ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

バイエルン州立歌劇場コミュのリゴレットとPaolo Gavanelli

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
まあ今更って気もしますが・・・

オペラ祭の「リゴレット」です。
今回のこのオペラの公演で最も素晴らしかったのはリゴレット役のPaolo Gavanelli。
最愛の娘ジルダを浮気性の男マントヴァ公爵に弄ばれ復讐をもくろむ。しかしその父のたくらみを知ったジルダは自分が遊ばれていただけだと知りながらもマントヴァの身代わりになって死を選ぶ。一人この世に残されることになるリゴレット。彼の最愛の娘はもういない・・・そんな運命に翻弄される一人の父親の役をPaolo Gavanelliが熱演。
彼のリゴレットは歌唱技術もさることながらその迫真の表現力に尽きます(ただし演技は意外に大雑把。このギャップが結構見ていて楽しいです)。彼がジルダの臨終の場面で「オレを一人にしないでくれ・・・」と歌うところは思わずもらい泣きしてしまうほどの迫心の歌唱。彼は大抵のヴェルディ・バリトン役を歌うがこの役以上に芯に迫る役は他に無いでしょう。終演後のブラヴォーを一番受けていたのはもちろんPaolo Gavanelliでした。

演出について一言。ボクはあんまり現代演出に否定的なわけではないつもりですがこのオペラに関してはNG。リゴレットとジルダを除けば全員が人語を操るサル。どうやらサルの惑星がコンセプトのよう。美的に美しくない上にどうしてもコメディー調に見えるため肝心のところで感情移入がしきれません。うーん。。。。

そんな演出にも関わらず今回の公演はPaolo Gavanelliはもちろん、回りの配役もまずまずで十分に楽しむことができました。やはり歌手の歌唱・オーケストラの演奏能力が高ければ演出が多少まずくても鑑賞に堪えうるものですね。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

バイエルン州立歌劇場 更新情報

バイエルン州立歌劇場のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング