残るのは２回目の訪問（１９９４年）でタケデンファイターが勝った時である。その日そこまで一個も当たらず、勝負レースもかなりあったことからかなりひどいダメージを受けており、メインも本来買おうと思っていた堅い馬券がとても買えない状態になっていた。パドックを見て、格は全く下だがここのところのレースでぶっちぎりを続けているウオータールージュとタケデンファイターの１０倍の連１点だけ買ったらみごとにそれで決まって一気にちゃらになったことである。
さてその三条競馬場であるが初めて訪れたのは大学４年の時の夏で、このときには東北地方の各地で重賞が行われるのでそれを見に行こうとツアーを決めたら私以外に３人が賛同してくれた。そこで、前の日に新潟に乗り込んで美味しいビールと枝豆やそばを新潟市内で堪能し、翌日は三条競馬、次の日は上山競馬、そしてその翌日は旧盛岡競馬のはしごをすることにした。
お盆開催ということもあって行きの高速はめちゃくちゃ混んでいたし、霧で国道１７号に降りるよう指示があったりで混雑は更にひどくなり、おまけに台風も来て散々なスタートになってしまった。だが夕方には天気も交通も回復し、新潟の夜は予定通り盛り上がった。珍しく前日検討が出来るので、新潟駅で新競ニュースを買う。５００円。
競馬場の駐車場は河川敷にあり、そこにとめようとすると早くも夏の新潟の暑さに負けそうになってしまった。しかも夏の草の匂いが物凄かった。入場料は５０円。競馬場に入って一目見てびっくりしたのが内馬場が畑になっていることであった。内馬場の赤や緑の色鮮やかな野菜の向こうに一筋の茶色の線が見える。何かと思って目を凝らしてみたらそれがバックストレッチであった。想像をはるかに超える競馬場である。さらに、３コーナーのカーブが物凄く急であるのが見て取れる。コース幅もかなり狭く、９頭がフルゲートというのもうなずけるところである。本当の意味で草競馬、という感じである。
競馬場での売店価格はとても安かった。たとえば３５０ミリの缶ビールが２８０円、同じく３５０ミリのカルピスウォーターが１３０円、と定価にほんのわずかな口銭しか乗っていない。競馬場でこれだけ安いのは、今日みたいに暑くて暑くて死にそうだとどうしても飲み物の摂取量は増えるのでありがたいことである。だが、缶のまま販売しているのは防犯上よろしくはない。
お昼ごはんは暑いのでクーラーが効いている食堂を探して、そこで冷やし中華を食べた。６００円。まずい上に量も少なく不満たらたらであった。
馬券自体は最初のうちは調子よかったが、勝負レースを２つとも立て目で外し、マイナスでメインを迎えることになった。
メインは三条記念で距離１７００メートル。１着賞金３００万。出走メンバーは以下の通りである。
１ テストラン 榎
２△ フェートロッキー 根岸
３○ ファンドリイメージ 五十嵐
４△ ウイングシスター 阿部充
５▲ マリナデルレイ 石井
６◎ バンダムプリンス 津野
７ マルトノボルオー 青木
８ スーパーエクシード 大枝
印は新競ニュース本紙
人気はこのメンバーなら格上存在のバンダムプリンスが中心である。４,５、が逃げて７は３番手が予想されるので、穴なら差しと考え、ファンドリから入ることにした。でもバンダムが飛ぶことも予想しにくいのでこの３−６を本線にし、押さえで３−４を買った。
レースはマリナとウイングが競るように逃げ、バンダムは４番手に構えるが、バンダムの手ごたえは悪く手綱が動きっぱなしで、勝負どころの３コーナーでは圏外に去ってしまった。その３コーナーでテストランが捲ってきて、直線ではファンドリが伸びてきてテストランも交わして優勝した。１−３で３１８０円であった。
同行者でノーホーラの１人と私のダメージはかなり大きい。まあでもあと２日あるので、気分転換をしに、又新潟市内まで戻って再び新潟の夏の美味しいもの（岩かきや栃尾の油揚げなどと冷酒）で英気を養った。
三条は１レースが１２時スタートで最終レースは夕方５時１０分である。１７時過ぎの競馬なんてナイターを除けば韓国以来であった。
今日は天気もよくなりたっぷりと日焼けした。台風で雨の中の競馬もやむをえないと思っていただけにうれしい誤算である。明日も好天に恵まれますように。
上山競馬スレッドに続きます。
この競馬場には２回来ており、どちらも真夏の祭典で三条競馬で一番大きい三条記念を見に来たが、印象に残るのは２回目の訪問（１９９４年）でタケデンファイターが勝った時である。その日そこまで一個も当たらず、勝負レースもかなりあったことからかなりひどいダメージを受けており、メインも本来買おうと思っていた堅い馬券がとても買えない状態になっていた。パドックを見て、格は全く下だがここのところのレースでぶっちぎりを続けているウオータールージュとタケデンファイターの１０倍の連１点だけ買ったらみごとにそれで決まって一気にちゃらになったことである。
さてその三条競馬場であるが初めて訪れたのは大学４年の時の夏で、このときには東北地方の各地で重賞が行われるのでそれを見に行こうとツアーを決めたら私以外に３人が賛同してくれた。そこで、前の日に新潟に乗り込んで美味しいビールと枝豆やそばを新潟市内で堪能し、翌日は三条競馬、次の日は上山競馬、そしてその翌日は旧盛岡競馬のはしごをすることにした。
お盆開催ということもあって行きの高速はめちゃくちゃ混んでいたし、霧で国道１７号に降りるよう指示があったりで混雑は更にひどくなり、おまけに台風も来て散々なスタートになってしまった。だが夕方には天気も交通も回復し、新潟の夜は予定通り盛り上がった。珍しく前日検討が出来るので、新潟駅で新競ニュースを買う。５００円。
競馬場の駐車場は河川敷にあり、そこにとめようとすると早くも夏の新潟の暑さに負けそうになってしまった。しかも夏の草の匂いが物凄かった。入場料は５０円。競馬場に入って一目見てびっくりしたのが内馬場が畑になっていることであった。内馬場の赤や緑の色鮮やかな野菜の向こうに一筋の茶色の線が見える。何かと思って目を凝らしてみたらそれがバックストレッチであった。想像をはるかに超える競馬場である。さらに、３コーナーのカーブが物凄く急であるのが見て取れる。コース幅もかなり狭く、９頭がフルゲートというのもうなずけるところである。本当の意味で草競馬、という感じである。
競馬場での売店価格はとても安かった。たとえば３５０ミリの缶ビールが２８０円、同じく３５０ミリのカルピスウォーターが１３０円、と定価にほんのわずかな口銭しか乗っていない。競馬場でこれだけ安いのは、今日みたいに暑くて暑くて死にそうだとどうしても飲み物の摂取量は増えるのでありがたいことである。だが、缶のまま販売しているのは防犯上よろしくはない。
お昼ごはんは暑いのでクーラーが効いている食堂を探して、そこで冷やし中華を食べた。６００円。まずい上に量も少なく不満たらたらであった。
馬券自体は最初のうちは調子よかったが、勝負レースを２つとも立て目で外し、マイナスでメインを迎えることになった。
メインは三条記念で距離１７００メートル。１着賞金３００万。出走メンバーは以下の通りである。
１ テストラン 榎
２△ フェートロッキー 根岸
３○ ファンドリイメージ 五十嵐
４△ ウイングシスター 阿部充
５▲ マリナデルレイ 石井
６◎ バンダムプリンス 津野
７ マルトノボルオー 青木
８ スーパーエクシード 大枝
印は新競ニュース本紙
人気はこのメンバーなら格上存在のバンダムプリンスが中心である。４,５、が逃げて７は３番手が予想されるので、穴なら差しと考え、ファンドリから入ることにした。でもバンダムが飛ぶことも予想しにくいのでこの３−６を本線にし、押さえで３−４を買った。
レースはマリナとウイングが競るように逃げ、バンダムは４番手に構えるが、バンダムの手ごたえは悪く手綱が動きっぱなしで、勝負どころの３コーナーでは圏外に去ってしまった。その３コーナーでテストランが捲ってきて、直線ではファンドリが伸びてきてテストランも交わして優勝した。１−３で３１８０円であった。
同行者でノーホーラの１人と私のダメージはかなり大きい。まあでもあと２日あるので、気分転換をしに、又新潟市内まで戻って再び新潟の夏の美味しいもの（岩かきや栃尾の油揚げなどと冷酒）で英気を養った。
三条は１レースが１２時スタートで最終レースは夕方５時１０分である。１７時過ぎの競馬なんてナイターを除けば韓国以来であった。
今日は天気もよくなりたっぷりと日焼けした。台風で雨の中の競馬もやむをえないと思っていただけにうれしい誤算である。明日も好天に恵まれますように。
上山競馬スレッドに続きます。
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