Knuth著「The Art of Computer Programming」訳本があると思いますが、
その、Vol.3が数値計算に関する部分になりますが、私はあまりお勧めしません。
少し古いのと数式がたくさん出てきて、私は疲れました。平気な方には良いかもしれません。
その点「Concrete Math.」のほうは、授業内容の紹介本のようなスタイルをとっていて読み易く、本文の横に、いたずら書きのような注があり、例題も豊富で読み物感覚で読めます。エクササイズも興味ある問題が多いです。難しい問題やまだ、解けてない問題も載っています。
畑違いかもしれませんが、Graham,Knuth,Patashnik著[Concrete Mathematics]副タイトルが[A Foundation For Computer Science]、Addison-Wesley出版社の本です。
コンピュータ畑の本のようですが、実に楽しく、離散的な数学の入門書として良いと思います。ちなみに最初は再帰方程式のために、ハノイの塔の問題から入っています。
共立出版から訳本も出ていますが、できれば原本で読まれることをお勧めします。
というのは、Knuth先生が授業中に言った冗談や、コメントが本文の横に書いてあるのです。訳本でもちゃんと訳して同様にしてありますが、やはり臨場感を感じるには原本の方が良いと思います。