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仏光寺ファミリーコミュの渋谷会、劇台本公開

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<渋谷会の劇の台本を公開します。頑張って作りました。>

御正忌 渋谷会劇 十一月二十八日(火)0時〜テーマ お釈迦さま
はじめに会長あいさつ
【登場人物】お釈迦様・電気(窪澤・鷲沢・福井)マーヤー夫人・スジャータ(菊地)  四門の人・悪魔(渋谷) 付き人(赤松) 梵天(仲井) 阿弥陀・馬(山中)
阿難(惟) ナレーション・音木(藤林) その他〈木・修行者〉  
【道具】愛馬カンタカ・はげづら・乳粥・木(菩提樹)・杖・茶色の布団・ペンライト  
はじまりの音木 (以後、点灯○を音木一回、暗転●を二回とする。)
?.誕生 ●暗転  ※上手、向かって右。下手、向かって左。
ナレ「今から二千五百年ほど前、インドには十六の国がありました。お金持ちの人達は贅沢な暮らしをし、貧しい人達は朝から晩まで働いても中々暮らしは楽にはなりませんでした。そのころ、ヒマラヤのふもとにカピラ城があり、釈迦族の人達がスッドーダナ王のもとで暮らしていました。王の妃様はマーヤーといい、長い間赤ちゃんに恵まれませんでした。ところが、ある夜真っ白な象の夢を見て、赤ちゃんを宿されました。赤ちゃん誕生の日が近づき、マーヤーは自分の生まれた国へ帰ることになりました。その途中ルンビニーの花園に立ち寄った時のことです。」
点灯○ マーヤー上手より歩いて登場。釈尊、木の後ろに控える。
マーヤー「苦しいわ。少しここで休憩しようかしら。あら、こんなところに珍しい花があるわ。」
アショーカの花に手を伸ばす。まばゆい光がマーヤーを包む。
釈尊「おぎゃー、おぎゃー。」釈尊七歩歩き、天と地を指さして、
釈尊「天上天下唯我独尊。私はすべての人々の幸せのために、尊いいのちをもって生まれてきました。」全員拍手。
暗転● 釈尊上手へ、マーヤー下手へはける。
ナレ「四月八日のことでした。シッダールタと名づけられたお釈迦様は、カピラ城の王子として、誰よりも恵まれた贅沢な暮らしをしていました。冬、夏、雨季、それぞれの季節を過ごす宮殿もつくってもらいました。おいしいものを食べ、美しい女の人達の踊りが毎日続きました。しかし、シッダールタは少しも楽しくありませんでした。そんなある日隣の国の若くてきれいなヤソーダラーをお嫁さんに迎え、やがて、かわいい男の子ラーフラも生まれました。」
?.四門出遊
点灯○ 釈尊、付き人、馬、上手より歩いて登場。四門の人中央で控える。以後、この繰り返し
四門の人、ステージ真ん中で杖を持ち、控えている。
ナレ「ある昼下がり、お釈迦様は王様の目を盗んで、お城の門の外へ散歩しようと決意されました。」
付き人「ここが東門でございます。」
釈尊「あれはなんだい?」
付き人「あれは老人でございます。年をとると誰でもあのようになるのです。」
釈尊「私もああなるのか?」
付き人「ええ、王子様もいつかはあのようになります。」
釈尊「気分が悪い、今日は外へ出るのはやめておこう。」(上手へ)
●暗転
ナレ「それから何日かしてシッダールタは南の門から外へ出ました。」
○点灯  病人布団をかぶる。
付き人「ここが南門でございます。」(上手より)
釈尊「あれはなんだい?」
付き人「あれは病人でございます。体が弱ってくると誰でもあのように苦しみもがくのです。」
釈尊「私もああなるのか?」
付き人「ええ、王子様もいつかはあのようになります。」
釈尊「今日も外へ出るのはやめておこう。」 (上手へ)
●暗転
ナレ「また別の日、今度は西の門から外へ出ました。」
○点灯  死人、その場で倒れている。
釈尊「あれは何だ?」(上手より)
付き人「あれは死人でございます。人は誰でも最期はあのようになるのです。」
釈尊「私もああなるのか?」
付き人「ええ、王子様もいつかはあのようになります。」
釈尊「・・・今日は引き返そう。」(上手へ)
●暗転
ナレ「そして、北の門から出たある日のことです。」
○点灯 四門の人、上半身はだかで立ち上がる。
付き人「ここが北門でございます。」(上手より)
釈尊「あれは?」
付き人「あれは沙門と呼ばれる修行者でございます。」
沙門「私はみんなの苦しみを取り除いて、幸せになれる道を求めているのだよ・・・」
暗転● 釈尊、付き人そのまま真ん中に控える。四門の人上手へ。
