ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

神話と神コミュのハヌマーン

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
風の神ヴァーユの息子であり、猿の王スグリーヴァの使いである猿神ハヌマーンは、なみ外れた俊敏さと、空を飛び、姿や大きさを変える能力を持っている。その名前は、「顎骨を持つもの」という意である。

ハヌマーンの物語は、叙事詩『ラーマーヤナ』で知ることができる。そこでは、ヴィシュヌの化身、英雄ラーマの忠実なる協力者として、この猿神は活躍するのだ。神話によれば、鬼神ラーヴァナに連れていかれたラーマの妻シーターを、ラーマとともに救援に向かったハヌマーンは、ランカー島にシーターが囚われていることを探り出す。ハヌマーンが海の上を飛び、島に渡ろうとすると、怪物のスラサが妨害し、飲み込もうとしてきた。

それに対してハヌマーンは体を巨大化させ、敵の口を大きく広げさせたうえで、今度は親指の大きさに体を縮め、相手の頭蓋骨のなかを駆け回って打ち破る。ようやくランカー島に渡ったハヌマーンは、そこでシーターを発見。だが空を飛べないラーマは、島に渡ることができない。そこでハヌマーンは、猿の軍団を呼び寄せて島まで橋をかけるのである。こうして、ラーマとハヌマーンは、力を合わせて鬼神ラーヴァナを倒すことに成功する。

このハヌマーンの神話が中国に伝わって、孫悟空の活躍する『西遊記』が生まれた。『西遊記』は日本にも伝わり、広く親しまれることとなった。欧米各国に輸出されて人気を博している漫画『ドラゴン・ボール』は、もちろんこの『西遊記』がベースにある。そういう意味で、この猿神こそ、ヒンドゥー神話の神々のなかで、もっとも世界規模で有名な神といえるだろう。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

神話と神 更新情報

神話と神のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング