国文学・日本文学コミュの質問・教えて！

ここでは、こーゆーコミュでひたすら嫌われ気味の
「質問です」や「～について教えて下さい」
をまとめて引き受けるトピです。
ここに書かれた「質問・教えて」は基本的に削除しません。
簡単な質問や手抜き卒論希望者等はこちらに願います。
どなたか奇特な方が答えてくれないとも限りません。

　【　注　　意　】
ここに書かれた「そーゆー書込み」に対し、
ひたすら批難したり叩くだけ叩くのは「人として」止めましょう。

コメント(18)

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[2] mixiユーザー 08月24日 09:13

えーとですね、これに関しては一概に言えない事があります。
つまり、「何の価格か？」によって随分違うんですよね。
単純に考えると２円→2000円～3000円くらいかなと思います。

因みに、この数値は昭和15年当時の「本」の価格からの計算。

[4] mixiユーザー 03月15日 00:55

随分久し振りですがｗ
質問したい事があります。
ノーベル文学賞を受賞した川端康成の『雪国』についてです。

これまでに二度読みました。
一回目は高校生の頃、二回目は大学生の時、最近です。
高校生の時は純粋に悲恋の話だと認識し、何でこの作品がノーベル賞を取れたんだろうと思いました。
最近になって読んでみたらどの様な変化でかは分からないんですが、官能的な描写が多いと思いました。後は心理描写が濃いと思い、どこか退廃的だとも感じました。
この作品が世界に認められた所以とは一体何なのでしょうか？
おまけなんですが、近々映画化されらしいです。
監督はレイフ・ファインズで、舞台はカナダの雪国だそうです。かなりアメリカナイズされてしまうのか…楽しみでもあり、不安です。

僕はまだまだ若輩者で文学に対しての考察が頗る甘いと思うんですが、国文学を愛する皆様、宜しければ御教授御願いします。

[5] mixiユーザー 03月15日 23:53

　　ヤマリョウ様

川端はノーベル賞を『雪国』でとったと言うのはよく聞きますが、
多分この認識は正確には間違いだと思います。
確かノーベル賞はその作家の業績や作品の芸術性を総合的に評価し、
その受賞者を決めていたと思いますよ～。

それと、私の記憶違いかもしれませんが、
ノーベル賞の賞状(？)の片側にその受賞者にまつわる絵が描かれるそうで、
川端のその絵は「千羽鶴」だったと…思う(すごく自信無いケドｗ)。

[6] mixiユーザー 03月16日 00:24

加藤様

ありがとうございます。
純粋な興味からなんですが、加藤様は『雪国』の魅力とは一体どの部分だと考えていますか？

[7] mixiユーザー 07月01日 23:24

最近漸く漱石の『こころ』を読みました。
物凄くたくさんの解釈があると思うんですが、皆さんはどう思われたんでしょうか？

[8] mixiユーザー 07月01日 23:55

奥さんはみんな知っていた！
奥さんの立場で読むと面白いと
思います。

[9] mixiユーザー 07月02日 23:15

ヨセフ様

ありがとうございます。奥さんの視点ですか…初めて読んだ限りでは奥さんは何も知らなくて蚊帳の外な印象だったんですが、確かに面白そうです。

[10] mixiユーザー 11月02日 19:51

参加させていただき、まだ日が浅い者ですが、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

早速ですが、2点ございます。

・上田秋成『雨月物語』の『菊花の約』について

登場人物及び、内容は、歴史上実際に起こった事なのでしょうか？

・上記作品と、小泉八雲『守られた約束』との関連性について、ご存知の事がありましたら教えてください。

いろいろ調べているのですが、勉強不足にて申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

[11] mixiユーザー 12月04日 10:52

最近、若い小学校の女の先生が、読書は嫌いと言ったのを聞いて

胸が痛んでいます。その女性の問題だけではなく、そんな先生を

作りだす教員養成制度に疑問を感じました。

本さえ読めば良いとは、ひどい国文学の系の人も知っていますので

思いませんが、なんとかできないか。一緒に考えて頂ければ幸いです。

[12] mixiユーザー 12月11日 00:42

　こんばんは、ヨセフさん。ヨセフさんは読書を厭う教員について嘆いていらっしゃるのですね。
　以前、集英社文庫が「古典文学と人気漫画家のコラボ」を行いました。太宰治の『人間失格』に漫画『DEATH NOTE』で有名な小畑健氏のイラストをカバーに起用したところ、爆発的な売れ行きだったそうです。また、マンガ好き活字嫌いな中高生がこれを足がかりに文学作品に興味を持つようになったそうです。
　この手法はニンジン嫌いな子どもの克服方法と似ていると思います。ニンジン嫌いな子どもが、ハート形や星形に切り抜かれたニンジンは食べられるのと一緒です。味つけ（＝内容）は一切変えていないのに、見た目から「嫌い」なモノでも挑戦できるのです。
　その他にもいろいろと方法はあると思います。ヨセフさんはどのような方法をお考えですか？

[13] mixiユーザー 12月11日 01:34

ミッチーさん

　ありがとうございます。私が昔、漢文が好きになったのは吉川幸次郎の見事な詩の解釈に目が覚めるような思いをしたからです。それで名作や良書を図書館に備えることが必要だと思います。さらに、そこにその本を紹介する良いレファレンスあることです。パソコンの検索で本を探しても、それがどんな本かその内容が分からないからです。ちなみに、私の利用している図書館で「死」に関する本を探そうとしたら、漢字変換ができず「し」で検索したところ、司馬遼太郎からシンデレラまであらゆる「し」のつく本が出てきて、パソコンがしばらく動かなくなってしまいました。レファレンスができる本好きな退職した先生などのボランティアをお願いできたらと考えています。
　恥ずかしいながら、私は本の読み方を書いた読書の勧めの小冊子を作ったことがあります。生徒だけではなく学校の先生にも配ったのですが読まれた形跡がなありません。地方の新聞社が好意的な紹介をしてくれたのですが、無料であるにもかかわらず、一人だけ欲しいと言って下さっただけで、誰も求めて来られませんでした。国民読書年に活字文化推進機構へ送ったのですが受け取ったと言う手紙すらきませんでした。彼らは本気でやろうとしていないように思われます。
　仕事である高校へ行ったことがあります。先生たちに大卒と言う雰囲気が全くありませんでした。そして、その高校の図書室で待たされたのですが、本があまりにも少ないのに驚かされたのです。教師の責任と能力の影響が大きいと思ったのです。アメリカの大学では４年間に４８０冊の専門書を読ませるところがあると聞きました。もちろん、レポートも書かせるのでしょう。日本の大学もそのようなことをすれば良いと思っています。あるいは就職の面接でその分野の専門書などをどれくらい読んだか尋ねてくれれば良いと思っています。

[14] mixiユーザー 12月12日 23:48

　　ヨセフ様

　忙しい忙しいと、随分と放置してしまいました。なるべくは書き込みもしていきたいと思ってはいるのですが、なかなかどうして、儘ならないものがありますね(苦笑)。
　さて、今回の読書の件ですが、私も由々しき事だと考えています。また、これは国語科のみならず、広くどの教科についても言える事だと思われます。ザッと見た感じでの話ですので、正確さについては、もとより保証の限りではありませんが、多くの教員の蔵書量は1000冊の内に収まるでしょう。勿論、これはあらゆる書籍を含んでの数です。多分、科目の専門書となれば、数量はもっと減るはずです。
　ここで「数が多けりゃ良いってもんじゃないだろ？」とご批判を蒙りそうですが、私は基本的には「数が多けりゃ良い」と考えています。と言うのも、本を沢山抱えている人と言うのは、基本的には「本」に意識と財力を傾注出来る人なのですから、それにも関わらず、その内容に全く頓着しないと言う事は、まず考えられない事だと思います。私は古本屋としての経験から「本当の本好きは本を読まない人だ」と結論付けました。つまり、「本を読むから買う」では本好きとは言えないと言う事です。本当の本好きは「こいつは死ぬまで読まないかもしれない」と思いながらも買ってしまう人の事だと考えます。
　では、どうしてこう言う人が教育の現場に少ないのでしょうか？理由は幾つか考えられそうですが、ヨセフさんの意見にからめて考えれば、一番に挙げられるのは「身近に良いレファレンスがないこと」でしょう。多くの教育の現場には絶対的に「良いレファレンス」が欠けているのです。また、これは見方を変えれば「良いレファレンスが必要とされていない」と言う事も言えると思われますが、この点は長くなるので別にしましょう(苦笑)。
　そして、これは「教職員に対して」だけではありません。そこで教育され、「将来の教職員」となる生徒・学生達に対しても言える事です。更に、ここで言う「良いレファレンス」とは「学校図書館の拡充と司書の質の向上」だけを指している訳ではありません。勿論、各教員も「良いレファレンス」たらねばなりません。すると、「卵が先か鶏が先か」みたいな議論になるわけで、大変難しいところです。
　しかし、少なくとも「こんな本があるの！？」と言う事を知らねば読む事どころか手に取る事もないでしょう。本を読んでもらうモチベーションを高めて行くとともに、どんな本が世の中にあるのかを「知らせる」事の重要性もまた看過できないのです。
　「んな事言ったって、読みたいヤツは自分で探すでしょ？」と言う意見も聞こえてきそうですね。確かに、一昔以上前はそうだったかもしれません。しかし、古本屋は店を閉めネット販売に活路を見出しました。当店もそのクチです。一時は店舗営業する古本屋が10軒以上(ブックオフ除く)あった豊橋市も、今はたったの2軒くらいのものです。多分多くの地域で同様の傾向が見られるでしょう。探そうにも店が無いのです。
　「え？ネットで探せばいいじゃない？」ですって！？見た事も聞いた事も無い本をどうやってネットで「検索する」のですか？それは不可能です。店頭で「へー、こんな本があるんだ！」と言う出会いと発見が失われた以上、ソレの肩代わりが出来るのは「レファレンス」しかないのです。