釈尊「今は若くてきれいなヤソーダラーもやがて年をとり、病気になり、そして死んでいく・・・。ラーフラも、私も・・・。だからこそ、一日も早くあの修行者のようにみんなが幸せになる道を、私も求めなければ・・・。」
ナレ「シッダールタは何日も何日も考えました。そして、ある夜幸せそうに眠っているヤソーダラーや、ラーフラに別れを告げ、愛馬カンタカに乗ってカピラ城をあとにしました。二十九歳の時のことでした。」
点灯○ 釈尊・修行者、登場。パントマイム(腕立て、腹筋など)
ナレ「シッダールタははじめ、ふたりの仙人について、修行しました。しかし、満足できず、前正覚山の近くの苦行林に入って修行を始めました。すぐそばでは修行者たちがシッダールタを見守るように同じ苦しい修行を続けていました。六年間に渡って来る日も来る日も修行は続きました。しかし、体を痛めつけるだけの修行では悟りを開くことは無理だと思い、シッダールタは、その苦しい修行を捨てることにしました。」
暗転● 釈尊チェンジ。修行者上手へはける。
?.成道
ナレ「六年間の苦行生活で疲れ果てたシッダールタはネーランジャラー河のそばで、倒れてしまいました。そこへ、村の少女スジャータがやってきて乳がゆを差し出しました。」
点灯○ スジャータ下手より登場。大地、菩提樹、真ん中で控える。
スジャータ「お坊様、どうぞこれをお食べください。」
釈尊「あ・・・あ・・・・・・・ゴクゴク・・・。ありがとう。助かりました。」
スジャータ「お体を大切にしてください。お気をつけて。」スジャータ上手へ去る。釈尊のパントマイム。
ナレ「乳粥を食べ、元気を取り戻したシッダールタは骨と皮のやせおとろえた体をネーランジャラー河できれいにし近くの菩提樹の下に座り、さとりをひらくまではけっしてここを立つまい・・・と、心に誓いました。悪魔が出てきてシッダールタのさとりの邪魔をしました。」悪魔、上手より登場。悪魔と釈尊の戦闘。
悪魔「シッダールタ、お前は弱いのだ。これでもくらえ、どりゃあ。」
釈尊「ふあた!」悪魔倒れる。
悪魔「くっ、強いかも。だがその強さ誰も証明するものはいまい?」
釈尊「私の強さは、この大地が証明する」釈尊大地に手をつく。大地、客席を向いて言う。
大地「それなら私ができます。」
釈尊「はぁ!あたたたたたたた!」
悪魔「ぐふぉあ、バイバイキン。」上手へ吹っ飛んでいく。釈尊、落ち着いて座す。
ナレ「悪魔の誘惑に負けず、心を鎮めちょうど49日目の明けの明星が輝き始めたそのとき、シッダールタの心はすみわたりました。ついに、悟りを開くことが出来たのです。それは12月8日シッダールタ35歳のときでした。このときからシッダールタはお釈迦さま、と呼ばれるようになりました。悟りを開かれたお釈迦様は、そのよろこびを自分だけのよろこびとして、この世を去っていこうとお思いになりました。ところが、そんなお釈迦さまの前に梵天が現れ何度もお願いをしました。」梵天、下手より登場。釈尊そのままの姿勢で。
梵天「けがれた教えがはびこっています。このままでは世界は滅びてしまうでしょう。どうか、迷っている人たちのためあなたの正しい教えを説いて、お救い下さい」
釈尊「わかりました。」
暗転● 梵天、釈尊下手へはける。
?.初転法輪
ナレ「お釈迦様は、梵天の願いを聞き入れ、サールナートに向かわれました。教えを説く旅が始まったのです。サールナートには苦行林から移ってきたあの五人の修行者がいました。」
点灯○ 五人の修行者円になって座っている。釈尊下手より登場。
修行者「あそこにいるのは、落ちぶれ者のシッダールタだ。近づいてきてもあいさつなんか、するなよ。」
釈尊神後光をつけて下手より登場。修行者の一人立ち上がる。
修行者「嗚呼、あの光は・・・。友よ。どうしたというのだ。」
釈尊「如来を友と呼んではいけない。私は如より来たりし者である。」修行者全員、手を合わせ拝み、説法を乞う。
ナレ「このとき、お釈迦さまははじめて、教えを説かれました。その教えを聞き、修行者たちも、最初の弟子になることをちかいました。これを「初転法輪」といいます。それからというもの、修行者に続いて千人の弟子を連れたカッサパという三人の兄弟がお釈迦さまのもとで教えを聞くことになりました。また、舎利弗も友達の目連を誘ってその弟子二百五十人とともにお釈迦さまのもとへ集まりました。王舎城のビンビサーラ王も難陀も、阿難も、マハーカッサパも。そして、お釈迦さまの子ラーフラも妃だったヤソーダラーも・・・。お釈迦さまの弟子は次々と増え続け大きな教団となっていきました。お釈迦さまはすべての人々を分けへだてなく等しく救おうとされました。どんな人たちにも言葉をかけられ手を握られやさしく教えを説かれました。」
