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後藤新平関連の記事を載せるトピックを作成してみました。新聞、雑誌なんでも構いません。
皆さんで後藤新平の情報を共有できればと思います。必ず、引用先も記入してください。

コメント(6)

□産経新聞2007/7/30「産経抄」より

「政治は力だ」。こう看破したのは、平民宰相といわれた原敬だ。日本で初めて政党内閣が誕生させながら、凶刃に倒れた原ならではの言葉だが、同じ岩手県出身の後藤新平は「奇怪なる政治的用語」と批判した◇台湾総督府民政長官や満鉄総裁として、植民地行政に腕をふるい、政界に転じてからは、外相、東京市長、内相などを歴任した。生前は「大風呂敷」ともあだ名されたが、そのスケールの大きい政策が生誕150年を迎えた今年、あらためて脚光を浴びている◇その後藤が晩年に情熱を傾けたのが、「政治の倫理化」運動だった。大正14(1925)年に、せっかく普通選挙法が成立したというのに、政界は汚職がはびこり、政党は足の引っ張り合いを続けていた。後藤は脳溢血と闘いながら、10ヶ月にわたって全国を遊説して、立憲政治のあるべき姿を国民に訴えた◇ちょうど、東京都墨田区の江戸東京博物館で開かれている「後藤新平展」の一角では、倫理化運動のPRのために作られたアニメ映画が上映されている。肖像写真で登場する後藤が、手段を選ばず政権を奪取しようとする政治家と目先のことしか関心がない官僚を退治する場面もある◇まるで80年後の政治の混乱を見通しているかのようだ。きのう投票された参院選は、小沢一郎代表が率いる民主党が圧勝した。岩手県水沢出身の小沢が尊敬する人物としてあげるのが原敬だ。原の宿敵だった元老山県有朋の出身地、山口から選出された安倍晋三首相から、力で政権をもぎ取る決意を固めたことだろう◇ただ、内外の情勢が政治の空白を許さないほど逼迫していることは、十分承知のはず。もう一人の郷土の偉人、後藤の言葉にも耳を傾けてほしい。
□日本経済新聞2006/8/17 後藤新平、海水浴のすすめ――日本大学教授畔柳昭雄氏(文化)

国民の健康と公衆衛生の普及に腐心した明治の偉人
 明治のころ、海水浴は孤島の、できるだけ波が激しく打ち寄せる荒磯海岸で行うのが望ましいとされていた。激しい波に身体をさらし、皮膚を刺激するのが健康に良いと考えられていたのだ。
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 友人の説得で出版
 私は、海を生活空間として活用することを目指す海洋建築工学が専門である。数年前からわが国における海水浴の起源を調べるうち、「大風呂敷」と言われた明治・大正期の政治家、後藤新平が海水浴に深くかかわっていたことを知った。
 海水浴という言葉が初めて資料に出てくるのは、一八八一年(明治十四年)六月発行の内務省衛生局雑誌34号といっていい。「海水浴説」という記事である。
 愛知病院長兼医学校長心得の職にあった後藤新平は、記事が出る二年ほど前、現場調査で愛知県知多郡大野村(現常滑市)の海水浴場を訪れた。大野村は「尾張名所図会」に描かれるほど有名な海水浴場だった。が、人々が時期も考えずに海水浴をするなど誤解が多い現実を知り、意見書を本庁に書き送った。
 数年後、意見書のことを知った友人が後藤に出版を働きかけた。後藤は当初、「海水浴説と同じような内容の本を出しても仕方がない」と取り合わなかったが、粘り強い説得に折れ、「海水浴説」や洋書から要点を抜粋して整理。それらを意見書の内容に加えて出版に及んだ。それが翌八二年刊行の『海水功用論 附海濱療法』である。
 私は、この本の著者、後藤新平が東京市長や満鉄総裁、外相などを歴任した後藤新平と同姓同名の別人だと思っていた。ところが、いろいろ調べてゆくうち、同一人物であることが分かった。
 海水功用論は二つの章で構成している。海水浴・海浜療法の章は十五項目あり、海水の波動や温度、化学的成分、海気と呼ばれる海上の清浄な空気を吸う医学的効用について述べている。波動が皮膚に刺激を与え、皮膚の新陳代謝機能を促すことで慢性疾患を治すとしている。ただ過敏症の小児や老人、疾患のある者には海水浴を禁じた。
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 三河湾で自ら体験
 後藤はまた、三河湾の湾口に浮かぶ佐久島を訪れ、海水浴をしている。自ら体験し、功用論に生かしたのだろう。海水浴に適した海底は砂石が良く、早朝、波の激しい場所を選び、安全のため身体を縄でつないで静かに水中に入るべしとした。また、セ氏二八度ほどに温めた海水を早朝、決まった時間に決められた回数だけ浴びる温浴法の効能も説いている。
 さらに毎日一回、冷たい海水と温かい海水を交互に浴びる灌漑(かんがい)法や婦人病の浴療法としての膣内注入法などにも言及。海水を便秘の治療に使う浣腸法、日暮れに一盃の海水を飲用する内用法、灼熱(しゃくねつ)の砂で全身あるいは局部を覆う海浜砂浴について、その用法と効能を解説している。
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 長与専斎がキーマン
 明治期には同様の解説書が多数出版され、私はそのほとんどに目を通している。それらの先駆けとなった『海水功用論』も以前から知ってはいた。だが国会図書館にもないと他の人の論文で知り、内容を知ることをあきらめていた。
 一方、後藤新平研究の分野ではなぜか、『海水功用論』は話題にのぼらない。自伝や関連文献にも海水浴に関するそれらしき記述を見た記憶がなかった。ある時、周囲にいた人物やその時期の後藤の行動が気になり、改めて資料を見直してみた。すると愛知病院時代の行動、人間関係などから政治家、後藤が著者であることが判明した。
 キーマンは、一八七一年に岩倉使節団の一員として欧米医事視察に行った医師の長与専斎だった。長与はその後、内務省に入り衛生局長時代に、後藤新平とその公衆衛生に対する考え方に強い関心を持った。長与が聴講生として蘭学を学んだ長崎伝習所時代からの記録を調べると、後に後藤と関係を持つ人物たちの存在も見えてきた。それまでばらばらに見えた人物や出来事が一本の線でつながったわけだ。
 そんな矢先の昨春、『海水功用論』を発見した。国会図書館で改めて調べたところ、保管されていたのだ。八一年前後に、長与と後藤の共通した関心は、国民の健康と公衆衛生の普及にあった。海水浴はその手立ての一つだったと分かった。
 後藤は内務省の雑誌を読み、同じ思いを持つ者がいることに感じ入り机をたたき喜んだという。研究はこれからが本番。海水浴を巡ってどんなドラマが展開したのか、さらなる研究が楽しみである。(くろやなぎ・あきお=日本大学教授)
2008年6月4日放送
NHK 「その時歴史が動いた」で後藤新平の特集してました。
DVDにとっています。
後藤新平関連は岩手広域の岩手日報より、県南中心の胆江日日新聞にローカルな研究や記事が載ります。
後藤新平賞に細川元首相…震災がれきで防波堤
(読売新聞 - 06月01日 19:09)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2035374&media_id=20
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 国家や地域の発展に寄与した人を表彰する第6回後藤新平賞(後藤新平の会主催、読売新聞社後援)が1日、細川護煕元首相に決まった。

 熊本県知事時代の文化的な街づくりや、東日本大震災で出たがれきを盛り土にして緑の防波堤を作る「瓦礫(がれき)を活(い)かす森の長城プロジェクト」発足に理事長として貢献したことなどが評価された。授賞式は7月15日、東京・神田の学士会館で。

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