1 PHIL DRUM SOLO〜PEOPLE OF THE SOUTH WIND 2 POINT OF KNOW RETURN 3 PLAY THE GAME TONGIHT 4 SONG FOR AMERICA 5 DAVID MAION SOLO〜THE WALL 6 REASON TO BE 7 DUST IN THE WIND 8 OPUS INSERT 9 CLOSET CHRONILCES 10 HOLD ON 11 WHAT'S ON MY MIND 12 BELEXES〜LIGHTNING’S HAND 13 PORTRAIT (HE KNEW) 14 SPARKS OF THE TEMPEST
ENCORE 1 FIGHT FIRE WITH FIRE 2 CARRY ON WAYWARD SON
サビの♪People of the south wind, people of the southern wind ♪の部分では、RAGS、BILLYに加えて、MANIONもコーラスに加わり分厚い音を奏でます。
ちなみにMANIONは、リハのときには、長髪をそのままにしていましたが、ステージでは、髪の毛を束ねていました。
レポート読むだけでもワクワクしますね。日本のファン代表として頼もしい存在です。私もセットリストは知ってたけど、はちべぇさんのためにもここでは載せませんでした。でもロニー初日はSong For Americaはやらなかったそうです。People Of The South Wind のオープニング、いいなあ。私は高校生の時、カバーした大好きな曲です。
POTSWが終わると、大歓声の中、BILLYがMCを取る。RONNIEの紹介をしてから、いつも通りの”GOOD EVENING AND WELCOME TO KANSAS!”と叫びながら、始まったのはPOINT OF KNOW RETURN.
何度聴いてもこの曲のイントロを聴くと鳥肌が立つ。MANIONのKEYの音色もいままでのKANSASの音色を踏襲して細かくピアノ、オルガンの音色を使い分けていて、違和感がない。
曲はRONNIとBILLYのVOCALを中心に進む。RONNIEは、曲の中盤の♪Your father, he said he needs 〜♪のあたりハイトーン、ロングトーンと難所が続く部分も、楽々と乗り切った。
このとき、RONNIEは右端のKEYの場所から離れて、真ん中で歌っていた。RONNIEがVOCALのみに専念するときに、よくやるポーズは、両手のてのひらを、じゃんけんのパーのようにして マイクではさむポーズ。
すでにネットでは何度も目にしていたポーズを今回も披露してくれた。
曲の構成はここ数年と変わらず、1992年〜1996年の頃のように、終盤でバイオリンや、ギターのソロも入らず、♪How long to the point of know return♪で終了。会場はもうKANSASのペース!
Reason To Be 聞きたかったなあ。私は80年の武道館に行ったけど、この曲をやった記憶はないです。YouTubeにロニー加入初ライブ全編の音源が載っていて聞いたんですが、Reason To Be の出だし、ロニーが間違えていました。レディングではどうでしたか?レポートの続編、楽しみに待っています。
しばらく間が空いてから始まったのはSONG FOR AMERICAだ。RONNIEはKEYを弾きながらVOCALを取る。RONNIE、MANIONの二人のKEYがすばらしい。スタジオ盤を踏襲しながら、オルガンの音、ピアノの音、粘りっけのあるシンセの音などを使い分けていた。約9分間、飽きさせない演奏だった。
THE WALLが終わるとステージが暗くなり、しばらく間が空く。BILLYはCREWからTAYLORのアコギを手渡された。フィードバック防止のために、サウンドホールにフタがしてあるのがわかる。
他方RICHはスタンドに備え付けのアコギを弾く準備。「あ〜DUST IN THE WINDだな」と思いきや、いつもと様子が違い、RICHが声を出してカウントを取る。「あれ?」と思っていたら、始まった曲はMONOLITHからのREASON TO BEだった!これは驚いた。MONOLITHからの曲はあまり演奏されないので、SET LISTの中で2曲も演奏されるのは珍しいのではなかろうか?
PHILのDRUMSはPOINT OF KNOW RETURNのイラストをモチーフにしたヘッドのツインバスドラム。ヘッドを良く見るとEVANSとしか書いてない。ただ、DRUMSのラック部分にYAMAHAの文字が書かれたプレートが貼ってあった。タムタムは3つ、シンバルは7枚だった。また「メインの」スネアは二つのバスドラムの中央にあった。それに加えて、PHILから見て左手に「サブの」スネアが備え付けられていた。
このスネアは、この後の、ある曲の、ある部分で活躍することになる。
2005年に見たときには、ここの部分がスタジオ盤と異なり、MONOLITHからA AGLIMPES OF HOMEの間奏部分を挟んで演奏していた。では今回はどうか?スタジオ盤どおりだった!ここの部分で、ドラムがマーチングバンド風になるのだが、PHILは、彼自身の左側にセットしてあった「サブの」スネアを叩いていた。
CLOSET CHRONICLESは、ライブ盤 TWO FOR THE SHOW(以下TFTS)にも収録されていた曲だ。しかし、初めてCD化されたときに、アルバム全体がCD一枚の収録時間に収まらなくなり、この曲がカットされてしまったことがある(その後、REMASTERされたときに、再収録)。
後にリニューアルされたTHE BEST OF KANSASにTFTSバージョンのCLOSET CHRONILCESが収録されたものの、こんどは、BESTから、PERFECT LOVERがカットされるという「玉突き現象」が起きてしまった。 今でもオフィシャルのアルバムには、PERFECT LOVERは収録されておらず、「さまよえるPERFECT LOVER」になってしまったのである。個人的には好きな曲だけに残念だ。(以下次回)
WHAT'S ON MY MINDの後、MCを挟んでから、定番のBELEXES〜LIGHTNING’S HAND が演奏された。その後、BILLYが手拍子をあおりながら始まったのは、予想通りPORTRAIT(HE KNEW)だった。このとき「いよいよ(アンコール前の)最後の曲か」と思った。今までだったら、PORTRAITから、MAGNUM OPUS、ときには、PINNACLEなどにつないで終了というパターンだったからだ。
しかし、PORTRAIT単独で終了して、ちょっと拍子抜け。その拍子抜けしたところに、すかさず、SPARKS OF THE TEMPESTのリフが!この間の取り方がとても良い。
1曲目はFIGHT FIRE WITH FIRE!RAGSはギターを弾いていた。間奏部分では、いつも通り、FREAKS OF NATUREからUNDER THE KNIFEを挟み、ここだけRAGSはギターを後ろに回して、バイオリンを弾いていた。そしてRICHのギターソロへ。ソロから戻ったあとの♪FIGHT FIRE〜♪のところだけ、ドラムだけになる!ここが最高に格好良い! こうしてFIGHT FIRE WITH FIREが終わり、そして最後の1曲を残すだけになった。
FIGHT FIRE WITH FIREが終わるとすかさず、アカペラ部分のKEYを取るために♪ジャン♪という音に続いて♪CARRY ON MY WAYWARD SON〜♪と始まった。いよいよこの素晴らしいライブの最後の曲が始まった。RAGSはギターに専念、ツインギターで曲は進行する。MANIONの演奏と思われるが、ピアノの音も聞こえる。また間奏部分ではオルガンの音色が決まっていた!