釈尊「この世は苦である。生きているものは必ず死んでいかなければならない。欲に生きるのでもない、禁欲をするのでもない、中道を歩みなさい。いのちあるものはすべて平等である。いのちを、おがみあうのだよ。」
暗転●  釈尊チェンジ 修行者そのまま待機。阿難下手より登場。
?.説法
ナレ「その頃、コーサラ国のスダッタという長者が祇園精舎と呼ばれる精舎をお釈迦様さまに寄進しました。お釈迦さまはここでもたくさんの教えをお説きになりました。」
点灯○ 釈尊立った状態で説法。
釈尊「いいですかみなさん。この世に起こること、この世にあるものは単独では存在するということはないのです。」
阿難「お釈迦様、お釈迦様はどのようなことを悟られたのですか。」
釈尊「阿難、あなたは今この世界で一人で生きていけますか?」
阿難「いけます。私はどんな環境であっても生きていけます。お腹が空けばその辺の草を食べます。のどが渇いたら川の水を飲みます。眠たくなったらどこか雨・風のしのげるところを探します。」
釈尊「それでは、一人で生きていくということになりませんね。」
阿難「え・・・。」
釈尊「あなたはお腹が空けば草を食べると言いましたが、食べなければどうなりますか?」
阿難「死んでしまいます。」
釈尊「そうです。食べるということ一つにおいてもあなたは様々な食物があるから生きていける。さらに言えば、生かされているのです。あなたが食べると言った草も、様々な縁によりそのようになっているのです。太陽、水、土がなければ草は育ちません。必ずお互いによりそい、影響しあいながら、生きているのですよ。すべてのものはご縁によって成り立っているのです。だから、そのあなたを生かしてくれているすべてのものに感謝しなければならないのですよ。」
阿難「私が生きているのは自分の力だけで生きているのだと思っていました。そうではなかったのですね。」
●暗転 釈尊・阿難上手へ。全員はける。
ナレ「これがお釈迦さまのさとられた縁起の道理です。この後もお釈迦さまはすべての人々のために、亡くなられるまで、様々な形で教えをお説きになられたのです。また悲劇もありました、竹林精舎を寄進した頻婆娑羅王の王舎城で大変なことが起こったのです。王子阿闍世がお釈迦さまの教団をのっとろうとした友人の提婆達多にだまされ父を七重の地下牢に閉じ込めて殺そうとしたのです。その上、それを助けようとした母の韋提希までも宮殿の奥深く閉じ込めてしまいました。苦しみ悩む、韋提希の側へお釈迦さまが現れ、全ての人が等しく救われていく阿弥陀様の教えを順々とお説きになりました。韋提希はそのお念仏の教えを聞き涙を流して喜びました。」
?.涅槃
点灯○ お釈迦さま阿難、上手より歩いて登場。大地、木、馬、弟子たち全員集合。
ナレ「八十歳になられたお釈迦さまはクシナガラにたどり着かれたときもう、一歩も歩くことが出来ませんでした。」
釈尊「阿難よ、あの沙羅双樹の間に頭が北になるように床を用意しておくれ。少し、横になりたいのだ・・・。」
ナレ「お釈迦さまは、顔を西に右のわきを下にして静かに横たわられました。」
釈尊「阿難よ悲しむでない。私は教えの中に必ず生き続けている。・・・・・この世のものは全て移り変わっていく。みんな、怠ることなく目的をめざしてつとめなさい。」一同、動物たち、集まり、しくしく泣く。
ナレ「お釈迦さまの最後の言葉でした。お釈迦さまがお亡くなりになったのは2月15日でした。そののち、お釈迦さまの教えと教えに従った正しい生き方をのちの世に伝えるためにマハーカッサパは五百人のお弟子を選び、集めました。そのとき、教えをまとめる中心になったのは阿難、そして、教えに従った正しい生き方をまとめる中心になったのが、ウパーリでした。それから、ずっとのちの時代になってそれは文字として残され、それが今に至るまで世界中の人々の心の中に生き、ともしびとして、輝き続けているのです。」
●暗転 釈尊以外、全員はける。BGM流れる。
内陣点灯○ 山中阿弥陀、正面より登場。
阿弥陀「私の命は南無阿弥陀仏。」釈尊、阿弥陀に内陣へ連れていかれる。終わりの音木
○点灯 あとかたづけ。渋谷会紹介へ

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