　長くなりました。今日はこんなところで。

[15] mixiユーザー 12月13日 00:40

加藤究之介さま

ありがとうございます。

なるほどおっしゃる通りだと思います。

買って、３0年ぐらいたって役に立った本もありますが、
確かに死ぬまで読まないかもしれない本を買っています。
家内によく叱られています。

加藤周一も本好きの蔵書家は
必ずしも多読家ではないと言っていました。
大学院の時、友人は本のカビを吸い込んで
喘息の発作を起こして亡くなりました。
彼は死ぬほど本が好きだったのでしょう。

古本屋さんの御主人というのは良きレファレンスでしたね。
世間話などをしながら店に来る奥野健男の話を聞いたり、
楽しかったですね。

[16] mixiユーザー 12月13日 21:43

　こんばんは、ヨセフさん。加藤究之介さんのコメント、非常に興味深く読ませていただきました。私も「良いレファレンス」の必要性を強く感じています。
　子ども達は大人の背中を見て育ちます。私が子どもの頃は周囲の大人がよく本を読んでいました。そんな大人の姿に憧れて、背伸びをしてちょっと難しい本を読んだりしたのを覚えています。
　読書の習慣を広めるためには、「良いレファレンス」作りの工夫、文学に触れてもらうための工夫（ビジュアルやポップなどの広告なども含まれると思います）が必要だと思います。
　何より大事なのは「本を読んでいるかっこいい大人」の存在だと思います。子どもと一緒に本を読む空間を共有し、子どもが難しい漢字でつまずいたら教えてやったりするのです。小さな歩みですが、本好きな子どもを作るための１歩だと思います。
　本を読もうとしない「若い小学校の女の先生」は、まだ「子ども」なのでしょうね。
　バーなどで１杯飲まれる際は、ちょっと小粋な格好をして、カクテルができあがるまでの間に、サッと文庫本を取り出して読書をしましょう。ちょっとミステリアスでかっこいいと思います。「若い小学校の女の先生」にはビジュアルから、本を読む楽しさ、大人の上質な時間の楽しみを教えてあげるのもいいかも知れません。

[17] mixiユーザー 12月13日 22:21

ミッチーさん

　良きレファレンスの仕事をする人がいなければ、本を紹介する本を読むことになります。私の時代、堀秀彦という人の古典の紹介を読みました。ただ、彼のような教養が時代に追い越され、誠実だけれど、無力な老人になって行くのを見てしまった人たちが読書の無力を感じ、本を読むことが継承され無くなったのではないかと思われます。
　宮崎駿は本を読み、児童書の紹介までやっていますが、彼の「風の谷のナウシカ」は好きなのですが、コミック版でもアニメ版でもナウシカは物語の中では本を読んでいません。『となりのトトロ』のお父さんぐらいしか本を読んでいるシーンはありません。彼の中にも失望があるのかもしれません。
　しかし、それは早計だったと思います。古典がまだ十分に読みこなせなかったからだと思います。暉峻康隆先生の『好色物の世界西鶴入門日本放送出版協会 NHKブックス』を読んで目からウロコが落ちた思いがあります。本を読む本を紹介することも義務かもしれません。若い頃は文庫の目録を読むのが楽しみでした。

　御存じだとは思いますが、堀秀彦さんと暉峻康隆さんの片鱗を思い出すために、見つけたものを貼らせて頂きます。

堀秀彦
http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/HORI3-01.HTM
暉峻康隆
http://homepage2.nifty.com/tkeizo-2/paper1/ma130425.html

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